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<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第12日(三回戦、四回戦)

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2019.12.28 Sat.

老骨を大切にしよう。背中痛療養のギャリー、坐骨神経痛のキングが敗退

https://www.pdc.tv/news/2019/…

William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>

12月27日(金)午後セッション
<三回戦結果>
サイモン・ウィットロック(14)<90.94> 4-1 マービン・キング(19)<89.51>
グレン・ダラン(27)<97.94> 4-2 ダリル・ガーニー(6)<96.84>
クリス・ドービー(22)<101.09> 4-2 ファロン・シャーロック(-)<90.45>

12月27日(金)夕刻セッション
<三回戦結果>
ガーウィン・プライス(3)<104.2> 4-0 ジョン・ヘンダーソン(29)<94.59>

<四回戦結果>
ネーザン・アスピナル(12)<97.97> 4-2 ギャリー・アンダーソン(5)<97.42>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<104.09> 4-0 スティーブン・バンティング(17)<84.71>

※向こう2日分を掲載
(勝敗は2018/2019)

12月28日(土)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<四回戦ベスト16組合せ>
スティーブ・ビートン(25) vs ダリウス・ラバノースカス(82)
(ー/●●)
キム・ハイブレクト(41) vs ルーク・ハンフリーズ(46)
(-/●)
ディミトリ・バン・デン・バーグ(29) vs エイドリアン・ルイス(13)
(〇/〇●●)

12月28日(土)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<四回戦ベスト16組合せ>
ピーター・ライト(7) vs ジェフリー・デ・ズワーン(23)
(-/〇●)
グレン・ダラン(27) vs クリス・ドービー(22)
(-/〇〇)
ガーウィン・プライス(3) vs サイモン・ウィットロック(14)
(●〇〇〇●/●〇)

12月29日(日)午後セッション(現地12:30、日本21:30)
<準々決勝組合せ>
ネーザン・アスピナル(12) vs バン・デン・バーグ/ルイス
ハイブレクト/ハンフリーズ vs ライト/デ・ズワーン

12月29日(日)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<準々決勝組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ビートン/ラバノースカス
ダラン/ドービー vs プライス/ウィットロック

フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス

賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド

ネーザン・アスピナルはギャリー・アンダーソンをノックアウトしマイケル・バン・ガーウェンと並んで2019/20William Hillワールドダーツチャンピオンシップ準々決勝へと進んだ。ファロン・シャーロックのおとぎ話のような大進撃も金曜、ロンドン、アレキサンドラパレスで終焉を迎えた。

昨年のベスト4、アスピナルは2度のワールドチャンピオン、アンダーソンを4-2で下した。一方バン・ガーウェンはスティーブン・バンティングを4-0のホワイトウォッシュとし、この2人が真っ先にベスト8入りを決めた。

アスピナルとアンダーソンの接戦はスコットランド人が第1セットを取って始まったが、第2セットで残り20を誤って15ダブルへ迷い込んだ時アスピナルが16ダブルを決めてレベルとした。

続く2セットは分け合うと、第5セットも引き続き最終第5レッグへもつれ込みアスピナルが集中して4ダブルを仕留めセットカウントを3-2リードとした。

第6セットではアスピナルは11個目の180得点から最終レッグまで行きつくことなく10ダブルをあがって勝利、2年連続のベスト4まであと1勝とした。

「ダーツ界の伝説、ギャリー・アンダーソンをワールドチャンピオンシップのステージで倒しただなんて世界は僕のものだ。」とUKオープンチャンピオンのアスピナル。

「信じられない、この瞬間のためにダーツをしているのだ。」

「去年は大進撃をやってのけた。2019年は凄くいい年だったけどここ2,3か月はベストな状況ではなかったので僕の試合が輝いたのが嬉しい。」

「このトーナメントに向けて明らかにプレッシャーがあるけど、みんなが僕を勝利へ導いてくれそこから自信を貰っている。」

アスピナルは現チャンピオンのバン・ガーウェンと並んでベスト8入りとなったが、バン・ガーウェンは君臨の様相でスティーブン・バンティングを4-0で掃き出し、タイトル防衛へと突き進んだ。

世界No.1のバン・ガーウェンはアベレージ104.09、7個の180得点、130チェックアウトなどで過去8年で7度目となるベスト8進出を決めた。

この日早々、3日間のクリスマス休暇から戻ったダーツ界最大のイベントは三回戦の最後の4試合を行い、クリス・ドービーが歴史を作ったシャーロックに4-2で勝ちベスト16進出を決めた。

開拓者のシャーロックはテッド・エベッツ、メンサー・スルホビッチへの勝利からビッグステージでのハットトリックを目指しオープニングセットは77フィニッシュで完璧なスタートを切った。

第2セットでは104チェックアウト96チェックアウトと素晴らしいフィニッシュを見せたが、ドービーの攻勢を避けるには不十分だった。しかし力のあるシャーロックは素晴らしい142チェックアウトなどで再びセットカウントを2-1リードとした。

シャーロックの素晴らしさと同様、2度のテレビ放映イベントベスト4のドービーは自身のトップフォームを発揮しここからわずか1レッグを与えたのみでアベレージ101.09の試合を完了した。

「クリスは終盤にかけ本当に素晴らしいプレーをしていたわ。彼にはついて行けなかったもの。」とシャーロック。

「私はここでのどんな瞬間も本当に好きだった。今日も観客は素晴らしかったわ。みんなが応援してくれる環境なんて最高。」

「こんな経験は初めて。でもこれからもこうしたいな。」

「この旅はまだ続き1月にはQスクールを受けるつもり。出来ればツアーカードを貰ったり、6月にニューヨークでのワールドシリーズイベントも決まったし楽しいことばかり。」

一方、新進気鋭のドービーは2年連続のベスト16進出に大喜び。次はグレン・ダランと対戦する。

「絶対にこの試合は僕の生涯最大で最高に厳しい試合だった。」とドービー。

「僕は試練が欲しかったしそうなった。ファロンは持ち味を100%ぶつけてきた。彼女にはシャッポを脱ぐばかりだ。」

「ファロンを追い出す枠割は辛い。みんなと同じように彼女がもっと活躍する場面を見たかったからね。」

「ファロンはこのままやって貰いたいし名を上げて貰いたい。でも僕は僕の家族の生活を支えなきゃいけない。」

「今日はベストで行かなくてはいけなかった。有難いことにそうできた。これで北東対決が待ち遠しくなった。僕の良く知るグレンだ。」

ダランはPDCの初年度で3度テレビ放映イベントのベスト4を経験しているが、第6シードのダリル・ガーニーに4-2で勝利し、アレキサンドラパレスの夢のデビューイベントを継続中だ。

この3年連続のレイクサイドチャンピオン、ダランはセットカウントを2度リードしたが、頑強な北アイルランド人のガーニーは両方とも反撃し試合を2-2のレベルへ押し戻した。

第5セットはガーニーの先攻だがダランはタイミング良く180得点からの62チェックアウトで再びアドバンテージを取った。

第6セットでブレークを見せレッグカウントを2-1リードとしたガーニーは回復したかに見えたが、ダランはこの試合4個目の100越えフィニッシュとなる109をチェックアウト、最後は13ダーツで試合を決めた。

ガーウィン・プライスにはドラマは見えなかった。この世界No.3は一直線で勝利へ突っ走りジョン・ヘンダーソンに4-0ホワイトウォッシュでベスト16入りした。

ウェールズのプライスは初戦でオコーナーにマッチとなるダブルトライさせてしまったが、この2年連続のグランドスラムオブダーツチャンピオンは目を見張るアベレージ104.2という素晴らしいダーツを披露した。

プライスの次の対戦相手はサイモン・ウィットロックだ。ウィットロックはマービン・キングに4-1で勝利し6年ぶりのベスト16入りを果たした。

元ベスト4のキングは完璧なスタートを演じ序盤5レッグを連取、しかしウィットロックは流れを止め3レッグ連取でセットカウントを1-1のレベルとした。

ウィットロックは第3セットも取りセットカウント2-1とリード、このオーストラリアNo.1は148チェックアウトなどで進み終盤2セットを奪い取った。

William Hillワールドチャンピオンシップは12月28日(土)に残る準々決勝進出6枠を目指し戦いを繰り広げる。

2度のワールドチャンピオン、エイドリアン・ルイスは午後セッションに出場、夕刻セッションにはプライスとウィットロックも出場する。

第13日も英国ではNOW TVでのスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。

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