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<メジャー>プレミアリーグ第8夜

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2020.08.27 Thu.

ガーニーが最下位から浮上、クロスが土壇場に最下位へ

https://www.pdc.tv/news/2020/…

2020年Unibetプレミアリーグ
(勝敗は2019/2020)
第8夜 8月26日(水)
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
<対戦結果>
ガーウィン・プライス<99.16 7-1 ギャリー・アンダーソン<95.53>
ダリル・ガーニー<97.95> 7-5 ネーザン・アスピナル<103.01>
マイケル・スミス<96.57> 7-3 ロブ・クロス<93.61>
グレン・ダラン<104.43> 7-3 マイケル・バン・ガーウェン<98.18>
ピーター・ライト<102.26> 7-1 ジェフリー・デ・ズワーン<92.05>

第9夜<審判の夜> 8月27日(木)
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
<対戦組合せ>
グレン・ダラン vs ロブ・クロス
(〇●/ー)
ネーザン・アスピナル vs マイケル・スミス
(●●〇〇●/●)
ピーター・ライト vs ダリル・ガーニー
(△〇●〇●●〇/●)
マイケル・バン・ガーウェン vs ギャリー・アンダーソン
(〇〇〇〇/〇)
ジャメイン・ワッティメーナ vs ガーウィン・プライス
(●/ー)

現在の状況(リーグテーブル)
(第8夜終了時点) / ポイント / レッグ差
1.グレン・ダラン / 12 / +15
2.マイケル・バン・ガーウェン / 10 / +19
3.ピーター・ライト / 10 / +7
4.マイケル・スミス / 9 / +5
5.ネーザン・アスピナル / 9 / +3
6.ギャリー・アンダーソン / 8 / -3
7.ガーウィン・プライス / 7 / +3
8.ダリル・ガーニー / 6 / -6
9.ロブ・クロス / 5 / -11
※.挑戦者 / 4 / -22

ロブ・クロスはミルトンキーンズでのプレミアリーグ第8夜にマイケルスミスに敗退し、審判の夜を前にしてリーグテーブル最下位に落ちた。一方、グレン・ダランはテーブルトップ同士の戦いでマイケル・バン・ガーウェンを締めだした。

2019年準優勝のクロスは第7夜にはマイケル・バン・ガーウェンに7-2で敗退していたが、水曜も対スミス戦に7-3で敗退するという惨めなプレミアリーグ再開となった。

この元ワールドチャンピオンが脱落を逃れるためには木曜のダランとの戦いでよっぽどの成果が必要でかつ審判の夜に他プレーヤーの結果が彼に有利に働かないとならない。

クロスはガーニーがネーザンアスピナルを7-5で退けクロスを追い抜いていたため、スミスとの対戦ではかなりプレッシャーを強いられていた。

スミスは序盤から飛ばし3-0とリードするとクロスもこの試合最高となる143チェックアウトなど強い反発を見せ3-3レベルへ戻した。

しかし彼は必要な時にファイティングスピリッツを繰り返すことが出来ずスミスが4レッグを連取する強さを発揮、7-3でクロスを破り自身は第9夜の脱落から免れた。

「今週は徐々に良くなっていたので出場のたびに頑張った。でもうまく行かずまあこれがダーツだね。」とクロス。

「いくつか入れるべきダブルを外した。20ダブル以外では残り32を3本持ちながら2度ミスした。許されないことだ。まだ試合に戻れるしグレンとの試合を心待ちにしている。」

ガーニーはコロナウィルス大流行による中断前は無残な戦いだったがここの2連勝でよみがえった。

この北アイルランドのエースは2月3月の6週間で2つの引き分けしか成果を上げていなかったが、火曜はクリス・ドービーを、さらに元UKオープンチャンピオンのネーザン・アスピナルとの激戦を7-5で制した。

緊張したスタートで、両者は序盤6レッグを分け合ったが、第4レッグで144チェックアウトを見せていたガーニーがリズムを見出し5-3リードとした。

ガーニーは6-4として1ポイントを確保、しかしアスピナルは再びプレッシャーを掛け6-5とした。

最終レッグは大接戦だったがガーニーが82チェックアウトで完了、貴重な2ポイントとクロスに大きなレッグ差で水をあけた。

「今週初に僕は3試合を勝ちたいと思った。それで万一負けてもそれはそれと思った。」とガーニー。「今2試合勝った。本当に素晴らしい。」

「僕はいくつか最後の一本でフィニッシュしていた。144チェックアウトや68フィニッシュなど彼を痛めつけただろう。また練習のようにいいダーツで再び試合ができてとても嬉しい。」

まだ残る可能性が出てきたしチャンスを作った。このまま行ければ僕は負けにくくなるだろう。明日はピーター・ライトでもしそれに勝てればこれ以上幸せなことはそんなにないだろう。」

ガーウィン・プライスは第8夜オープニング試合でギャリー・アンダーソンに大きな7-1勝利し生き残りを確定した。

これでプライスは第2フェース進出のためには明日の審判の夜にジャメイン・ワッティメーナから1レッグを取れば確定するところとなった。

アンダーソンは火曜にスミスに対しアベレージ109と突出していたがこの日はプライスが一気に4-0リードとし反撃する術がなかった。

このスコットランド人は116チェックアウトが光ったがこれが唯一のレッグで、プライスが残る3レッグを突進し大きな2ポイントを獲得した。

「僕は他のプレーヤーにプレッシャーを与える必要があったしそれが出来た。」とプライス。「まだ僕にはプレッシャーがあり他プレーヤーの成績次第だが明日も用意周到に勝ちに行く。」

「勝ててうれしい。7-1は実力以上だけど勝つに相応しいダーツができた。ギャリーはそれほど調子がいい訳ではなかったし序盤に僕が突進し彼にプレッシャーを与えた。チャンスをものに出来た。」

「僕はいいプレーが出来ている。もちょっと自信を持たなきゃ。5か月の中断で自分のゲームを取り戻す必要がありもう少し定期的に試合したい。」

テーブルの一方の端ではプレミアリーグデビューのダランがトップ同士の対戦でバン・ガーウェンに勝利し2ポイント差の単独トップとなった。

ダランは試合前、現チャンピオンから(退屈)のレッテルが張られていたが、素晴らしい7-3勝利でこのオランダ人の言葉を自分で飲み込ませてしまった。

火曜にレッグ差のみでトップとなり、バン・ガーウェンはリーグテーブルでの優位を増そうと企んでいた。しかしダランの容赦ないパーフォーマンスで反応され覇気を失ってしまったようだ。ダランはアベレージ104、ダブル率は58%に達した。

序盤4レッグを分け合うとダランは電光石火の素晴らしい167チェックアウトでバン・ガーウェン先攻をブレークした。

ここからスイッチが入り4レッグを連取、6-2と1ポイントを確実にした。バン・ガーウェンもようやく1レッグを返したものの決着を遅らせただけで、ダランは62フィニッシュで大勝利をものにした。

「大きな勝利で僕は本当に幸せ者だ。」とダラン。「どんなスポーツでも世界最強のプレーヤーを倒すのは本当に特別で僕の戦歴の中で輝いている。」

「今マイケルは世界のベストプレーヤーでダーツ史上では2番目に凄いプレーヤーだ。そんな男を今日僕が倒したのだ。」

「本当に驚きだ。彼から尊敬も受けこの瞬間を大事に楽しみたい。今僕も世界のトップ10として光が当たるのを感じ、どんどん良くなるばかりだ。」

「僕はプレミアリーグのトップに立ちこれにはとても誇りを感じる。でも今はただトップ4内に残りプレーオフ出場をしたいだけだ。」

この夜の最終試合はライトが順当にチャレンジャーのジェフリー・デ・ズワーンを7-1で下しプレーオフ進出を目指す戦いを続けた。彼はリーグテーブルで10ポイントのバン・ガーウェンに並びレッグ差での3位へ上昇した。

このワールドチャンピオンの最後は素晴らしい130チェックアウトで勝利、殆どトラブルがなくアベレージも102に達した。

「この日既に他の試合結果が判ってたので僕には大勝利が必要だった。この勝利は嬉しい。」とライト。

「ジェフリーを鼻であしらうとひどい目に会う。彼は2つのビッグイベントでマイケルを倒しているし彼は凄いプレーヤーだ。僕は全精力で彼に襲い掛かった。」

「今使っているダーツではもっといいダーツが出来そうだ。180得点が良くでるし今夜もフィニッシュが良かった。このダーツでの将来が楽しみだ。」

Unibetプレミアリーグは木曜も開催審判の夜となる。木曜にマーシャルアリーナの5試合の結果、リーグテーブル最下位のプレーヤーは脱落する。

アスピナルはスミスと対戦、バン・ガーウェンはアンダーソンと元ワールドチャンピオン同士の戦い、さらに脱落を回避しようとする3試合が行われる。

プライスが先にオランダ人のワッティメーナと対戦、ワッティメーナは今年のチャレンジャー最後のプレーヤーだ。プライスはあと1レッグとれば脱落を免れる。

Unibetプレミアリーグは英国ではスカイスポーツ、全世界へはPDCの全世界放映網およびpdctvで全世界へライブ放映される。

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