<メジャー>プレミアリーグ第10夜
グレンダランはMVGに代わって世界を制するのか?
https://www.pdc.tv/news/2020/…
2020年Unibetプレミアリーグ
(勝敗は2019/2020)
第10夜 8月28日(金)
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
<対戦結果>
グレン・ダラン<98.56> 8-4 ガーウィン・プライス<93.46>
ギャリー・アンダーソン<101.19> 8-5 ピーター・ライト<101.54>
マイケル・バン・ガーウェン<95.33> 8-6 ネーザン・アスピナル<96.09>
マイケル・スミス<94.02> 8-3 ダリル・ガーニー<88.13>
第11夜 8月29日(土)
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
<対戦組合せ>
ダリル・ガーニー vs ピーター・ライト
(△●〇●〇〇●/〇〇)
マイケル・スミス vs ネーザン・アスピナル
(〇〇●●〇/〇〇)
ギャリー・アンダーソン vs グレン・ダラン
(-/●)
マイケル・バン・ガーウェン vs ガーウィン・プライス
(〇〇△〇〇〇●〇/●〇〇)
現在の状況(リーグテーブル)
(第10夜終了時点)<残り6夜> / ポイント / レッグ差
1.グレン・ダラン / 16 / +22
2.マイケル・バン・ガーウェン / 12 / +8
2.ピーター・ライト / 12 / +7
4.ギャリー・アンダーソン / 12 / +3
ーーーープレーオフ出場ラインーーーー
5.マイケル・スミス / 11 / +7
6.ネーザン・アスピナル / 11 / +3
7.ガーウィン・プライス / 9 / +6
8.ダリル・ガーニー / 6 / -13
フォーマット:ベストオブ14レッグズ
(ファーストトゥ8レッグズ、7-7引分け)
賞金:
優勝:250,000ポンド
準優勝:120,000ポンド
ベスト4:80,000ポンド
5位:70,000ポンド
6位:60,000ポンド
7位:55,000ポンド
8位:50,000ポンド
9位:35,000ポンド
リーグトップ通過ボーナス:25,000ポンド
マイケル・バン・ガーウェンが金曜、ミルトンキーンズでネーザン・アスピナルに1-4リードされたが大反撃により8-6で勝利した。この現チャンピオンはようやくUnibetプレミアリーグでの連敗更新を免れた。
グレン・ダランとギャリー・アンダーソンに連敗を喫し、さらにアスピナルに3レッグリードされたバン・ガーウェンは初めてとなるプレミアリーグ3連敗の可能性に瀕した。
アスピナルは第3夜にカーディフでこのオランダ人に勝っていたが、この日のリードはバン・ガーウェンが4レッグ連取で打ち消され5-4と初めてリードされた。
バン・ガーウェンは7-5とまず連敗を免れたが、アスピナルも81フィニッシュでマッチレッグを免れた。
緊張する最終レッグではアスピナルがインブルフィニッシュをミス、ここで世界No.1が踏み込み20ダブルを仕留めて勝利街道へ戻った。
「生涯の中でベストなフォームではないけど戦い続けた。」と安どのバン・ガーウェン、彼はリーグテーブル2位へ上昇した。
「両者にとって本当に緊張した試合だった。両者とももがきながらポイントが必要だった。」
「序盤は貧弱な得点から自分で試合をどんどん難しくしてしまった。この段階を乗り越えるためにもっと頑張らないと。」
「今は2ポイントを獲得して嬉しい。これが一番大事なことだ。」
「ダーツはとてもメンタルなゲームで、自分の思うようにならない時は乗り越えるためにとても過酷に頑張らないといけない。だから僕が世界No.1の所以だ。」
マーシャルアリーナではアンダーソンも劣勢からの勝利をもぎ取った。審判の夜を過ぎ、この日から第2フェーズ入りをしていた。
同じスコットランドのピーター・ライトを相手にアンダーソンは素晴らしい反撃を見せ、この2度のプレミアリーグチャンピオンは2-5の劣勢から6レッグを連取し8-5で勝利してしまった。
高レベルのこの試合、2019年ワールドカップ優勝ペアは両者とも100越えのアベレージだったが、ライトがいいスタートを切り127チェックアウト、102チェックアウトなどで5-2リードとした。
しかしライトは4本のダブルミスがあり、ここからアンダーソンが勢いづきワールドチャンピオンを凌駕する素晴らしい得点力とフィニッシュを続け容赦なく12ポイントとしてプレーオフ出場を狙うこととなった。
「そのまま頑張った。ピーターは序盤でいいフィニッシュを見せていたけど、僕も徐々に良くなるだろうし彼もいくつかダブルをミスするだろうと思った。」とアンダーソン。
「今のところいい感じだ。ダーツがあちこちする時もあるけどとても冷静になってる。まだ戦う力が残っている。」
彼の次の対戦相手はダランで、アンダーソンは、「グレンは本当にいいプレーをしている。彼のアベレージはここのところ102、104、106だった。」
「長期で見てもマイケル・バン・ガーウェンがトップにいないのは初めてじゃないかな。もちろん素晴らしいプレーヤーがそこに位置するわけだが。」
ダランは再びリーグトップの座を固めた。彼は納得の強さでガーウィン・プライスに8-4で勝利、3連勝を飾った。
火曜の再開以来、初めてアベレージは100を切ったものの、ダランは試合を通じて相手を掌中に収め2ポイントを獲得、追跡者に対して差を維持した。
プライスも140チェックアウト、116チェックアウトを見せたものの普段より調子のあがらないウェールズ人には十分に火が付かず、ダランに今シーズン2敗を喫した。ダランはこれでプレーオフ出場に王手がかかった。
「これは大きな勝利だ。4人の世界のベストプレーヤー相手に7ポイントを獲得したことは大きすぎる。」とダラン。彼はバン・ガーウェン、ライト、アンダーソンに4ポイントの水を開けている。
「僕の違った一面を見せている。最早「Mr.ナイスガイ」は返上だ。それは僕のことだけど僕の周りにもいい人達ができた。」
「僕については何も不満はない。ただ勝利ができて嬉しい。」
「7レッグ目を取った時叫んでしまった。あれがあの瞬間の素直な感想だ。」
「問題は事前にお祝いしようと考えていたことだ。15ダーツで上がりアベレージ100越えを考えていなかった。シャウトし走り回る準備をしていたからね。あの過ちはもう起こさない。」
マイケル・スミスはダリル・ガーニーに8-3で勝利しプレーオフ出場まで僅か1ポイント差を維持した。
ダブリンでの第4夜の同じ対戦でスミスは9ダーツを達成していたが、この日は両プレーヤーとも14本のダブルをミス、しかしスミスの方がチャンスをものにしていた。
スミスは前夜、アスピナルに5-3とリードしながら7-5で敗退した落胆を払いのけ、ガーニーの14本のダブルミスを突いた。ガーニーは今リーグテーブルで3ポイントの差をつけられ最下位となった。
アンダーソン対ダラン戦のように土曜の第11夜には世界トップ3のうちの二人、バン・ガーウェン対プライス戦がある。
ライトはオープニング試合でガーニーと対戦、またスミスはアスピナルに水曜の敗退の仕返しをしようと目論んでいる。
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