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<メジャー>Betfredワールドマッチプレー第2日(全9日)

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2020.07.20 Mon.

現チャンピオン一回戦敗退、デビュー戦のガブリエルに敗れる

https://www.pdc.tv/news/2020/…

2020年Betfredワールドマッチプレー
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
(カッコ内はPDCランキング)
<カッコ内はアベレージ>
7月19日(日) 
<一回戦結果>
メンサー・スルホビッチ(12)<100.47> 12-10 ジェイミー・ヒューズ(35)<101.13>
グレン・ダラン(15)<106.93> 10-3 ジェフリー・デ・ズワーン(21)<96.71>
ガブリエル・クレメンズ(40)<89.22> 10-8 ロブ・クロス(4)<94.4>
ピーター・ライト(2)<98.94> 10-8 ジョセ・デ・スーザ(51)<96.21>
マイケル・スミス(5)<101.02> 10-3 ジョニー・クレイトン(20)<91.1>

(勝敗は2018/2019/2020)
7月20日(月) (現地18:00、日本時間翌日02:00)
<一回戦組合せ>
デーブ・チズナル(10) vs ビンセント・バン・デ・ブート(33)
(●/〇/〇)
イアン・ホワイト(11) vs ジョー・カレン(18)
(-/〇〇〇/ー)
ダリル・ガーニー(7) vs リッキー・エバンス(27)
(●●/●〇〇/ー)
ガーウィン・プライス(3) vs ダニー・ノッパート(24)
(〇●/●/〇)
エイドリアン・ルイス(14) vs スティーブ・ビートン(25)
(〇/ー/〇)

 フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ
※2レッグ差をつけること

<賞金>
優勝:150,000ポンド
準優勝:70,000ポンド
ベスト4:50,000ポンド
ベスト8:25,000ポンド 
ベスト16:15,000ポンド
ベスト32:10,000ポンド

ガブリエル・クレメンズが日曜、現チャンピオンのロブ・クロスに10-8で勝利し夢のBetfredワールドマッチプレーデビューを果たした。ピーター・ライトはジョセ・デ・スーザの猛攻をかわし勝利した。

クロスは12か月前にフィル・テーラー杯を掲げたがこの14年間で初めて現チャンピオンの一回戦敗退となった。相手のドイツ人は素晴らしいフィニッシュを見せ続けていた。

クレメンズはクロスの序盤でのダブルミスを突き127チェックアウトなどで2-0、3-1とリード、するとこの世界No.4も反撃し14ダーツ、12ダーツでレベルへ戻した。

このデビュー戦プレーヤーは170チェックアウトでリードを2レッグとすると、クロスも素晴らしいスタイルで反応し94フィニッシュでの11ダーツ、113チェックアウトなどで初めて6-5とリードした。

クレメンズは組合せ良くインブルで72フィニッシュ、さらに80フィニッシュで再びリード、クロスもコンビネーションでの110チェックアウトで返したものの新進気鋭のドイツ人は8ダブルを仕留め自身最大の勝利に決着をつけた。

「驚くばかりだ。」とクレメンズ。彼は18本のダブルトライで10本を沈め、「僕の経験の中で最大の瞬間だ、本当に嬉しい。」

「ロブには今年凄いプレッシャーがあったのだろうけど僕のプレーも良くなかった。通常のツアーだったらもっと得点力を見せてきた。170チェックアウトの後得点力が改善した。今日のラッキーマンだ。」

クレメンズは二回戦でクリストフ・ラタイスキーと対戦するが、「彼の一回戦を見るとアベレージが107に達していた。僕ももっといいダーツをしなきゃ。」

デビュープレーヤーによりミルトンキーンのマーシャルアリーナにはもう一つ衝撃が加えられた。ポルトガルのジョセ・デ・スーザがワールドチャンピオンを8-5とリードしたのだ。

デ・スーザが素晴らしいパーフォーマンスで戦いの原動力となった。彼は161チェックアウトで序盤をリード、さらに101チェックアウトでリードを3レッグと伸ばした。

しかしライトはポイントの短いダーツセットに交換、またテレビ放映では初となった眼鏡を外した。これがきっかけか第15レッグで144チェックアウトで試合の流れを変えた。

続いて彼は重要な16ダブルをあがりレベルへ、これが2つのブレークを挟む格好となりこのスコットランド人が9-8リードとした。最後は20ダブルを仕留め決着した。

「一回戦を通過できてほっとした。でも僕のプレーにはがっかりだ。」とライト。彼は2017年ワールドマッチプレー準優勝者だ。

「ジョセは素晴らしいプレーヤーだ。ランキングプレーヤー喰いでプレミアリーグプレーヤーの可能性がある。でも僕は彼との闘いじゃなく自分と戦っていた。」

「ステージ上で眼鏡に慣れようと頑張りまたより長いポイントのダーツで序盤を開始した。でも後に先週サマーシリーズで優勝したダーツに戻した。

「5-8となった時頭にきた。照明の反射とずっと戦っていたので眼鏡を外した。ちゃんとは見えなかったけどダーツの着地点を大まか想像して狙っていた。」

「ワールドチャンピオンシップでは一回戦を幸運で勝ち優勝が出来た。今週も同じ足跡の気がする。」

しかしライトは二回戦で元ワールドマッチプレーベスト4と当たり再び厳しいテストに見舞われる。対戦相手となるグレン・ダランは素晴らしいパーフォーマンスを見せアベレージ107でジェフリー・デ・ズワーンを10-3で退けた。

デ・ズワーンはオープニングレッグこそ取ったものの、ダランは連続の14ダーツなどで4-1とリード、ほぼ試合の主導権を奪いそのリードを6-2と拡げた。

2018年にベスト4入りの経験があるデ・ズワーンは71フィニッシュで第9レッグを奪ったもののダランはここからたった55ダーツで4レッグを連取、素晴らしいディスプレーを完成させた。

「この試合を勝てて嬉しい」とダラン。「ジェフリーは一回戦で当たりたくない相手だったのでとても緊張した。でも自分のやるべき事に集中し、その結果楽しむことが出来た。」

「PDCとスカイが信じられない仕事を完遂してくれたし、正にプレミアリーグの観客の中でプレーしている感触だった。本当に素晴らしい。」

「気分は上々、大きな勝利のため、健康を感じているしいいプレーが出来ている。今は112から120くらいのチェックアウトが続けられている。今のベストプレーヤーと同じくらいだ。」

2018年準優勝のメンサー・スルホビッチはジェイミー・ヒューズとの日曜のオープニング試合で敗退目前から反撃の12-10で勝利した。

高レベルの戦いは両プレーヤーとも100越えのアベレージで、スルホビッチは10個の180得点、ヒューズは8個の180得点を繰り出した。序盤はオーストリア人が4-1リードとしたが、相手も続く8レッグのうち6レッグを奪い逆に7-6リードとした。

ここでヒューズは118チェックアウトで9-7リードとしたが、スルホビッチも途中の101チェックアウト、108チェックアウトに続く117チェックアウトで先攻をキープ、ここを3レッグ連取とし10-9と逆転、最後は127チェックアウト、112チェックアウトで大きな勝利をもぎとった。

「最高だ。」とスルホビッチ。彼は次にマイケル・スミスと対戦する。「いい反撃が出来た。絶対にあきらめない。凄い試合だったしよく集中できた。」

「1-4とされた時はまだ良かったけど7-9となった時に絶対に諦めるなと自分に言い聞かせた。これで勝利できた。」

2019年準優勝のスミスもダブル率63%と素晴らしい仕上がりでアベレージ101でウェールズのジョニー・クレイトンを10-3で退けた。

クレイトンは第2レッグを126チェックアウトしレベルとしたが、スミスは103チェックアウト、126チェックアウト、13ダーツの連続で瞬く間に7レッグを連取し8-1リードとした。

このウェールズ人も13ダーツを連続し3-8と引き戻したがスミスは次の2レッグを連取し大勝利を収めた。

「今夜は通過できただけで嬉しい。去年よりもう一歩いいところまで行きたいからね。」とスミス。「今日は踏み石で日曜にはトロフィを掲げたい。」

「序盤ではジョニーが良かったし4-1のところでも彼がリード可能だった。でも彼はダブルをミスし僕がものにした。」

「僕はフィニッシュがいいけどスタッツが示すほどいいプレーをしてたとは思えない。結構もがいていたし僕が望む自由に飛び回る感じではなかった。でもダブルが入ってくれるのであとは得点力を改善するだけだ。」

一回戦は月曜も続き5試合が予定されている。この中ではグランドスラムオブダーツチャンピオンのガーウィン・プライスがダニー・ノッパートと、元準優勝のエイドリアン・ルイスがいつまでも若々しいスティーブ・ビートンと対戦する。

試合の模様は英国ではスカイスポーツ、全世界へはDAZN、RTL7を含むPDC全世界放映網およびpdctvでライブ放映される。

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