<メジャー>プレミアリーグ第12夜
プレミアリーグはハイオフの嵐
https://www.pdc.tv/news/2020/…
2020年Unibetプレミアリーグ
第12夜 8月30日(日)
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
<対戦結果>
ギャリー・アンダーソン<101.36> 8-6 ネーザン・アスピナル<98.18>
ガーウィン・プライス<106.83> 8-6 ピーター・ライト<107.37>
マイケル・バン・ガーウェン<102.28> 8-5 マイケル・スミス<99.75>
グレン・ダラン<103.21> 8-3 ダリル・ガーニー<97.72>
現在の状況(リーグテーブル)
(第12夜終了時点)<残り4夜> / ポイント / レッグ差
1.→1.グレン・ダラン / 19 / +27
3.→2.ギャリー・アンダーソン / 15 / +5
5.→3.マイケル・バン・ガーウェン / 14 / +7
6.→4.ガーウィン・プライス / 13 / +12
ーーーープレーオフ出場ラインーーーー
2.→5.ネーザン・アスピナル / 13 / +3
4.→6.ピーター・ライト / 12 / +3
7.→7.マイケル・スミス / 11 / +2
8.→8.ダリル・ガーニー / 8 / -16
フォーマット:ベストオブ14レッグズ
(ファーストトゥ8レッグズ、7-7引分け)
賞金:
優勝:250,000ポンド
準優勝:120,000ポンド
ベスト4:80,000ポンド
5位:70,000ポンド
6位:60,000ポンド
7位:55,000ポンド
8位:50,000ポンド
9位:35,000ポンド
リーグトップ通過ボーナス:25,000ポンド
リーグテーブルトップのグレン・ダランが日曜夜ミルトンキーンズでダリル・ガーニーを8-3で下し頂上に君臨し4ポイント差を維持した。Unibetプレミアリーグは2日間の休憩に入る。
この夜にはまたワールドチャンピオン、ピーター・ライトが2日間で2つ目の9ダーツに最後の12ダブルを外した。彼はこの日もマーシャルアリーナでガーウィン・プライスに敗退した。
ワールドマッチプレーベスト4のダランはガーニーに8-3で勝利しプレミアリーグプレーオフ進出へさらに駒を進めた。
このイングランド人はプレミアリーグデビューにも関わらず7-0と突っ走りまずは1ポイントを確保した。
ガーニーはここでやや反撃を見せ3レッグを連取したものの、ダランが勝利ラインを越えテーブルトップで4ポイントをリードし休暇に入った。
「今夜以前に僕の目標は何と尋ねればトップ4に入ることと答えただろう。でも今のゴールは優勝することだ。」と試合後のダラン。
「素晴らしい年を過ごしてきたけどまだ何にも優勝していないし今僕が絶対欲しいものだ。僕がどんなに素晴らしいプレーヤーだと見せるためにトロフィを1つ欲しい。」
ダランはフィル・テーラーとマイケル・バン・ガーウェンに続きようやく3人目のグループフェーズトップ抜けとなり、彼はそれに向けまい進している。
「生涯で最高のプレーが出来ており世界の誰よりもいいフィニッシュが出来ると感じている。リーグトップ抜けは夢が実現したようなものだけどまだ一杯やることがある。」
ガーウィン・プライスはアベレージ106.83に達した。このアベレージは彼の今までのプレミアリーグで最高アベレージだ。彼は9ダーツに失敗したピーター・ライトを8-6で退けた。
ライトは前夜に9ダーツを達成しており第7レッグで2夜続けて2つ目の9ダーツかと思われたが12ダブルをミス、スポンサーのUnibetからの50,000ポンドボーナスに到達しなかった。
ライトの9ダーツミスなどもあったが、プライスが2ポイントを獲得しプレーオフ進出ラインへ足を踏み入れた。
この試合唯一のブレークは第5レッグだった。このウェールズ人が74フィニッシュで3-2とリード、このアドバンテージを試合最後まで堅持した。
プライスは後半にも127チェックアウト、128チェックアウトと続け記念すべき勝ち星をあげ前夜の世界No.1のマイケル・バン・ガーウェンに続き世界No.2にも勝利した。
「僕はまだプレーオフ出場を目指して戦っている。これが僕のプレミアリーグ経験の中で一番良いパーフォーマンスだと思う。」とプライスはミルトンキーンズのメディアに答えた。
「ピーターのことはとても尊敬している。僕等二人とも凄くいいプレーをした。僕はこれで期待できるポジションとなったので出来るだけ多く勝つよう努力したい。」
「今夜以降もまだポイントが沢山あり僕にもプレーオフ出場のチャンスがある。」
ギャリー・アンダーソンはネーザン・アスピナルに8-6の勝利をおさめプレーオフ出場の可能性を高めた。
この勝利でアンダーソンはUnibetプレミアリーグが2日間の休暇入りし水曜に再開する前に2位へ上昇した。
このスコットランド人は膠着を抜け出し3-0とリード、このオープニング3レッグでアベレージは125に達しさらに4-1リードとした。
アスピナルはここから反撃し108チェックアウト、90フィニッシュなどで4-4のレベルへ戻した。
この2度のワールドチャンピオンはそれでも相手を手中に収めると、アスピナルは最終レッグで1ポイントを拾えたダブルを外してしまった。
「まだ僕は残っておりまだチャンスもあるからどうなるか見てみよう。」とこの日のオープニング試合を終えたアンダーソン。
「昨夜は自分にいらいらしていた。僕はグレンに勝つべきだったのに彼に反撃させてしまったからね。だから今夜はネー残に1ポイントは渡したとしても再発しないようしっかり確認したかった。」と49歳。
「老犬の命はまだ残っておりこのまま続けたい。どうなるか見てみよう。」
日曜夜はバン・ガーウェンが元プレミアリーグ準優勝のマイケル・スミスに8-5とし勝利街道へ戻った。
このオランダ人はこのところのプレミアリーグ4試合で3敗を喫していたがこの貴重な勝利でテーブル3位まで浮上した。
スミスはオープニングレッグこそ117チェックアウトでブレークスタートしたがバン・ガーウェンはすぐさまブレークバックしレベルとした。
2レッグを展開しバン・ガーウェンが3-1リードとしさらに110チェックアウト、80フィニッシュ、32フィニッシュで6-2リードと拡げた。
一方のイングランド人は145チェックアウトも見せて6-4とし差を2レッグまで縮めたが続くレッグはバン・ガーウェンが114チェックアウトで再び差を拡げてしまった。
この現プレミアリーグチャンピオンは勝利を確保、試合後自信を持つことの重要性について語っていた。
「自信を持つことが本当に重要で今日の試合でのプレーはとても満足だった。」とこのオランダ人。
「僕の肩にはいつもプレッシャーがあり、特に敗退した時は感じる。でもこの勝利で僕は再びいいプレーをみんなに見せることが出来る。」
「このビル内の全員が僕がベストプレーヤーだというのを判っており、わざわざ見せる必要はない。でも時々は出来の悪い時を乗り越えなければいけないしそうした事でベストになれる。」
バン・ガーウェンはプレミアリーグ参加以来リーグフェーズでトップを譲ったことがなく、今回もまだトップスポットに返り咲くことを諦めていない。
「もちろんテーブルトップに居たいけど僕は自分の試合に勝つ必要がありだれかいいプレーヤーがグレンを倒して欲しい。でも最も大事なことはプレーオフ進出することだ。」
Unibetプレミアリーグは2日間の休暇入りとなりプレーオフ出場レースは水曜に再開される。