<メジャー>プレミアリーグ第3夜(全17夜)
新参のアスピナル、ダランが再浮上
https://www.pdc.tv/news/2020/…
2020Unibetプレミアリーグ第3夜
(勝敗は2018/2019)
2月20日(木)
カーディフ、モーターポイントアリーナ
<対戦結果>
ピーター・ライト<101.95> 7-5 ロブ・クロス<90.13>
マイケル・スミス<105.51> 7-1 ジョニー・クレイトン(チャレンジ)<97.44>
ネーザン・アスピナル<101.12> 7-5 マイケル・バン・ガーウェン<97.61>
ダリル・ガーニー<97.46> 6-6 ガーウィン・プライス<93.7>
グレン・ダラン<97.24> 7-4 ギャリー・アンダーソン<96.89>
リーグテーブル
(第3夜終了時点) / ポイント / レッグ差
1.グレン・ダラン / 5 / +7
2.マイケル・バン・ガーウェン / 4 / +6
3.ネーザン・アスピナル / 4 / +4
4.マイケル・スミス / 3 / +2
5.ロブ・クロス / 3 / 0
5.ガーウィン・プライス / 3 / 0
5.ピーター・ライト / 3 / 0
8.ギャリー・アンダーソン / 3 / -1
9.ダリル・ガーニー / 1 / -8
10.挑戦者 / 1 / -10
第4夜 2月27日(木)
ダブリン、3アリーナ
<対戦組合せ>
グレン・ダラン vs ネーザン・アスピナル
(ー/〇〇)
ロブ・クロス vs ギャリー・アンダーソン
(●●●〇●●/-)
ダリル・ガーニー vs マイケル・スミス
(〇●△/〇●〇●)
ウィリアム・オコーナー(チャレンジ) vs マイケル・バン・ガーウェン
(●●〇/●)
ガーウィン・プライス vs ピーター・ライト
(△●●●●〇/〇〇●〇)
フォーマット(ラウンドロビン):
ベストオブ13レッグズ(ファーストトゥ7レッグズ)
ただし6-6引き分けあり
賞金:
優勝:250,000ポンド
準優勝:120,000ポンド
ベスト4:80,000ポンド
5位:70,000ポンド
6位:60,000ポンド
7位:55,000ポンド
8位:50,000ポンド
9位:35,000ポンド
リーグリーダー:25,000ポンド
合計:825,000ポンド
ネーザン・アスピナルがカーディフでの2020年Unibetプレミアリーグ第3夜で、マイケル・バン・ガーウェンに今季初黒星を負わせた。ガーウィン・プライスはウェールズの中心街でダリル・ガーニーと6-6の引き分けとした。
今季開始からの2夜は君臨する強さを見せた5度のプレミアリーグチャンピオン、バン・ガーウェンはモーターポイントアリーナの満員札止めの観客の前で7-5でアスピナルに敗れ連勝をストップさせられた。
オープニングからの2試合で1勝1敗としていた初出場者、アスピナルは世界No.1を相手に素晴らしい立ち上がりを見せ110チェックアウトなどで4-2リードとした。
バン・ガーウェンも反撃し3レッグ連取でリードを取り戻したが、アスピナルが手中の最後のダーツで18ダブルをあがり流れを食い止めた。
第11レッグではバン・ガーウェンは似つかわしくない低得点でアスピナルがアドバンテージを取りここからの2レッグで20ダブルをしっかり決め、これまでこのオランダ人との6回の対戦で3勝目をあげた。
「ようやくプレミアリーグに達した感じだ。プレミアリーグのステージで世界のベストプレーヤーに勝つほどいい事があるだろうか。」と喜びのアスピナル。
「前の2週間のプレーはちっとも嬉しくないけど、お陰で今夜いいプレーが出来たのが一層際立って感じた。」
「僕もプレミアリーグで十分活躍できることをみんなに証明できたのはとても大事なことだ。」
「今夜はどの場面もエンジョイできた。あれが僕のベストの時だと思った。観客も素晴らしかった。」
「ワールドチャンピオンシップの時のマイケルとの対戦では失望ったので彼に一つ返せたのは良かった。」
ウェールズNo.1のプライスは自分の応援軍団に勝利を提供することができず、今回のガーニー戦含め3週続けての引き分けとなった。ガーニーは今シーズン初ポイントをあげた。
接戦の中、両者ともダブルミスが目立ち第8レッグまでキープとなった。ここでプライスがようやくブレークを見せ5-4リードと頭を出した。
意を決したガーニーはここから2レッグを連取しまずは引分けを確保するとプライスも最終レッグをしっかりと取り今シーズン負けなしを維持した。
「今夜の観客は素晴らしかった。彼らのために勝ちたかったけどそう行かなかった。」とプライス。
「正直このプレッシャーの中でダリルは良くダブルを打っていた。彼はこの試合を勝っていてもおかしくなかった。」
「僕はあまり嬉しくないけど1ポイントは拾ったし全て悪いわけではない。」
「最近、僕と対戦するみんなはいいプレーをしてくる。でもそろそろ引分けを勝利に替えたい。」
プライスのワールドカップでのチームメイト、ジョニー・クレイトンはプレミアリーグデビューで火を噴く犠牲となった。マイケル・スミスがこの夜一番のパーフォーマンスを見せ7-1で勝利、彼のプレミアリーグ未勝利記録10試合に終止符を打った。
ウェールズNo.2のクレイトンは、今年の9人のチャレンジャーの中で一番賞金ランキングが高いが、オープニングレッグこそ取ったもののスミスの猛攻撃に手も足も出なかった。この試合で元プレミアリーグ準優勝者はアベレージも105.51に達した。
スミスは167チェックアウトで4-1とリードを明確にし3レッグ後には142チェックアウトでプレミアリーグの勝利を味わった。これは昨年3月以来初勝利だ。
「今シーズン初勝利を上げられて天にも昇る気持ちだ。プレミアリーグで前に勝ってから10試合も勝てなかったなんて信じられない。」とスミス。
「ジョニーが序盤の2,3レッグを勝たせてくれたし167チェックアウトは本当に転換点だった。」
「一度リードを奪った時、先週と同じようなミスをするなと自分に言い聞かせた。僕が一試合を自滅で棒に振ったのには本当に腹が立たったからね。」
グレン・ダランはギャリー・アンダーソンに目を見張る7-4勝利、これまで3試合で2勝を上げてリーグテーブルのリーダーとなった。
第2夜にファロン・シャーロックから1ポイントをセーブし、ダランは自身最高のダーツを見せ107チェックアウト、89フィニッシュ、85フィニッシュなどで5-1リードとした。
一方、2度のプレミアリーグチャンピオン、アンダーソンは122チェックアウト、64フィニッシュで反撃したもののダランが試合の主導権を離さず、リーグテーブルの頂上へ立った。
「今すごい地位になった。僕自身の経歴でプレミアリーグのトップに立つなんて考えもしなかった。」とダラン。
「ずっと偉大なギャリーをこんな凄い観客の前で破ることが出来たなんて信じられない感覚だ。」
「先週はファロンとの試合を楽しめたとは決して言えなかったけど今週は完全に楽しめた。」
「僕は強気に(トップ4に入るだろう)と言いたいけど僕はそんな人間じゃない。」
「僕は未だ審判の夜の脱落を避けたいと望むだけでその目標を達成するまでそれだけに集中している。」
ワールドチャンピオン、ピーター・ライトはロブ・クロスを7-5で退け初勝利を上げた。しかしライトは相手にアベレージで20ポイントもの差をつけたがこのスコアだった。
クロスはトリプルに苦しむとライトが3つの13ダーツなどからアドバンテージを取って3-0リードとした。
元ワールドチャンピオンのクロスは反撃し第12レッグへ到達、しかしこの元ワールドチャンピオンが126チェックアウトをミスするとライトが最後の1本で5ダブルを仕留めクロスを今シーズン初の敗退へ追いやった。
「自分で厳しい試合をしてしまった。ロブは少しも試合を諦めようとしなかった。」とライト。
「ロブは素晴らしいプレーヤーなので彼に勝てて嬉しい。」
「難しい試合と感じた。自分にプレッシャーを掛け過ぎたのでもっとリラックスしなくちゃ。」
2020年Unibetプレミアリーグの次は2月27日(木)第4夜をダブリンで開催、アイルランド共和国ワールドカップ準優勝のスター、ウィリアム・オコーナーがチャレンジャーとして登場しバン・ガーウェンと対戦する。またリーグテーブルトップのダランは新参同士のアスピナルと対戦する。