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<メジャー>Betfredワールドマッチプレー第3日(全9日)

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2020.07.21 Tue.

メジャーイベントの一回戦はトッププレーヤーも緊張?

https://www.pdc.tv/news/2020/…

2020年Betfredワールドマッチプレー
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
(カッコ内はPDCランキング)
<カッコ内はアベレージ>
7月20日(月) 
<一回戦結果>
ビンセント・バン・デ・ブート(33)<98.95> 10-6 デーブ・チズナル(10)<94.2>
ジョー・カレン(18)<90.42> 13-12 イアン・ホワイト(11)<93.8>
ダリル・ガーニー(7)<92.37> 10-5 リッキー・エバンス(27)<90.29>
ダニー・ノッパート(24)<90.92> 10-7 ガーウィン・プライス(3)<90.73>
エイドリアン・ルイス(14)<97.27> 11-9 スティーブ・ビートン(25)<89.94>

(勝敗は2018/2019/2020)
7月21日(火) (現地18:00、日本時間翌日02:00)
<一回戦組合せ>
ネーザン・アスピナル(6) vs ディミトリ・バン・デン・バーグ(26)
(-/〇〇/〇)

<二回戦組合せ>
マイケル・スミス(5) vs メンサー・スルホビッチ(12)
(●〇/●△●〇/〇)
ギャリー・アンダーソン(8) vs ジェームス・ウェード(9)
(〇〇〇/●/ー)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs サイモン・ウィットロック(16)
(〇〇〇〇〇/〇/ー)
ガブリエル・クレメンズ(40) vs クリストフ・ラタイスキー(13)
(-/●●/●●)

 フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ
※2レッグ差をつけること

<賞金>
優勝:150,000ポンド
準優勝:70,000ポンド
ベスト4:50,000ポンド
ベスト8:25,000ポンド 
ベスト16:15,000ポンド
ベスト32:10,000ポンド

ガーウィン・プライスは月曜、ミルトンキーンズのBetfredワールドマッチプレー一回戦で無残にもダニー・ノッパートに10-7で敗れ去った。この日は5試合の一回戦が開催された。

世界No.3のプライスは序盤から苦戦、一方ノッパートはこの夏最大のイベントでウェールズ人に4年連続一回戦敗退させるアドバンテージを着々と築き上げた。

新進気鋭のオランダの才能、ノッパートは2019年にワールドマッチプレーへデビューし今年2度目の挑戦だが、5個の180得点を繰り出し二回戦進出を決めた。

「大きな勝利だ。本当に幸せ者だ。」と喜びのノッパート。「彼はベストを出せなかった。僕もベストじゃなかったけど勝てて本当に嬉しい。」

「試合序盤は観客もなくちょっと不思議な感じで変わっていた。でも僕はステージで戦えるのがとても幸せで次の試合も待ち遠しい。」

勝利したしそれが一番大事なことだ。もっといいプレーも出来るしもっとイイパーフォーマンスをしなければいけない。僕のベストのレベルなら誰にでも勝てると信じている。でも全部の試合から学ばなくちゃいけない。」

プライスも第10レッグまでに114チェックアウト、122チェックアウト、70フィニッシュと繰り出しかろうじて普段と違った低い得点をカバーしていた。これで2回目の休憩で4-6と踏ん張っていた。

ノッパートはインブルでの89フィニッシュなどで続く4レグのうち3レッグを奪い9-5として勝利のまばたきを受けた。

続くレッグでノッパートが4本のマッチとなるダブルをミスする間、2年連続グランドスラムオブダーツチャンピオンのプライスは98をフィニッシュし復活の兆しを見せた。

しかし反撃の希望はノッパートの突進で遮られ、落ち着いて88フィニッシュ、自身のPDC経験のなかで記憶に残る勝利をあげた。

ノッパートは二回戦でエイドリアン・ルイスと対戦する。この2013年ワールドマッチプレー準優勝者は気合を込め、スティーブ・ビートンに11-9で勝利した。

ルイスは6個の180得点、ダブルも8本しかミスせずここ18か月で自身一番のアベレージ97.27に達した。彼はこの試合第10レッグで6-4とし初めて2レッグのアドバンテージを奪った。

ビートンは今年で21度目の出場となるが第16レッグで111チェックアウトを見せ8-8のレベルとした。この後双方キープし試合はタイブレークへ突入した。

ルイスは104チェックアウトでキープ、さらに得点の悪いビートンを突き72フィニッシュでベスト16入りを決めた。

「僕にとって大きな勝利だ。」とルイス。「いつも一生懸命仕事し彼の前へ出るてフックを外すことができた。でも正直彼にもチャンスが多かった。」

「サマーシリーズでは活躍できなかったけどあれはいい経験だった。このトーナメントにはうってつけだった。」

「僕は十分なプレーができている。ちょっとだけ見せているけどこのトーナメントを勝つにはいつもずっと頭を使わなければいけないのを知っている。」

「体重が減ってしまったので少し調整を加えなければいけなかった。でもこれで調子が良くなった。」

「ダニーはここ18か月間いいプレーを続けてるし僕も次の試合に頑張らなければ。」

ジョー・カレンは2019年イベントで10-0で敗れたリベンジを果たした。彼は今年のトーナメント初のサドンデスで決着という激戦で13-12で勝利した。

この戦いは両者ベストが出ず苦戦していた。ホワイトはフィニッシュでカバーし151チェックアウト、118チェックアウト、100チェックアウトで0-3ダウンから8-4リードとした。

趨勢はその後カレン側に傾き、このヨークシャーのプレーヤーは15ダーツ以内での4レッグを含む5レッグを連取した。

ホワイトもインブルでの89フィニッシュで非常に大事なレッグを奪い、試合はタイブレークへと進んだ。ここでカレンはキープし3度にわたりライバルにプレッシャーを賭け、最後は3本のマッチダーツを手に入れた。

両者は12-12のタイとなり戦いは最終サドンデスに向かうと、ホワイトは3ターンでトリプルに入らない状況となり、アドバンテージを得たカレンは6本でマッチとなるダブルをようやく決めた。

「練習ボードでは物凄く良かったのでイアンを吹き飛ばせると思った。でも序盤には全然そうならなかった。」とカレン、彼は2018年にベスト8入りしている。

「8-4の時でも僕にとってはレベルに感じていた。でも緩いダーツを引き締めなければならなかった。」

「サマーシリーズの後物凄く練習したのでその成果がでた。でも目標は去年敗れているイアンに勝つことだったしそう出来るように持って行った。」

ビンセント・バン・デ・ブートが9年に及ぶワールドマッチプレー未勝利を終わらせた。彼はオープニング試合で5度ベスト8入りのデーブ・チズナルを10-6で退けた。

オランダのバン・デ・ブートは最短時間で一回戦を勝ち抜いた。彼は3-0リードとするとチズナルも130チェックアウト、81フィニッシュなどで反撃し逆に5-4とリードを奪った。

バン・デ・ブートも101チェックアウトで応戦し再び7-6とリードを奪い返した。その後3レッグでは得点力でチズナルを上回ってダリル・ガーニーとの二回戦進出を決めた。

「こんな驚くようなトーナメントでの勝利はいつでも素晴らしい。だから本当に嬉しい。」とバン・デ・ブート。

「今日の心持は凄く良かったし試合内容もハッピーだ。もう15年くらいこんな経験を忘れていた。この4か月間の休息で僕は自分のベッドで寝ていた。それでも少し背中は痛いけどずっと楽になった。」

「家族との時間を楽しんだけど闘争がなつかしかった。再出発の時は準備不足だったけどワールドマッチプレー前の週は滅茶苦茶練習した。」

ガーニーは5レッグ連続で突進を見せリッキー・エバンスに順調な10-5での勝利を収めた。

2017年と2019年ベスト4のガーニーは序盤10レッグでの戦いは混迷させた。10レッグともキープ合戦となった。

しかし2回目の休憩の後は一方的な試合展開となりこの2度のテレビ放映でのチャンピオンはエバンスの6本のダブルミスを突きベスト16進出を決めてしまった。

「勝たせて貰って有難い。何年か前だったら負けていた試合だ。」とガーニー。

「いつも休暇の後はプレーが良くなるようだ。ここ14,15週は僕にとって今までなかった大きな休暇だったしとても良かった。」

「もっと厳しいダーツが必要だけど二回戦へ進めたことが本当に嬉しい。このイベントでは何か持っている。いつも残れるしチャンスが巡ってくる。」

一回戦は火曜の1試合、プレミアリーグのスター、ネーザン・アスピナル対2度のワールドユースチャンピオン、ディミトリ・バン・デン・バーグの試合で完結、同日には二回戦4試合も予定されている。

世界No.1のマイケル・バン・ガーウェンはサイモン・ウィットロックと、一方元ワールドマッチプレー優勝のギャリー・アンダーソンはジェームス・ウェードと激突する。

試合の模様は英国ではスカイスポーツ、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDCの全世界放映網およびpdctvでライブ放映される。

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