<メジャー>マスターズ、最終日
ピーター・ライトがワールドチャンピオンシップに続きメジャー2連勝
https://www.pdc.tv/news/2020/…
2020年Ladbrokesマスターズ
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<カッコ内jはアベレージ>
(勝敗は2018/2019)
2月2日(日)午後セッション
<準々決勝結果>
マイケル・スミス(5)<88.04> 10-6 エイドリアン・ルイス(13)<92.47>
ネーザン・アスピナル(8)<95.0> 10-8 ジョニー・クレイトン(16)<95.53>
ギャリー・アンダーソン(6)<102.39> 10-2 ガーウィン・プライス(3)<99.53>
ピーター・ライト(2)<97.6> 10-0 デーブ・チズナル(10)<78.94>
2月2日(日)夕刻セッション
<準決勝結果>
マイケル・スミス(5)<92.48> 11-10 ネーザン・アスピナル(8)<92.4>
ピーター・ライト(2)<98.86> 11-7 ギャリー・アンダーソン(6)<96.85>
<決勝結果>
ピーター・ライト(2)<95.01> 11-10 マイケル・スミス(5)<89.71>
フォーマット:
一回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ
賞金:
優勝=60,000ポンド
準優勝=25,000ポンド
ベスト4=17,500ポンド
ベスト8=10,000
一回戦敗退=5,000ポンド
ピーター・ライトがワールドチャンピオンとして初めてのトーナメントで栄冠を勝ち取った。彼はこの日曜、ミルトンキーンズでの2020年Ladbrokesマスターズ決勝でマイケル・スミスに劇的な勝利を収めた。
マーシャルアリーナでのスリリングな決勝は予想外のクライマックスを迎え、スミスが最終レッグでマッチとなる3本のダブルを浪費するとライトが最後の1本で8ダブルを仕留め更なる栄光を獲得した。
これはライトにとって初のマスターズ優勝であり、新年のワールドチャンピオンシップ優勝後初トーナメントの上初のメジャートーナメント優勝となった。彼にとっては初めて2連続のテレビ放映タイトル獲得だった。
「今夜の僕は物凄く運の強いプレーヤーだ、マイケルが優勝だった筈だ。」とライト。彼は60,000ポンドをポケットにした。
「僕は以前は彼のような状況が多かった。だから彼の気持ちは判るし可哀想だ。」
「でも僕は今年初のトーナメントに優勝し本当に天にも昇る気持ちだ。出来ればもっと優勝が欲しい。」
「僕のパーフォーマンスは終盤に失速した。余りにも多くのダブルをミスしたのでこれを直さなければいけない。」
「全体的にはこの週末の結末にとても満足しており、この驚くべき素晴らしい観客が僕の特別な夜を支えてくれたことに感謝する。」
この日早々、世界No.2のライトは準々決勝でデーブ・チズナルを10-0のホワイトウォッシュ、続いて準決勝ではスコットランドをワールドカップで優勝に導いたチームメイトのギャリー・アンダーソンを11-7で退けた。
一方スミスはベスト8でエイドリアン・ルイスに10-6で勝利、準決勝ではネーザン・アスピナルと最終レッグまでもつれ込んで勝利しライトとの決戦へ向かった。
決勝はライトが強いところを見せ5-2リードで主導権を取った。決心したスミスはまったく調子が上がらなかったものの反撃して6-4とした。
スミスは大事なところの相手先攻をブレーク、さらに130チェックアウトで8-8のレベルとし続く4レッグは分け合ったのち、試合は最終レッグでの対決となった。
スミスは最終レッグを8個目の180得点でスタート、続いて140得点したがライトも171得点で返しセントへレンズのスミスにプレッシャーを掛け続けた。ここでスミスは20ダブル2本、彼の大好きな10ダブル1本のマッチとなるダブルをミスしてしまった。
ライトはここで8ダブルを3本トライ、最後の1本が劇的な決勝の幕を閉じた。スミスはテレビタイトル決勝で再び苦悩の敗退を喫してしまった。
「ピーターは序盤でもっと簡単に僕を葬ることが出来たはずだ。自分でチャンスを作りながらまたミスしてしまった。」とフラストレーションのたまったスミス。
「本当に優勝したかった。マッチとなるダブルは強く投げ過ぎたと思う。でも僕の手を離れたダーツは全部入るような雰囲気があった。」
「僕の大きなコレクションの中に再び準優勝のトロフィだ。でもきっとこれを克服する。明日は20ダブルを練習しにボードへ向かう。」
「今はとても失望の気持ちだけど2020年はいいスタートを切れた。でももうすぐプレミアリーグもあるしUKオープンも迫っている。とても楽しみだ。」
ライトとスミスはこれから2020年Unibetプレミアリーグ第1夜へ集中する。このイベントは今週木曜にアバディーンの新P&Jライブで開催される。
アンダーソンもプレミアリーグを前に新年度を強いダーツでスタートした。彼は準々決勝ではアベレージ102に達し、ガーウィン・プライスに素晴らしい10-2で勝利した。
現UKオープンチャンピオンのアスピナルも準々決勝でジョニー・クレイトンに10-8で勝利しマスターズデビューでベスト4入りを果たした。ジョニー・クレイトンは準々決勝でも強いディスプレーを見せつけたものの、マイケル・バン・ガーウェンを倒した勢いを続けることが出来なかった。