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<メジャー>ワールドマッチプレー第8日(全9日)準決勝

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2020.07.26 Sun.

トップ4不在で大激戦のビッグトーナメント

https://www.pdc.tv/news/2020/…

2020年Betfredワールドマッチプレー
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
(カッコ内はPDCランキング)
<カッコ内はアベレージ>
7月25日(土) 
<準決勝結果>
ギャリー・アンダーソン(8)<97.99> 18-16 マイケル・スミス(5)<93.85>
ディミトリ・バン・デン・バーグ(26)<98.97> 17-15 グレン・ダラン(15)<98.44>

(勝敗は2018/2019/2020)
7月26日(日) (現地20:30、日本時間翌日04:30)
<決勝組合せ>
ギャリー・アンダーソン(8) vs ディミトリ・バン・デン・バーグ(26)
(●/ー/ー)

 フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ
※2レッグ差をつけること

<賞金>
優勝:150,000ポンド
準優勝:70,000ポンド
ベスト4:50,000ポンド
ベスト8:25,000ポンド 
ベスト16:15,000ポンド
ベスト32:10,000ポンド

ギャリー・アンダーソンとディミトリ・バン・デン・バーグがミルトンキーンズでのBetfredワールドマッチプレー準決勝を勝ち抜き日曜夕刻の決勝でぶつかり合う。

この700,000ポンドのトーナメントは日曜に決着、スコットランドのエース、アンダーソンはタイブレークの末マイケル・スミスを18-16で破り3年間で2度目のこのタイトル獲得にチャレンジする。

一方、バン・デン・バーグは2006年のジェームス・ウェード以来となるデビュー戦での決勝進出で激戦の末グレン・ダランを17-15という接戦で制した。

アンダーソンは2018年にフィル・テーラー杯を掲げたが今回はスミスの猛反撃をしのいでこのトーナメントで復活優勝の道を歩み続けた。

このスコットランド人は14-9リードと決勝進出へまっしぐらかと思われたがスミスが6レッグ連取で初めて逆転リード、しかしアンダーソンが体制を立て直し勝利で決着した。

「この勝利は本当に魅力的だ。再度僕の名をトロフィに刻めればなんて特別なことだろう。」とアンダーソン。

「いいリードができたけど彼が反撃してきた。マイケルはがっかりしただろう。彼の得点力は今夜発揮できずちょっと苦労していたようだ。」

「僕はある時点まではとても良くもうこれで大丈夫だと感じたので残りは消化レッグと思っていた。でもこれがいけなかった。ダーツ力を再び上げるために苦労したけどこつこつやって最後は勝利をつかむことができた。」

「自分と戦い頭が変になった。去年はずっと休んでおり今年からようやく始動したところでロックダウンになってしまった。」

「僕がやらなければいけないところでは僕のゲームを取り戻したいし、昔のようにプレーしたいと思う。でもまだ出来ていない。僕がやるべきダーツと全然違うところでプレーしている。」

接戦の序盤5レッグは両者ともブレークできなかったがアンダーソンはスミスの120チェックアウトを浴びたものの素晴らしいダブル力でそこから2レッグをブレークし8-3リードとした。

スミスは強烈な反撃で4レッグを連取、そして両者12ダーツで応酬したがセントへレンズのプレーヤーがブレークし9-9のレベルへ戻した。

しかしアンダーソンは爆発して13ダーツのキープで再びリードを奪い返し、中盤の127チェックアウトを彷彿とさせるコンビネーションでの128チェックアウトでブレーク、11-9と差を拡げ、加えて続く3レッグも取り14-9とライバルに5レッグ差をつけた。

ここでスミスが5レッグで爆発してゲームをひっくり返した。まず14-14オールのレベルに追いつき、2018年チャンピオンが4本のダブルをミスするとこのレッグを奪って初めて15-14リードとした。

続いてスミスが2レッグリードとなるインブルのダブルをミスするとアンダーソンが116チェックアウトでレベルへ追いつきプレッシャーを取り除いた。さらにスミスのダブルミスに乗じ16-15とリードに回った。

スミスは2つの180得点や81フィニッシュでレベルへ追いついたが、アンダーソンが44フィニッシュ、18ダブルと続け決勝への復活を確定した。

バン・デン・バーグのダランとの試合は金曜のエイドリアン・ルイスとの準々決勝とよく似たパターンとなり、結果、ベルギー人が接戦を制し17-15で勝利した。

ダランはオープニングレッグを驚異の151チェックアウトでスタートしさらに14ダーツでリードを2倍に、11ダーツを加え3-1とすると、ベルギー人が4レッグ連取で逆転リードした。

ダランも10ダーツ、104チェックアウトの12ダーツなどで追いすがるがレベルとするインブルフィニッシュをミス、バン・デン・バーグがここから9-5リードと伸ばした。

ダランは3レッグ連取で差を1レッグと縮めレベルへ戻す18ダブルを2本ミス、バン・デン・バーグが10ダブルを仕留めて引き離し、さらに2レッグを追加して12-8クッションとした。

しかしダランは準々決勝でも見せたように、第二の風を巻き起こし、相手にプレッシャーのかかる76フィニッシュ、97フィニッシュなどで次の6レッグのうち5レッグを奪い13-13のレベルとした。続くレッグも奪い14-13と第5レッグ以降久しぶりのリードを取り戻した。

次の2レッグは分け合いダランの15-14で迎えると、バン・デン・バーグが8ダブルを仕留めレベルへ、また相手のインブルフィニッシュのミスに奪い16-15とひっくり返し最後も16ダブルを仕留め13ダーツで勝利を決めた。

「信じられない。自分がやったことをまだ現実に感じない。」と26歳。「とにかく集中し最後は自分のやるべきことをした。」

「グレンが凄くいいのを判っていたので最後はとても緊張した。彼はいつでもひっくり返してこれると思ていたからね。今夜はチャンスを貰った。この小さな隙間しかつけ入るところがない。」

「決勝に出られるのはとても誇りだけど今は優勝したい。決勝進出出来た背景もあるしもし優勝しても驚きではないと思う。」

「何故なら凄い練習をしてるし集中してるし自分を信じているから。明日は初めから終わりまでトップギアで飛ばさなきゃいけない。」

「そうすれば功を奏すると思う。ギャリーも飛ばすプレーヤーだけど僕も今週は飛ばすプレーヤーになってるからね。準備万端で、誰もが覚えておいてくれるこの優勝者の一人になる大きなチャンスだ。」

決勝に向けスポンサーのBetfredによるとアンダーソンは1/2のオッズで一番人気、バン・デン・バーグは13/8となっている。彼は事前オッズでは100/1だった。

昨年の180得点数330個に比べ今年は準決勝までで329個になっておりこの決勝でオーバーすればBetfredがチャリティ活動として30,000ポンドをストロークアソシエーション(脳症支援アソシエーション)に寄贈する。

試合の模様は英国ではスカイスポーツ、全世界へはDAZNとRTL7を含むPDC全世界放映網およびpdctvでライブ放映される。

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