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<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第11日(三回戦、ベスト32)

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2019.12.24 Tue.

浅田プロ素晴らしいパーフォーマンスだったが元世界No.2の壁に阻まれる

https://www.pdc.tv/news/2019/…

William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>

12月23日(月)午後セッション
<三回戦結果>
ルーク・ハンフリーズ(46)<94.8> 4-2 ニコ・クルツ(183)<96.16>
エイドリアン・ルイス(13)<93.74> 4-3 ダレン・ウェブスター(20)<92.4>
ディミトリ・バン・デン・バーグ(29)<94.21> 4-2 ルーク・ウッドハウス(69)<90.41>

12月23日(月)夕刻セッション
<三回戦結果>
ジェフリー・デ・ズワーン(23)<106.09> 4-3 デーブ・チズナル(10)<101.74>
ギャリー・アンダーソン(5)<99.85> 4-3 ライアン・サール(52)<95.15>
ピーター・ライト(7)<94.42> 4-2 浅田斉吾(-)<95.56>

※向こう2日分を掲載
(勝敗は2018/2019)

12月27日(金)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<三回戦組合せ>
サイモン・ウィットロック(14) vs マービン・キング(19)
(〇/〇)
ダリル・ガーニー(6) vs グレン・ダラン(27)
(-/〇●〇)
ファロン・シャーロック(-) vs クリス・ドービー(22)
(-/ー)

12月27日(金)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<三回戦組合せ>
ガーウィン・プライス(3) vs ジョン・ヘンダーソン(29)
(●〇/〇)

<四回戦組合せ>
ギャリー・アンダーソン(5) vs ネーザン・アスピナル(12)
(-/●)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs スティーブン・バンティング(17)
(〇〇/〇〇)

<その後の対戦予定>
四回戦(ベスト16)
スティーブ・ビートン(25) vs ダリウス・ラバノースカス(82)
ディミトリ・バン・デン・バーグ(29) vs エイドリアン・ルイス(13)
キム・ハイブレクト(41) vs ルーク・ハンフリーズ(46)
ピーター・ライト(7) vs ジェフリー・デ・ズワーン(23)
ガーニー/ダラン vs シャーロック/ドービー
プライス/ヘンダーソン vs ウィットロック/キング

準々決勝(ベスト8)
バン・ガーウェン/バンティング vs ビートン/ラバノースカス
アンダーソン/アスピナル vs バン・デン・バーグ/ルイス
ハイブレクト/ハンフリーズ vs ライト/デ・ズワーン
ガーニー/ダラン/シャーロック/ドービー vs プライス/ヘンダーソン/ウィットロック/キング

フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス

賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド

ジェフリー・デ・ズワーンは月曜、ロンドンのアレキサンドラパレスで行われた魅了する戦いでデーブ・チズナルを4-3で破り、2019/20Wililam Hillワールドダーツチャンピオンシップで最高のパーフォーマンスを演出した。ギャリー・アンダーソンとピーター・ライトもベスト16へ進出した。

売り出し中のオランダのスター、デ・ズワーンはアベレージ106.09でこれは今年のイベントで最高記録となった。彼はダブル率も53%に達し、3度目のワールドチャンピオンシップでベスト16入りを果たした。

クリスマス前の開催はこの日の三回戦6試合で終え、デ・ズワーンのはじけるディスプレーは3日間の休日を前にして記録された。

「こんな風にプレーでき、そして偉大なプレーヤーのデーブ・チズナルも破るなんて驚くばかりだ。」とデ・ズワーン。

「練習ではそんなにいいプレーをしてきていなかったけどステージ上では自信があり、デーブのようなプレーヤーに勝つにはそういうものが必要なんだろう。」

「いつもああいう風にプレーすれば僕はワールドチャンピオンになるのだろうけど、まだそれを考えたくはない。」

「ダーツは全てその瞬間のもので、どの試合にもアベレージ106を期待できない。どうなるかは見てみよう。」

試合の序盤4セットでは17個の180得点が飛び交って分け合い、第5セットはデ・ズワーンが火を噴き2連続12ダーツなどでセットカウント3-2リードとした。

両者は撃ち合いを続け2度のワールドチャンピオンシップベスト8のチズナルは2個の12ダーツなどで応戦し3-3のレベルへ戻した。

デ・ズワーンは最終セットではさらに燃え上がりチズナルに1本もダブルを打たせず14ダーツ、10ダーツ、15ダーツで彼の最上級の勝利を完成させた。

この23歳はベスト16でライトと対戦する。この元ワールドチャンピオンシップ準優勝者は日本の浅田斉吾を4-2で退けていた。

オープニングセットを取ったにもかかわらずライトは第2セットの途中でダーツを替えた。しかしこの交換は功を奏さず、浅田に試合をレベルへ戻されてしまった。

ライトは続く9レッグのうち6レッグを奪い再び試合の主導権を握ったが、浅田も第5セットで103チェックアウト、96フィニッシュを見せセットカウントを3-2まで戻した。

スコットランドNo.2のライトは終盤強いダーツで、最後の84フィニッシュなど2つの15ダーツで試合を締めくくった。

ライトのワールドカップのパートナー、アンダーソンも1-3の劣勢からライアン・サールを4-3で破りワールドチャンピオンシップ栄冠のハットトリック達成目標を維持した。

サールは2年連続のベスト16入りかと思われたが、オープニングセットを決める3本のダブルをミス、しかし失望をよそにたった3レッグを落としたのみで続く3セットを奪い返した。

インターバルの後、アンダーソンは使命に燃え続く7レッグのうち6レッグを奪って試合を最終セットへ持ち込んだ。

サールへの攻撃は止まず、アンダーソンは大きくアドバンテージを握って反撃もないまま3レッグを奪い四回戦進出の道をつけた。

「1-3の劣勢となった時ライアンは絶好調だったし僕には失うものはなかった。だからしっかりと自分のことをするようにした。」とアンダーソン、彼はベスト16でネーザン・アスピナルと対戦する。

「勝利でほっとしたのは明らかだ。これで家族とクリスマスを過ごすのが楽しみになった。その後また戻ってきて次の準備をしたい。」

「僕は余りいいプレーではなかった。ライアンの方が良かったけど僕も自分のフォームを少し取り戻した。僕がやったことには満足している。」

同じ2度のワールドチャンピオン、エイドリアン・ルイスも10回のワールドチャンピオンシップ出場で9回目のベスト16進出を果たした。彼はこのトーナメント中一番予測不能の試合でダレン・ウェブスターを退けた。

2試合続けてルイスの立ち上がりはピリッとせず荒々しいウェブスターの前に瞬く間に2セットを落としていた。ウェブスターはこのビッグステージで彼にとって今年一番となるパーフォーマンスを披露した。

しかしウェブスターは第3セット最終レッグで3本のダブル12をミス、ルイスが180得点に続き14ダブルをあがり差を半分へ縮めた。

第4セットも最終レッグまでもつれ、再びウェブスターがセットとなるダブルをミス、今回は2本で20ダブルと10ダブルでルイスが残り46を2本であがって試合をレベルへ戻した。

ウェブスターは自分の組み立てを取り戻し次のセットを勝って3-2とすると、第6セットは高レベルのものとなりウェブスターは9ダーツトライで12ダブルをミス、セットはルイスがレッグカウント3-2で奪い最終第7セットへなだれ込んだ。

4レッグを終え二人を分かつものはなく、試合はタイブレークに突入、ルイスが13ダーツでブレークし次のレッグを素晴らしい78フィニッシュで終え素晴らしい戦いはついに幕を閉じた。

「僕は全く一回戦と同じことをやった。緩いダーツで始まったがあれは避けたかった。」とルイス。

「この状況でスロースタートはプレッシャーを下げると思う。これはダーツスポーツの最大のステージだしね。」

「僕がいいプレーを始めると絶対彼はついてくる。僕が落とすと彼も同じだ。」

「とにかく彼は凄かった。あれは僕が知っている限り彼の生涯ベストの試合だったと思う。」

「僕が出来る限りのベストで戦っているし僕がどこまで行けるか見てみよう。」

ルイスは次の四回戦でベルギーのNo.1、ディミトリ・バン・デン・バーグと対戦する。彼はルーク・ウッドハウスに4-2で勝利し、3年間で2度目のベスト8進出まであと1勝に迫った。

2度のワールドユースチャンピオン、バン・デン・バーグは試合を通し6個の100越えのチェックアウトを出していたが、まずただちに第1セット第1レッグで128をチェックアウト、そのままセットカウントを2-0リードとした。

逆風の中ウッドハウスも反撃し続く3セットのうち2セットを奪い返しセットカウントは3-2に、しかし続く第6セットでレッグカウント2-0リードとしながら16ダブルのセットを奪うダブルをミス、バン・デン・バーグが86フィニッシュで取って勝利した。

現ワールドユースチャンピオン、ルーク・ハンフリーズは2年連続のベスト8進出を狙い続けた。彼は新進気鋭のドイツの才能、ニコ・クルツに激戦の末勝利した。

序盤4セットは分け合うと、第5セットでクルツがセットとなる20ダブルをミス、ハンフリーズが1ダブルをあがり分岐点のセットを奪った。

クルツはこのトーナメントに残る唯一のドイツ人だが、第6セットで0-2から131チェックアウトし希望をつないだもののその希望もつかの間、ハンフリーズが火を噴き13ダーツで四回戦進出を決めた。次はキム・ハイブレクトと対戦する。

William Hillワールドチャンピオンシップは次は12月27日(金)で明日から3日間クリスマス休暇入りする。27日は三回戦を2セッションで行い夕刻セッションには四回戦も加わる。午後セッションではファロン・シャーロックがおとぎ話の進出を続けクリス・ドービーと対戦、夕刻セッションにはマイケル・バン・ガーウェンやギャリー・アンダーソンが出場する。

第12日も英国ではNOW TVでのスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。

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