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<メジャー>ワールドシリーズ、ファイナルズ第2日<二回戦>

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2020.09.20 Sun.

MVG対ダラン、火花飛び散る歴史に残る熾烈な戦い 

https://www.pdc.tv/news/2020/…

2020bwinワールドシリーズオブダーツ、ファイナルズ
ザルツブルグアリーナ、ザルツブルグ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)

9月19日(土)
<二回戦結果>
ジェームス・ウェード(8)<97.04> 6-3 ジェフ・スミス(89)<88.04>
ネーザン・アスピナル(6)<101.1> 6-1 ダリウス・ラバノースカス(52)<84.09>
ダリル・ガーニー(7)<102.36> 6-2 コーディ・ハリス(ー)<88.09>
ガーウィン・プライス(3)<101.46> 6-3 ビンセント・バン・デ・ブート(28)<88.49>
ロブ・クロス(5)<90.18> 6-0 スティーブ・ビートン(26)<75.97>
ピーター・ライト(2)<101.49> 6-3 デーモン・ヘタ(80)<94.13>
グレン・ダラン(13)<102.37> 6-4 マイケル・バン・ガーウェン(1)<102.92>
マイケル・スミス(4)<95.37> 6-4 クリストフ・ラタイスキー(14)<95.71>

9月20日(日)午後セッション(現地12:45、日本時間19:45)
(勝敗は2019/2020)
<準々決勝組合せ>
ピーター・ライト(2) vs ダリル・ガーニー(7)
(△〇●〇●●〇/●〇●)
ガーウィン・プライス(3) vs ネーザン・アスピナル(6)
(●〇〇●〇●〇〇/●●●)
グレン・ダラン(13) vs ジェームス・ウェード(8)
(〇/●)
マイケル・スミス(4) vs ロブ・クロス(5)
(●●●●/●●〇)

9月20日(日)夕刻セッション(現地20:15、日本時間翌日03:15)
<準決勝組合せ>
ライト/ガーニー vs プライス/アスピナル
ダラン/ウェード vs スミス/クロス

<決勝>

フォーマット:
一回戦=ベストオブ11レッグズ
二回戦=ベストオブ11レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ

賞金:
優勝=70,000ポンド
準優勝=30,000ポンド
ベスト4=20,000ポンド
ベスト8=15,000ポンド
二回戦敗退=7,500ポンド
一回戦敗退=5,000ポンド

マイケル・バン・ガーウェンは土曜、グレン・ダランに6-4で敗退しbwinワールドシリーズオブダーツ、ファイナルズのタイトル防衛は終焉した。ガーウィン・プライスとネーザン・アスピナルがザルツブルグでの垂涎の準々決勝を戦う。

世界No.1のバン・ガーウェンはこのトーナメント設立以降6年間で5度目のタイトル獲得を目指しオーストリア入りしていた。

しかし、このオランダ人はザルツブルグアリーナに集まった1,500人以上の観客の前でダランと最高レベルの戦いを演じたが、最初のハードルを越えられず消え去った。

第8レッグまで両者を分かつものは何も見られず、両者とも100越えチェックアウトでのブレークのチャンスをミスし合った。しかし最後はダランが第9レッグで残り68を上がりブレーク、5-4として主導権を固めた。

バン・ガーウェンも第10レッグでブレークバックのチャンスがあったものの20ダブルをミス、3度のレイクサイドチャンピオンが同じ20ダブルを仕留め、ここまで6度の対戦履歴で4度目の勝利をあげた。

「物凄く偉大な勝利だ。」とダラン、彼は次の準々決勝でジェームス・ウェードと対戦する。

「今夜はいい感触だったし獲物がはっきりしていた。僕は世界のベストプレーヤーと戦ってるんだと実感した。」

「彼は今世界で一番大きな挑戦の対象となっておりダーツを握る歴史の中で2番目に偉大なプレーヤーだ。」

「僕のダーツ歴など彼に比較すると百万マイルも遅れている。彼の脳裏には僕のことで気になっていることがあると思う。それはペースだろう。でもそれは彼次第のことで僕の問題ではない。」

「僕もいいプレーヤーの一人だろうけど、この状況は本当に突然やってきた。自信もつき今は世界で一番のダブルが打てるプレーヤーだと自負している。素晴らしい立ち位置だ。」

2018年チャンピオンのウェードはカナダのジェフ・スミスに6-3で勝利、3年間で2度目のタイトル獲得チャレンジを開始した。

スミスも123チェックアウト、111チェックアウトなどを繰り出しオープニングから4レッグは分け合った。しかしウェードは第6レッグの102チェックアウトなど続く3レッグを連取しリードを拡げそのまま確実に勝利した。アベレージは97に達した。

「観客の前でのプレーは格別だ。とても素晴らしい観客だ。」と第8シード。「長い休息期間が何がしかいい方向に働いたようだ。ここへ復帰できて嬉しい。」

プライスは3連続でのトーナメント優勝を目指し素晴らしいスタートを切った。この世界No.3はアベレージ102でビンセント・バン・デ・ブートに6-3で勝利した。

オープニングレッグでプライスはいきなりブレーク、これが彼を優位にさせるのが証明された。中盤では両者13ダーツを応酬したがウェールズのエースはここから124チェックアウトや最後の14ダーツなどで一気に勝利を決着した。

「試合を通じずっとプレッシャーを感じていたけど自分のダーツに集中しようやく勝利できた。」とプライス。

「厳しい試合になると予想し試合に臨んだけど彼のシリンダーは全開しなかった。僕もまだいいプレーを続けているけどネーザンには絶対Aゲームをしなければならない。」

「観客が戻ってきたのは素晴らしい。凄く楽しかったし違った雰囲気だった。ちょっと苛立つところもあったけど楽しむことが出来た。」

アスピナルはリトアニアのダリウス・ラバノースカスを6-1で退け準々決勝入りだ。ラバノースカスは試合中1本しかダブルトライをさせて貰えなかった。

2度のテレビ放映でのチャンピオン、アスピナルは14ダーツでスタート、続いて142チェックアウトでリードを2倍とした。さらに11ダーツとするとラバノースカスはようやく20ダブルで72をあがり一矢を報いた。

しかしアスピナルは差を拡げ最後は100フィニッシュの13ダーツでアベレージも101、日曜の最終ステージへ進出した。

「いいプレーをしたし最終日進出が果たせた。」とアスピナル。「今週末のためにもう5日間もドイツに滞在していた。だからいい仕事にしたい。僕の目標は今週末優勝することだ。」

「観客の前でプレーするのが大好きだ。観客がこのスポーツを本当に素晴らしくしてくれる。ずっとその機会を失っていたので今夜は特別だ。どの瞬間も素晴らしかった。」

「再び観客の前でプレーするのを心待ちにしていた。またテレビデビューしたかのようだった。ウォークオンの前には蝶に舞っていた。僕の経験の中でもこれ程楽しめた試合はなかった。」

ワールドチャンピオンのピーター・ライトはオーストラリアのデーモン・ヘタの挑戦をかわし6-3で勝利、ダリル・ガーニーとの準々決勝へと駒を進めた。

このスコットランド人は序盤を優勢に進め70フィニッシュ、68フィニッシュ、16ダブルと序盤3レッグで早や勝利の真ん中までこぎつけた。

ヘタも続く5レッグのうち3レッグを取ったがライトは14ダーツ、12ダーツ、13ダーツと並べアベレージ101で勝利を決めた。

「まあまあだった。もっといいプレーをと意気込んだけど、まあ勝つことが先決だ。」とライト。「観客が戻ってきた雰囲気は驚きだ。観客ともやりとりできたし彼等は本当に素晴らしい。」

ガーニーは素晴らしいアベレージ102でコーディ・ハリスに6-2で勝利しザルツブルグの最終日進出を決めた。

この2度のワールドシリーズ準優勝者は107チェックアウト、124チェックアウトなどを披露、2つの14ダーツと13ダーツなどで5-2リードとし、第8レッグで20ダブルを仕留めてニュージーランド人の夢を潰えた。

「今夜はいいプレーができた。勝利したらそれ以上望むものはない。」とガーニー。

「再び観客の前でプレーするのに慣れた。今夜は観客の前へ登場しパーフォーマンスを見せられる特別なインセンティブを貰ったようだった。」

「オータムシリーズではまあまあだったけどもっと前向きに進めようと努力した。ここ1年半ほど今までにないいい練習をしてきたしそれがステージで表現できてないだけだ。」

「今夜はより新鮮な感触だったけどまだ勉強途中だしこれからもっと出せると思う。」

ロブ・クロスはこの夜一番君臨したディスプレーを見せスティーブ・ビートンを6-0のホワイトウォッシュしザルツブルグでのタイトル獲得に向けスタートを切った。

クロスはオープニングは90フィニッシュ、第3レッグは12ダーツなどオープニングから5レッグの間ビートンにダブルを打たせなかった。さらに最後はこの元レイクサイドチャンピオンが4本のダブルミスを突き勝利を完結した。

「素晴らしい感触だ。」とクロス。「セットアップを変更し練習では今夜の出来栄えよりずっと良かった。でも勝てたのが嬉しい。」

「楽しめている。スティーブがベストじゃなかったのが奇妙だった。でも観客がいるとこうも違うんだね。今から明日のことが楽しみだ。」

クロスは次にマイケル・スミスと対戦する。この2018年準優勝者はクリストフ・ラタイスキーを6-4で下し最終日へ進出した。

スミスは1-2から反撃を見せるとポーランドのエースも続く4レッグのうち3レッグを取り再び4-3リードとなった。

しかしスミスは14ダブルでレベルへ追いつきさらに第9レッグを20ダブルで仕留め、最後も20ダブルを仕留めて14ダーツとしベスト8入りとした。

「いい感触だ。」とスミス。「ちょっと悶々としたけど冷静さを保ち最後は仕留めた。」

ザルツブルグアリーナの日曜最終日は午後セッションで準々決勝、夕刻セッションで準決勝と決勝が行われ完結する。

ワールドシリーズオブダーツ、ファイナルズは英国ではITV4、全世界へはRTL7、DAZNを含むPDCの全世界放映網およびpdctvでライブ放映される。

動画

https://www.youtube.com/watch…

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