<メジャー>ワールドマッチプレー第7日(全9日)準々決勝
混沌の準々決勝は全試合大激戦
https://www.pdc.tv/news/2020/…
2020年Betfredワールドマッチプレー
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
(カッコ内はPDCランキング)
<カッコ内はアベレージ>
7月24日(金)
<準々決勝結果>
ディミトリ・バン・デン・バーグ(26)<99.67> 16-12 エイドリアン・ルイス(14)<96.26>
グレン・ダラン(15)<95.21> 18-16 ビンセント・バン・デ・ブート(33)<93.79>
(勝敗は2018/2019/2020)
7月25日(土) (現地20:00、日本時間翌日04:00)
<準決勝組合せ>
マイケル・スミス(5) vs ギャリー・アンダーソン(8)
(〇●〇〇〇/〇/ー)
ディミトリ・バン・デン・バーグ(26) vs グレン・ダラン(15)
(ー/●/ー)
フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ
※2レッグ差をつけること
<賞金>
優勝:150,000ポンド
準優勝:70,000ポンド
ベスト4:50,000ポンド
ベスト8:25,000ポンド
ベスト16:15,000ポンド
ベスト32:10,000ポンド
グレン・ダランとディミトリ・バン・デン・バーグが金曜、それぞれビンセント・バン・デ・ブートとエイドリアン・ルイスに大きな勝利をおさめ、2020年Betfredワールドマッチプレー必見の準決勝でぶつかり合う。
ダランは5-10から18-16という記憶に残る大反撃でバン・デ・ブートを退け2年連続の準決勝進出を決めた。
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナでの700,000ポンドのイベントでこの夜もう一つのエキサイティングな試合ではベルギー人が素晴らしいダーツを披露しテレビ放映で自身初となるベスト4入りを果たした。
ルイスは一時差を3レッグまで縮めたもののバン・デン・バーグはルイスの何本かのダブルミスを突き差を拡げて素晴らしい1週間を続けた。アベレージはほぼ100、ダブル率は41%に達していた。
2度のワールドユースチャンピオン、バン・デン・バーグはここ数年で5度テレビ放映でのベスト8入りを果たし、またキム・ハイブレクトと組んだワールドカップではベスト4入りもしているが、彼はフィル・テーラー杯を抱えることが視線に入ってきた。
「素晴らしい感触だ。驚きと信じられない気持ちだ。」とバン・デン・バーグ。「メジャーでは初めてのベスト4入りで僕も世界に通用するところを見せている。」
「準決勝になった。今は優勝もしたいと思ってるしどこまで行けるか楽しみだ。優勝できれば夢が現実になるけど一戦一戦を戦うだけで練習し戦い自分の才能を信じ続けている。」
「僕の試合にはとても満足しておりそれぞれの試合から一杯学んでいる。学び続け深堀りし僕の夢を追いかけ続ける。」
「エイドリアンは決勝の経験があったが長いフォーマットの試合も僕は可能なことを証明できた。彼が反撃してきた時も僕は自分のゲームをし続けた。16レッグ先取なんて初めての経験だけどマッチプレーは全てはレッグ数でセットじゃないのでダブルが決まりチャンスがやってきた。」
ルイスは序盤に102チェックアウトで12ダーツを見せたもののバン・デン・バーグが4つの180得点、1つの177得点、164チェックアウトなどで早々に6-1リードとした。
第8レッグではルイスも161チェックアウトと反撃したが、バン・デン・バーグは20ダブル、104チェックアウトで6レッグリードとし、さらに互いに13ダーツでその差は縮まらずストークのエースに対し10-4とした。
互いに11ダーツを応酬するなどしたが、ルイスはここから5レッグのうち4レッグを奪い11-8と差を縮めた。しかし再びベルギー人が3レッグ連取で14-8とした。
ルイスは再び反撃、3レッグ連取したがバン・デン・バーグは余裕のリードから最後66フィニッシュしてベスト4入りを決めた。
準々決勝のもっとも大きなドラマは最終試合にやってきた。ここ11年で最高の進出を見せたバン・デ・ブートは壊滅的な終局を迎えた。
このオランダ人は序盤に強いところを見せ4-1リードとしリードは6-2から8-4となった。第13レッグでの11ダーツなどで10-5と5レッグリードとした。
ダランは108チェックアウトなどで続く4レッグのうち3レッグを奪い11-8へ戻し、さらにオランダ人がダブルをミスする間に10ダーツなども含め14-14のレベルへたどり着いた。
ダランは素晴らしいインブルでの92フィニッシュを見せ15-14と初めてリード、さらに85フィニッシュ、115チェックアウトでのキープで1レッグリードのまま17-16とタイブレークが続いたが、最後は残り75を素晴らしい20ダブルであがり大反撃に終止符を打った。
「どうやって勝ったか判らない。」とダラン。「ビンセントが壊れてしまった。より強いプレーヤーも時々敗れることがある。勝つには少しの幸運も必要だ。」
「以前に体験したことはないけど時々経験がものを言う時がある。敗退したり勝ち進んだりしとにかくこのイベントで2年連続でベスト4入りだ。驚異的なことだ。」
「僕は次のレベルへ進みたい。大きなチャンスだ。トップ4のシードプレーヤーがいないし今夜は危険を回避できた。」
土曜のその他準決勝は2018年チャンピオンのギャリー・アンダーソンが2019年準優勝のマイケル・スミスと一方の垂涎の戦いを演じる。第2試合でダランとバン・デン・バーグが日曜の決勝を賭けて戦う。
試合の模様は英国ではスカイスポーツ、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDC全世界放映網およびpdctvでライブ放映される。