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PDC Qスクール 最終日(全4日)

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2020.01.20 Mon.

地殻変動のQスクールが完結、アジアオセアニアと女性が大躍進

https://www.pdc.tv/news/2020/…

日本人プレーヤーの状況
<カッコ内はスタッツ>
<一回戦結果>(ベスト512)
イアン・グリーナウェイ<74.4> 5-0 門間太郎<45.7>
浅田斉吾 Bye
ネーザン・ラファティ<87.8> 5-3 鈴木未来<92.1>
ウェイン・ジョーンズ<85.7> 5-4 山田勇樹<83.7>
クリス・クァントク<74.6> 5-3 中西永吉<71.0>
佐藤かす美<66.9> 5-3 キャメロン・ドイル<63.7>

<二回戦結果>(ベスト256)
デービッド・ラドリー<86.3> 5ー4 浅田斉吾<84.1>
マシュー・フィンチ<79.9> 5-4 佐藤かす美<72.1>

<英国五回戦結果>(ベスト32)
ウェイン・ジョーンズ<100.2> 5-2 イアン・マクファーレン<95.1>
トーマス・ラブリー<83.0> 5-2 テリー・ローチ<90.8>
スコット・テーラー<85.7> 5-3 マシュー・フィンチ<81.1>
アレクサンダー・モリソン<85.3> 5-1 ジョン・オシェア<79.5>
ダレン・ジョンソン<87.3> 5-2 アダム・モールド<88.1>
スティーブン・バートン<98.1> 5-4 カール・ハミルトン<94.4>
ダレン・ペンホール<76.7> 5-0 ジェイミー・クラーク<70.5>
ニック・ケニー<95.8> 5-2 デーブ・プリンス<100.7>
マシュー・デナント<82.6> 5-3 ピーター・ハドソン<81.8>
ウェス・ニュートン<93.7> 5-1 アラン・タバーン<93.9>
グラハム・ウシャー<86.7> 5-4 スチュワート・ホワイト<84.2>
キーン・バリー<93.9> 5-0 ルイス・ウィリアムズ<85.7>
コナー・スカット<87.2>5-4 ウィリアム・ボーランド<83.0>
スコット・ウェイツ<99.3> 5-3 スコット・ミッチェル<100.5>
アダム・ハント<92.5> 5-2 レオナルド・ゲイツ<91.4>
スティーブ・ハイン<94.1> 5-2 ダミエン・オドリスコル<82.3>

<英国六回戦結果>(ベスト16)
ウェイン・ジョーンズ<90.9> 5-4 トーマス・ラブリー<91.6>
スコット・テーラー<90.0> 5-3 アレクサンダー・モリソン<83.5>
スティーブン・バートン<87.4> 5-0 ダレン・ジョンソン<72.1>
ニック・ケニー<94.6> 5-3 ダレン・ペンホール<88.0>
マシュー・デナント<88.4> 5-0 ウェス・ニュートン<80.3>
キーン・バリー<94.4> 5-1 グラハム・ウシャー<92.1>
スコット・ウェイツ<97.5> 5-3 コナー・スカット<82.6>
アダム・ハント<89.5> 5-4 スティーブ・ハイン<94.7>

<英国七回戦結果>(準々決勝)
スコット・テーラー<89.7> 5-1 ウェイン・ジョーンズ<77.0>
ニック・ケニー<97.8> 5-1 スティーブン・バートン<88.7>
キーン・バリー<101.9> 5-2 マシュー・デナント<95.4>
スコット・ウェイツ<90.8> 5-4 アダム・ハント<88.6>

<英国八回戦結果>(準決勝)
*ニック・ケニー<110.5> 5-2 スコット・テーラー<92.0>
*スコット・ウェイツ<97.6> 5-0 キーン・バリー<86.6>

<欧州五回戦結果>(ベスト32)
ステファン・シープマン<84.1> 5-3 レデク・ザガンスキー<85.9>
ゾラン・レイクバッハー<84.3> 5-4 マンフレッド・ビルダール<80.0>
ジーノ・ヴォス<88.8> 5-3 アダム・ガウラス<80.5>
ホセ・ジャスティシア<88.1> 5-3 クリストフ・キウク<82.3>
ウェスリー・プレイザー<92.1> 5-4 リチャード・ビーンストラ<86.0>
ルーカス・ザビッキー<92.3> 5-2 アンドリュー・ビートン<89.5>
ダニー・バン・トリープ<89.5> 5-4 ジェイク・ロドリゲス<89.1>
デニス・ニルソン<95.1> 5-2 ガブリエル・パスカル<84.3>
ウェスリー・ハームズ<84.5> 5-4 ロニー・ハイブレクト<78.4>
ボリス・カリチュマー<90.4> 5-1 ザボルクス・ネメス<84.9>
ケビン・ブローメ<83.2> 5-2 マルコ・オブスト<80.1>
ミヒャエル・ウンターブフナー<92.8> 5-4 マーティン・クリーメーカー<91.3>
ダーク・バン・デュイベンボーデ<88.9> 5-3 ウィッレム・マンディガーズ<92.5>
ダーク・テルネケス<84.4> 5-0 ローマー・モーイマン<70.0>
コーディ・ハリス<94.9> 5-4 クリスチャン・キスト<89.1>
ダニエル・ラーソン<89.7> 5-2 クリスチャン・カリンガー<80.4>

<欧州六回戦結果>(ベスト16)
ステファン・シープマン<82.5> 5-4 ゾラン・レイクバッハー<81.9>
ホセ・ジャスティシア<94.7> 5-4 ジーノ・ヴォス<89.0>
ルーカス・ザビッキー<92.8> 5-0 ウェスリー・プレイザー<69.4>
ダニー・バン・トリープ<83.3> 5-3 デニス・ニルソン<78.0>
ウェスリー・ハームズ<91.6> 5-3 ボリス・カリチュマー<91.1>
ケビン・ブローメ<80.5> 5-3 ミヒャエル・ウンターブフナー<82.9>
ダーク・バン・デュイベンボーデ<87.6> 5-3 ダーク・テルネケス<90.0>
コーディ・ハリス<104.4> 5-0 ダニエル・ラーソン<82.7>

<欧州七回戦結果>(準々決勝)
ステファン・シープマン<88.2> 5-4 ホセ・ジャスティシア<83.7>
ダニー・バン・トリープ<82.5> 5-4 ルーカス・ザビッキー<80.7>
ウェスリー・ハームズ<100.2> 5-0 ケビン・ブローメ<77.7>
ダーク・バン・デュイベンボーデ<91.8> 5-2 コーディ・ハリス<89.4>

<欧州八回戦結果>(準決勝)
ステファン・シープマン<101.6> 5-1 ダニー・バン・トリープ<94.9>
ウェスリー・ハームズ<94.9> 5-1 ダーク・バン・デュイベンボーデ<82.6>

<欧州九回戦結果>(決勝)
*ステファン・シープマン<88.4> 5-3 ウェスリー・ハームズ<90.4>

(英国Qスクールポイントランキング、全4日完了)

<14ポイント>
1. ライアン・マレー
1. アダム・ハント

<13ポイント>
3. デーモン・ヘタ
3. ピーター・ジャッケス

<12ポイント>
5. アンディ・ハミルトン
5. アラン・タバーン

<11ポイント>
7. ウェイン・ジョーンズ

<10ポイント>
8. ウィリアム・ボーランド
8. スティーブ・ブラウン
8. マーティン・アトキンス(ウィガン)

<9ポイント>
11. ダレン・ペンホール
11. リサ・アシュトン
---以上ツアーカード獲得ーーー
11. スティーブ・ハイン
11. ウェス・ニュートン
11. トニー・ニューウェル
11. スティーブン・バートン

<8ポイント>
17. デーブ・プリンス
17. リッチー・エドハウス
17. ニアル・カルトン
17. ルイス・プライド
17. カール・ハミルトン
17. キーン・バリー
17. ダリル・ピルグリム
17. ダリル・フィットン

<7ポイント>
25. デービッド・ラドリー
25. ポール・ニコルソン
25. アレクサンダー・モリソン
25. リー・エバンス
25. ギャリー・モーソン
25. トニー・リチャードソン
25. ロバート・モドラ
25. ジョン・オシェア
25. ジェイミー・クラーク

<6ポイント> 
34. 浅田斉吾
34. ジェームス・リチャードソン
34. ジム・ウィリアムズ
34. レオナルド・ゲイツ
34. ジョン・ボウルズ
34. ジェームス・ハーレル
34. アンドリュー・ギルディング
34. コリン・オズボーン
34. ライアム・ミーク
34. ギャリー・イーストウッド
34. ダニー・ロービーJr.
34. ジャード・コール
34. マシュー・フィンチ
34. トーマス・ラブリー
34. ロバート・コリンズ
34. アダム・モールド
34. ダレン・ジョンソン
34. テリー・ローチ
34. グラハム・ウーシャー
34. ダレン・デービス
34. スティーブ・ハガーティ
34. スコット・テーラー

(欧州Qスクールポイントランキング、全4日完了)

<18ポイント>
1. ダーク・バン・デュイベンボーデ

<17ポイント>
2. ウェスリー・ハームズ

<16ポイント>
3. ダーク・テルネケス

<15ポイント>
4. マーティン・クリーメーカー
4. ダニエル・ラーソン

<14ポイント>
6. ボリス・カリチュマー
6. クリストフ・キウク
---以上ツアーカード獲得ーーー

<13ポイント>
8. ゾラン・レイク・バッハー
8. コーディ・ハリス

<12ポイント>
10. チボールト・トリコール
10. ジェイク・ロドリゲス
10. デニス・ニルソン
10. ダニー・バン・トリープ
10. ベリー・バン・ピアー

リサ・アシュトンが日曜、ウィガンでのQスクールで女性で初のPDCツアーカードを獲得するという歴史的快挙を達成した。

4度のBDOウーマンワールドチャンピオン、アシュトンは記念すべき日にQスクールポイントランキングの第12位(最後尾)でツアーカードを獲得、2020年、2021年とPDCプロツアーで戦うこととなった。

アシュトンは2018/19ワールドチャンピオンシップへ出場した経験を持つが、この日は二回戦でジャスティン・スミスに2-5で敗退しポイントを追加することが出来ず、神経をピリピリさせて結果を待たなければならなかった。

しかし結果的にはアシュトンは第2日のベスト8入りなどでの9ポイントが功を奏し、初の女性によるPDCプロフェッショナルサーキット出場権獲得に十分となった。

アシュトンは9ポイントで並んだ6プレーヤーの一人だが、彼女とダレン・ペンホールが4日間にわたる勝敗レッグ差で優位となり、この二人が最後の権利獲得に滑り込んだ。

「最後にツアーカードを獲得出来て本当に、本当に嬉しい。」とアシュトン。彼女は2019年Qスクールではあと1ポイント及ばなかった。

「私はみんなが懸命に戦っている間一日中ここに座って見守っていた。ツアーカード獲得できたかどうかは結果だけ教えてねと言っておいた。待っている間ストレスをコントロール出来ないからね。」

「だから私が頂いたと判った時はそれはもう最高の瞬間だった。」

「私が出場できるどんなトーナメントも出場したい。対戦相手が誰であれどんどん倒していくつもりなのでみんな用心しててね。」

「500人以上の男性を押しのけて選ばれたなんて、何と幸せなことでしょう。」

「でも私はもっと能力があり、どこでも私の夢を実現していくわ。」

ウィガンとヒルデスハイムでの劇的な最終日はクライマックスを迎え、22プレーヤーが2年間のツアーカードを獲得した。

2度のBDOチャンピオン、スコット・ウェイツは最終日にウェールズのニック・ケニーと並び自動的にツアーカードを獲得、2020年から初めてPDCサーキットで戦うこととなった。

前3日間のQスクールでは苦悩していたが、この元グランドスラム優勝のウェイツは最終日にフォームを回復し、ツアーカード獲得を決める最終試合で十代のアイルランドの衝撃、キーン・バリーを5-0のホワイトウォッシュし最高点に達した。

「これが出来たなんて驚きだ。」とウェイツ。「僕は今日ここへ来たら試合で勝って獲得しなきゃだめと思っていた。今日は一日中自分の持前のゲームが出来た。」

「キーンは素晴らしいプレーヤーだ。だから彼に5-0で勝ったなんて驚きだ。彼はもう少し経験を積めば恐ろしいプレーヤーになるだろう。」

「以前はこちらへ移る適当な時がなかった。でも今は正しい時だと思う。どうなるか見てみよう。」

「滅茶苦茶練習しようと思っている。この機会が立ち上がって進めといっているようだ。」

2度デベロプメントツアー優勝のキーニーも新しいPDCサーキットのメンバーに加わった。彼はカードを賭けた最終試合のプレーオフまでベストパーフォーマンスを温存し、アベレージ110.5でスコット・テーラーに5-2で勝利した。

英国Qスクールポイントランキングでアシュトンと供に他の11名が加わった。この中には元ワールドチャンピオンシップ準優勝のアンディ・ハミルトンも入っている。

ジュニアダーツコーポレーション議長のスティーブ・ブラウンは中国でのJDC関連委員会出席のため、Qスクール最終日へは出場できなかったものの、序盤2日間の頑張りにより5年間の空白期間を越えPDCツアーへ復帰が決まった。

ブリスベンマスターズ優勝のデーモン・ヘタは初めてのQスクール出場でツアーカードを獲得、同郷オーストラリアから驚きの進出を見せたペンホールと供にサーキットへ参加する。

スコットランドの二人、ライアン・マレーとウィリアムボーランド、ウィガンのマーティン・アトキンスもツアーへの新参入組だ。

アダム・ハント、アラン・タバーン、ウェイン・ジョーンズも2019年末にツアーカード失効となったが直ちに回復した。ピーター・ジャッケスは1年間のブランクの後復帰となった。

欧州Qスクールでは、ドイツのステファン・シープマンがヒルデスハイムの最終日にウェスリー・ハームズを5-3で下し初めてのPDCツアー参戦を決めた。

しかし2度のBDOチャンピオンシップベスト4入りのハームズはこの4日間で活躍を見せ初めてのPDCツアーカード獲得には十分なポイントを得ていた。

「物凄くタフな4日間だった。」とハームズ。

「僕の目標は毎日ベスト8入りだったけど、初日にベスト32で敗退し不安になった。しかし最終日にその分を挽回した。」

「全てが僕にとって新しいことだらけだ。でも初めてのPDCでのプレーをとても楽しみにしている。」

ハームズと同郷オランダのダーク・テルネケスとマーティン・クラーメーカーも初めてツアーカードを獲得した。一方、ダーク・バン・デュイベンボーデは初めての更新で勝ち取った。

スウェーデンのダニエル・ラーソン、クロアチアのボリス・カリチュマー、ポーランドのクリストフ・キウクも欧州Qスクールポイントランキングから初めてのPDCツアーカードを獲得した。

これら31名のPDCツアーカード獲得者は2020年最初のPDCプロツアーとしてプレーヤーズチャンピオンシップ#1、#2に出場出来る。このトーナメントは2月8日、9日にバーンスリー、メトロドームで開催される。

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