<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第15日(準決勝)
好調ライトと得点力不足のMVGで実力伯仲の決勝戦へ
https://www.pdc.tv/news/2019/…
William Hillワールドチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内はアベレージ>
12月30日(月)夕刻セッション
<準決勝結果>
ピーター・ライト(7)<98.39> 6-3 ガーウィン・プライス(3)<89.94>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<96.34> 6-3 ネーザン・アスピナル(12)<92.04>
1月1日(水)夕刻セッション
<決勝組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ピーター・ライト(7)
(〇●〇〇●〇●●/〇〇●〇●〇〇●〇)
賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
優勝オッズ:
マイケル・バン・ガーウェン 4/11
ピーター・ライト 11/5
マイケル・バン・ガーウェンとピーター・ライトが月曜、ロンドンのアレキサンドラパレスでそれぞれネーザン・アスピナルとガーウィン・プライスを破り、2019/20William Hillワールドダーツチャンピオンシップ決勝で戦うこととなった。
現チャンピオン、バン・ガーウェンと元準優勝のライトは供に6-3で勝利し、2013/14年決戦の再現へ進んだ。 2013/14決勝ではバン・ガーウェンが7-4で勝利し初のワールドチャンピオンシップの栄冠に浴している。
ダーツ最大のイベントは新年にクライマックスに達し、バン・ガーウェンとライトが垂涎のシドワデル杯と優勝賞金500,000ポンドを目指し角を突き合わせる。
準決勝の夜にはバン・ガーウェンがアスピナルの挑戦をものともせず4度目のワールドチャンピオンシップ決勝進出を決めた。アスピナルは2年連続でのベスト4進出だった。
オープニングセットの最終レッグはバン・ガーウェンが14ダーツでブレークで取り、アスピナルも第2セットでようやく緊張感も落ち着き124チェックアウトでブレークし3-1でレベルとした。
アスピナルは第3セット最終レッグでの3ビジットでトリプルが出ずバン・ガーウェンが残り48を平らげて再びセットをリード、しかしアスピナルは第4セットで再び反撃し最終レッグを110チェックアウトしえ2-2のレベルへ戻した。
第5セットはアスピナルが20ダブルをミス、バン・ガーウェンが容赦なく残り25を2本でフィニッシュし3-2とリード、さらに第6セットでは1レッグも渡さず奪い取りセットカウント4-2のアドバンテージとした。
第7セットはアスピナルが強く反撃し3-0で取ってセット差を再び1セットと縮めた。しかし彼は第8セットの最終レッグでもダブルが決まらず、バン・ガーウェンが2本で68をフィニッシュし5-3リードとした。
その後アスピナルからはこれといった反撃もなく、バン・ガーウェンが第9セットの最後を10ダブルで仕留めて3-1で取り、4度目のワールドチャンピオンシップの栄冠へ最後の一歩を進めた。
「いいプレーをしなければいけない時僕はいつもそう出来た。だから僕のプレーには文句を言えない。」とバン・ガーウェン。彼は初のワールドチャンピオンシップタイトル防衛を強く望んでいる。
「悪い得点が多すぎたけどもっと出来るのは判っている。決勝にはその点を直さなければいけない。」
「ピーターが僕とプレーする時はいつも彼は得点力を全面に出してくるけどダブルをミスしていた。僕にとっては有利なことだ。」
「僕はこのトーナメントのこれ迄よりもう少しいいプレーが出来ればと思う。決勝が楽しみだ。」
「僕が彼を考えているより彼は僕の真の実力を考えていないと思う。」
ライトは試合を支配した恰好でいらいらする世界No.3のプライスに6-3で勝利し2度目となるワールドチャンピオンシップ決勝進出を決めた。
3度目となるワールドチャンピオンシップ準決勝を戦い、ライトはどの局面でもプライスを上回り2度目の決勝進出を決めた。彼はウェールズのプライスより7個以上の180得点、より良いダブル率だった。
オープニングセットは最終レッグまで行きライトが11ダーツで取ると、このスコットランドのワールドカップ優勝者は第2セットも131チェックアウトから始めるなどフライングスタートを続けた。
しかしプライスはアベレージで12ポイント近くもの差があったものの第2、第3セットで復元力を見せ、この試合唯一の100越えとなる100チェックアウトなどで奪いセットカウントを2-1リードとした。
第4セットはライトが2つの13ダーツで反撃して勝利、第5セットも81フィニッシュで奪ってセットカウント3-2の逆転リードとした。
プライスは3レッグ連取で第6セットを取りレベルへ戻したが、これが2度のグランドスラムオブダーツチャンピオンにとってこの試合で最後にうまく行った場面となった。
第7セットではライトが最終レッグを15ダーツで取り4-3とリードすると第8セットも3-1で取り差を2倍にした。
第9セットではライトはこのトーナメントで自身57個目となる180得点から、プライスの2本のダブルミスを突きライトは10本目となるダブルトライでようやく決め、6年ぶり2度目のワールドチャンピオンシップ決勝進出を果たした。
「今夜は大事なところでのダブルミスが目立ち相手に付け入られたけど、最後は彼にチャンスを回すことを止められた。」とライト。ライトはギャリー・アンダーソンが2016/17年ワールドチャンピオンシップで記録した71個の180得点までにはあと15個必要だ。
「僕は6年前より歳をとったがより賢くなった。当時はワールドチャンピオンになる感触を持っていなかったけど今はある。」
「僕はいくつかの決勝でマイケルを破ったことがあるけど、彼に対してメンタル面の障壁はない。」
「何週間か前、彼にワールドチャンピオンシップ決勝で会うだろうと話していたが本当になった。」
「ワールドチャンピオンになる意味は余り深く考えたことはない。他のどのトーナメントでもやっているように出場して自分のプレーをするだけだ。誰が勝者か見てみよう。」
William Hillワールドダーツチャンピオンシップ決勝は英国ではスカイスポーツダーツチャンネル、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網、pdctv-HDでライブ放映される。