<メジャー>ワールドマッチプレー最終日 決勝
ディミトリ、メジャータイトルデビューを素晴らしいダーツで優勝
https://www.pdc.tv/news/2020/…
2020年Betfredワールドマッチプレー
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
(カッコ内はPDCランキング)
<カッコ内はアベレージ>
7月26日(日)
<決勝結果>
ディミトリ・バン・デン・バーグ(26)<98.68> 18-10 ギャリー・アンダーソン(8)<93.65>
フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
二回戦:ベストオブ21レッグズ
準々決勝:ベストオブ31レッグズ
準決勝:ベストオブ33レッグズ
決勝:ベストオブ35レッグズ
※2レッグ差をつけること
<賞金>
優勝:150,000ポンド
準優勝:70,000ポンド
ベスト4:50,000ポンド
ベスト8:25,000ポンド
ベスト16:15,000ポンド
ベスト32:10,000ポンド
ディミトリ・バン・デン・バーグが日曜、2020年Betfredワールドマッチプレー決勝で元チャンピオンのギャリー・アンダーソンを優勢のうちに18-10で破り衝撃的な初のテレビ放映でのランキングタイトルを獲得した。
このイベントに今年デビューを果たした若手ベルギー人はミルトンキーンズ、マーシャルアリーナで強烈なスタイルでフィル・テーラー杯を獲得した。アベレージはほぼ100、4つの100越えチェックアウトを見せた。
決勝は神経質な展開でスタート、両者ともアベレージが87と自分の得点力を発揮できず苦悩した。最初のブレークはバン・デン・バーグで3-2リードとした。
休憩後の第2セッションで急速にレベルが高まり、両者ともきちっとした得点でアベレージを改善した。5レッグ連続でキープで試合は5-5、両者とも試合の流れに慣れてきた。
第11レッグ、第12レッグでマジックな瞬間が訪れた。まずはアンダーソンが130チェックアウトを5ダブルで仕留めブレーク、続いてアンダーソンが6-6レベルへ戻す82フィニッシュをミスするとバン・デン・バーグが170チェックアウトした。
ここから両プレーヤーともブレークできるダブルをミスしたが続くレッグが試合の流れを決めることとなり、バン・デン・バーグが8-7リードで3回目の休憩に入った。
この26歳は生涯初めてテレビ放映ランキング決勝でのプレーとなったが、試合の主導権を奪い続く5レッグのうち4レッグを奪いアンダーソンに4レッグ差をつけた。
バン・デン・バーグは再び信じられないレッグを迎え2度のワールドチャンピオンに対し更に差を拡げた。彼は素晴らしい124チェックアウトをインブルフィニッシュ、132チェックアウトもインブルフィニッシュと続けたのだ。
アンダーソンは試合の足固めができないままバン・デン・バーグがたった数レッグ後に18-10で優勝を決め150,000ポンドの優勝賞金をポケットにした。
「僕の夢が現実となった。何と素晴らしいトロフィだろう。本当に幸せだ。」とバン・デン・バーグ。1994年開設から初めてのデビュープレーヤーの優勝だ。
「ギャリーは心から尊敬している。彼を破ったとは僕は如何に遠くまで来たかということだ。僕も優勝できると判ったし、それが信じられない。」
このイベントは歴代のブラックプールから離れた初めてのものだが、また無観客で行われた初めてのワールドマッチプレーとなった。新チャンピオンはこの難しい手配をしてくれた全ての関係者に心から謝意を示していた。
「世界はとても難しい時期になっておりPDC、Mr.バリー・ハーン、Mr.マシュー・ポーター各位が僕の夢を実現するために困難にも関わらずチャンスを与えて下さった。本当に有難うございます。」とバン・デン・バーグが続けた。
ロックダウンの最中、バン・デン・バーグはベルギーへ帰ることが出来ず、11週間にわたってワールドチャンピオンのピーター・ライトと暮らしを供にしていた。
このダンシングエースはライトの助力に感謝し、この経験が優勝のかなりの部分のプレーに活かされていると言う。
バン・デン・バーグは、「ロックダウン中はピーター・ライトとかなり行動を共にした、彼は多くを教えてくれた。彼と家族にはこの難しい時期の全てに感謝している。」と加えた。
決勝進出でアンダーソンは2018年優勝から賞金ランキングの主な部分を保持できたが、この夜の優勝は相手に譲った。
「休暇から帰って彼はとてもいいプレーをした。今夜は僕の存在はなかった。ディミトリは正直可愛い若者で今夜は優勝して当然の実力を発揮した。」とスコットランド人。
この49歳は得点力で有名なものの決勝で1個しか180得点できず、以前のタイトル戦で見せたようなリズムとフォームを見つけることが出来なかった。
「いくつか修正をしなければならず、ここから数週間休暇を取った。グリップとについて幾つかありそれでだつが落ちる、でも言い訳は効かない。彼こそ優勝に相応しい。」2度のプレミアリーグチャンピオンが結論した。