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2020年PDCプレーヤーズパーフォーマンス

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2020.12.14 Mon.

2020年の各プレーヤーのスタッツ記録

https://www.pdc.tv/news/2020/…

<アベレージトップ20>
1.99.12 ピーター・ライト
2.99.05 マイケル・バン・ガーウェン
3.98.14 ガーウィン・プライス
4.97.74 ジョセ・デ・スーザ
5.96.89 クリストフ・ラタイスキー
6.96.71 ギャリー・アンダーソン
7.96.55 マイケルスミス
8.96.51 イアン・ホワイト
9.96.35 デボン・ピーターセン
10.96.17 ネーザン・アスピナル
11.96.15 グレン・ダラン
12.95.85 ジョニー・クレイトン
13.95.80 ルーク・ハンフリーズ
14.95.31 ジェームス・ウェード
15.94.91 デーモン・ヘタ
16.94.73 ジョー・カレン
17.94.70 ライアン・サール
18.94.66 クリス・ドービー
19.94.59 ダリル・ガーニー
20.94.58 ブレンダン・ドラン

<レッグ当たりの180得点トップ20>
1.0.365 デボン・ピーターセン
2.0.353 マイケル・スミス
3.0.347 ピーター・ライト
4.0.344 ジョセ・デ・スーザ
5.0.332 サイモン・ウィットロック
6.0.318 デーブ・チズナル
7.0.317 ロス・スミス
8.0.311 ルーク・ハンフリーズ
9.0.306 デーモン・ヘタ
10.0.297 ジョー・カレン
11.0.290 スティーブ・ウエスト
12.0.287 ギャリー・アンダーソン
13.0.283 ネーザン・アスピナル
14.0.283 イアン・ホワイト
15.0.281 クリス・ドービー
16.0.277 エイドリアン・ルイス
17.0.276 ガブリエル・クレメンズ
18.0.276 ロン・ミューレンキャンプ
19.0.272 ライアン・サール
20.0.271 ディミトリ・バン・デン・バーグ

<99&101以上チェックアウト率トップ20>
1.14.71% ガーウィン・プライス
2.14.20% ジェームス・ウェード
3.13.77% ジョニー・クレイトン
4.13.77% クリストフ・ラタイスキー
5.13.17% ジョセ・デ・スーザ
6.12.94% ピーター・ライト
7.12.87% メンサー・スルホビッチ
8.12.77% アンディ・ボールトン
9.11.68% ダニー・ノッパート
10.11.57% デービッド・エバンス
11.11.52% グレン・ダラン
12.11.40% ミッキー・マンセル
13.11.35% ジェフ・スミス
14.11.33% ライアン・ジョイス
15.11.32% スコット・ウェイツ
16.11.26% ハウパイ・プーハ
17.11.23% マイケル・バン・ガーウェン
18.11.23% デーモン・ヘタ
19.11.16% ビンセント・バン・デ・ブート
20.11.02% ガブリエル・クレメンズ

この新年アレキサンドラパレスに多くの観客が集まる前に練習ルームやスポーツホールでの無観客ライブマッチや無観客試合など2020年にはプロフェッショナルプレーヤーはCOVID-19大流行の影響で各種変ったセッティングでプレーしてきた。

これらのイベントを通じ、誰がワールドチャンピオンシップに向け準備万端としたのだろうか。

マイケル・バン・ガーウェン、ガーウィン・プライス、ピーター・ライトのトップ3は世界No.4以下に対し賞金ランキングで大きく水をあけており、2020年の統計的ランキングにおいても多くの面で正しく上位を占めている。

彼等はアベレージでもトップ3を形成し、20トリプルの精度および15ダーツ以内でのフィニッシュ率も群を抜いている。

しかしバン・ガーウェンはピーター・ライトにアベレージで抜かれ(99.12対99.05)、2021年の戦いには長い期間の中で久しぶりにトップシードがライバルに劣るという状況となる。

バン・ガーウェンは未だ19トリプルの精度で1位となり、20トリプルの精度下落により134(S20+T19+T19)で補っている。しかしワールドチャンピオンシップの前に彼はプレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズを優勝し勢いをつけてきた。

プライスも過小評価してはならない。彼は1,2年で平均以下のダブル率から急速に100越えチェックアウトのトップフィニッシャーに生まれ変わっている。

グランドスラム優勝によりトップ16以内へ急伸してきたジョセ・デ・スーザの第14シードは未だ過小評価と思われる。ほぼ全ての可能な統計で彼はトップ10に入っているのだ。

彼は12ダーツ以内での上がりで96プレーヤーの中の2位におり、アベレージで4位、180得点数で5位にいる。

彼の組合せではクリスマス後に直ぐガーウィン・プライスと当たるという非常に面白い対決がある。

今年はPDCの賞金ランキングが2年のローリングという性格上、試合も少なく、ランキングに変動が見られないやや迫力に欠けるという側面もある。

世界No.5のロブ・クロスは2020年シーズンでようやく30位のアベレージとなり、デーブ・チズナルもアベレージ23位、180得点数でようやく6位に入っている。ダリル・ガーニーに至っては2017年以降初めてトップ10を陥落し、この統計の示す20トリプル精度で29位などを見るとさらに後退の可能性もある。

一方、ジェームス・ウェードは未だ強く、180得点数の極端な少なさを素晴らしいチェックアウトの正確性と安定性でカバーしている。(彼は3本でのダブルフィニッシュと3本でのビッグフィニッシュでもで2、3位にランキング)

PDCの歴史で大きな復活を見るシーズンとなり、デボン・ピーターセンがワールドチャンピオンへ南アフリカ勢初のシード出場を果たしたばかりか180得点数のトップとなった。

ピーターセンは2020年トーナメント出場で338回20トリプルへ放り込み、レッグ当たりの180得点数は0.365とトップ、以前の180得点の雄、エイドリアン・ルイス(0.277)、デーブ・チズナル(0.318)を悠々と越えた。

さらに彼はヨーロピアンチャンピオンシップでベスト4入りしアベレージも96.35とワールドチャンピオンシップ出場96プレーヤーのうち9位とワールドクラス入りした。

ワールドチャンピオンシップの一回戦で当たって嫌な二人はルーク・ハンフリーズとデーモン・ヘタとなるだろう。また二回戦の対戦相手もこの二人より低いアベレージで対戦を迎える。

ハンフリーズは唯一ノーシードでアベレージ95越えとなっており、一方ヘタは2つのテレビ放映イベントでベスト8入りを果たしレッグあたりの180得点数で10位、20トリプルを外さない4位となった。

エイドリアン・ルイス、ディミトリ・バン・デン・バーグはテレビ放映タイトル戦で名前を見かけるが、もしヘタとハンフリーズが一回戦を勝ち上がれば統計上ではそれぞれやや遅れを取っている。

その他何人か二回戦からの出場でもアベレージで劣るプレーヤーがおり、ジェフリー・デ・ズワーンもその一人だ。彼は昨年12月の7セットに及ぶ試合でアベレージ106を叩き出していたが、この春に肩の手術を受けて以降、2020年には好調の兆しが見られなかった。

デ・ズワーンの今年全体のアベレージ91.21はライアン・サールのアベレージ94.70、100越えのコンビネーションチェックアウトの成功率、54%に比べるととても弱く感じる。

一方リッキー・エバンスはミッキー・マンセルやハウパイ・プーハにアベレージでは上を行っているが、32シードという点から昨年のように三回戦はマイケル・バン・ガーウェンと出くわすことになる。

誰が一番ダブルが強いか?

40、32を最も上がるプレーヤーは2人、二人ともワールドトップ3ではない。

この点のトップフィニッシュは米国のダニー・バギッシュでアベレージはぱっとしない88.38だがダブル率では堂々5位の41.62%だ。

もう一人この面で秀でたプレーヤーはキーン・バリーだ。彼は3本ダブルで9位となっており、たった18歳にも関わらずマイケル・スミスやグレン・ダランを超えている。

一方、バン・ガーウェンも(プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズの素晴らしいタイトル防衛で見せた通り)未だダーツ界で最も恐るべきプレーヤーだが彼の不滅の君臨の時代は終わりを迎えようとしている。

もし、ピーター・ライトがこのトーナメントでバン・ガーウェンの先へ進出するようなことになれば、2014年以来となる新しい世界No.1を迎えることになる。

しかしベスト4進出、決勝進出の可能性のあるプレーヤーは1ダース以上おり、10万ポンド以上の賞金稼ぎでランキングは大きく変わる。

このトーナメントは以前に増しランキングに与える影響が最も大きい賞金となっており、2021年のワールドチャンピオンシップの活躍次第で大きくランキングを上げることになる。

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