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<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第14日(準々決勝)

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2019.12.30 Mon.

最高レベル同士の激戦、これぞ最高峰PDCの醍醐味

https://www.pdc.tv/news/2019/…

William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>

12月29日(日)午後セッション
<準々決勝結果>
ネーザン・アスピナル(12)<95.31> 5-3 ディミトリ・バン・デン・バーグ(29)<91.12>
ピーター・ライト(7)<105.86> 5-3 ルーク・ハンフリーズ(46)<98.65>

12月29日(日)夕刻セッション
<準々決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<99.5> 5-2 ダリウス・ラバノースカス(82)<90.25>
ガーウィン・プライス(3)<99.69> 5-1 グレン・ダラン(27)<94.42>

12月30日(月)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<準決勝組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ネーザン・アスピナル(12)
(-/●〇●)
ガーウィン・プライス(3) vs ピーター・ライト(7)
(△●●●●〇/〇〇●〇)

1月1日(水)夕刻セッション(現地19:00、日本翌日04:00)
<決勝組合せ>
バン・ガーウェン/アスピナル vs プライス/ライト

※決勝対戦相手勝敗
バン・ガーウェン vs プライス
(〇〇〇/〇〇△〇〇〇●〇)
バン・ガーウェン vs ライト
(〇●〇〇●〇●●/〇〇●〇●〇〇●〇)
アスピナル vs プライス
(●/〇●●〇●〇●●)
アスピナル vs ライト
(●/〇〇)

フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット(タイブレークなし)
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦=ベストオブ7セット
四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
※二回戦からはタイブレーク適用、最終セットは2レッグクリアのこと、第11レッグはサドンデス

賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
四回戦負け=35,000ポンド
三回戦負け=25,000ポンド
二回戦負け=15,000ポンド
一回戦負け=7,500ポンド

マイケル・バン・ガーウェンが日曜、アレキサンドラパレスで4度目のWilliam Hillワールドチャンピオンシップタイトルに向けさらに一歩近づき準決勝進出を決めた。ガーウィン・プライス、ピーター・ライト、ネーザン・アスピナルらも準決勝進出が決まった。

バン・ガーウェンはダリウス・ラバノースカスに5-2で勝利しタイトル防衛の戦いを継続した。ラバノースカスは世界No.1を乗り越える最大のチャンスを逸した。

オープニングセットは奪ったが、この勇敢なリトアニア人は第7セットでバン・ガーウェンのリードを阻止し4-3とする6本のダブルをミス、するとこのオランダ人は4度目のワールドチャンピオンシップ栄冠に向かいさらに一段歩を進めた。

「仕事は出来たけどもっといいプレーをしなければいけない。」と2014年、2017年、2019年の優勝者。彼は準決勝でネーザン・アスピナルと対戦する。

「ところどころで集中力を欠いてしまった。あれはいけない。でも逆にいい瞬間もあった。」

「次の試合には全てを適正にする。ネーザンは素晴らしい一年だったし、僕との試合も素晴らしいものになるだろう。でももし僕がトップレベルのプレーをすれば彼を破るには十分過ぎるだろう。」

この世界No.1は第1セットの第4レッグで158フィニッシュを見せたものの、ラバノースカスは最終レッグを素晴らしい80フィニッシュしこのセットを奪った。

バン・ガーウェンもリトアニア人のインブルフィニッシュのミスを突き第2セットを3-2で取り戻した。

このオランダ人は相手方が自分のダーツを受けようとして指を切ってしまいレフリーのジョージ・ノーブルに手当てを受け中断した奇怪な第3セットも奪った。

バン・ガーウェンは更に137チェックアウト、84フィニッシュ、72フィニッシュでセット差を2つリードしたが、このリードも第5セットをラバノースカスが10ダブルを仕留めて3-1で奪い減らされてしまった。

バン・ガーウェンは相手が180得点を連発したにもかかわらず連取続く3レッグを連取した。

ラバノースカスは第7セットの第5レッグで攻勢をかけたがセットポイントとなる6本のダブルをミス、ディフェンディングチャンピオンが4ダブルを上がって仕事を完結した。

プライスはグレン・ダランとの対戦でスタートからフィニッシュまで君臨し第3セットを落としただけの5-1で勝利、アリパリデビュー者の挑戦を終わらせた。

2度のグランドスラムチャンピオン、プライスは8個の180得点と火を噴きアベレージを100切れとして初めてのワールドチャンピオンシップベスト4入りを果たした。

「彼の先を行き自分が試合の主導権を握っていると感じた。」とプライス。彼は月曜にライトと対戦する。「グレンはムラが多かった。でも僕のチェックアウトが彼の心を折ってしまったと思う。」

「この試合を5-1で勝てたのは嬉しい。僕がピーターのことを気にするよりピーターは僕のことを気にしていると思う。」

「準決勝は本当に自信がある。彼は1セットでも取れればラッキーだろう。」

プライスは105チェックアウト、126チェックアウトで第1セットを3-2とし後攻で始まった第2セットも3-1で奪った。

ダランは第3セットを136チェックアウトなどで3-1で取り戻したがこの3度のレイクサイドチャンピオンに優るとも劣らないプライスがここから3セットを3-1で奪取した。

午後セッションではライトとアスピナルが相手の短い反撃をかわしベスト4入りを決めた。

2014年の準優勝者、ライトはトップクラスのディスプレーでルーク・ハンフリーズを5-3で退け、アスピナルは昨年のデビュー戦で達成したベスト4入りに肩を並べた。アスピナルもディミトリ・バン・デンバーグに同じスコアで勝利していた。

元準優勝のライトはアベレージがほぼ106、誰もが驚く170チェックアウト、161チェックアウトなどで屈強なハンフリーズを横に追いやった。

「飛び抜けて彼に君臨したかった。それが出来た。」と第7シード。彼はセットカウント4-1リードとした。

「ルークは凄いプレーヤーだし彼は時々その片鱗を見せた。でも僕は前の試合よりずっと集中していた。」

「いいプレーが出来たが決勝までにはもっと安定感が必要だ。でも最高の気分だし、こんないい気分の時は誰にでも勝利できる。」

ライトは序盤の攻防から君臨、このトーナメント8個目となる170チェックアウト、さらに124チェックアウトと続けオープニングセットを3-1で奪った。さらに3レッグを連取しリードを2倍とした。

このスコットランド人が144チェックアウトの12ダブルをミスすると、ハンフリーズがこのチャンスに8ダブルをしっかりと決め最初のセットを奪った。

ライトはこの反撃に頓着せず第4セットを再び強いセットとし、素晴らしい161チェックアウトなどで12ダーツ、12ダーツ、11ダーツと3-1で奪った。

彼は第5セットも4レッグで奪ってリードを伸ばしたものの、ハンフリーズも反撃、第6セット、ホワイトウォッシュの第7セットと取って差を4-3へ縮めた。

この元UKオープンチャンピオンは結果的に別格のクォリティでの勝利を第8セットの最後を2ダブルであがって3-1とし完成させた。

一方、アスピナルは気迫の反撃を見せたバン・デン・バーグを退け、2年連続のベスト4進出を決めた。

この第12シードもセットカウント4-1リードとしたが、最後は第8セットでの勝利となった。

「彼は最後はあきらめた様子だった。」とアスピナル。彼は12か月前のデビュー戦でもベスト4入りを果たしていた。

「何故あんなに緊張したのか判らない。記憶しておかなければいけない何かかも知れない。こういった場面がそうさせただろうし凄いプレーができなかった。だから勝てて嬉しい。」

「僕は最後に闘争心をお見せすることが出来たしチャンスをものにした。ここに出場することが大好きだし僕が目指しているものを明日ファンの皆様にショーとしてお見せしたい。」

アスピナルは最初の3レッグそれぞれでダブルをミス、バン・デン・バーグにオープニングセットを3-0で奪われてしまった。

しかしこのUKチャンピオンは反撃し続く2セットを3-1で取り第4セットではベルギー人が4本のダブルをミスする間に奪い取り2セットリードとした。

この2019USダーツマスターズ優勝者は第5レッグも3-2で取ったが第6セットでマッチのダブルをミス、バン・デン・バーグが最終レッグでしがみついた。

第7セットは2年連続のワールドユースチャンピオンが80フィニッシュ、70フィニッシュと続け3-1で奪った。しかしアスピナルは第8セットで2レッグの劣勢から反撃、最終セットへもつれ込むことなしに13ダーツで勝利を完了させた。

月曜の準決勝へ向け、バン・ガーウェンが1月1日にシドワデル杯を掲げる見込みは未だ一番人気のオッズで1/2だ。

プライスが7/2で二番人気、ライトとプライスは7/1、アスピナルは14/1のアウトサイダーだ。

準決勝も英国ではスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。

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