<メジャー>ワールドチャンピオンシッププレビュー
日本代表鈴木徹プロ、エディ昌司プロも無事現地入り
https://www.pdc.tv/news/2020/…
2020/21William Hillワールドダーツチャンピオンシップが火曜、ロンドン、アレキサンドラパレスで始まり世界のベストプレーヤー96名が16日間にわたりダーツ界最高額の賞金を目指し戦いを繰り広げる。
12月15日から1月3日までに28セッションが行われ、ワールドチャンピオンシップは優勝者に人生を変える500,000ポンドの優勝賞金とシドワデル杯を授与する。
クリスマス前の12月15日~23日には一回戦と二回戦が行われ、現チャンピオン、ピーター・ライトはオープニングの夜にスティーブ・ウェストかアミット・ギリツワラのどちらか勝者と戦う。
現タイトルホルダーにも関わらず、ライトは今年のトーナメントでは肩にプレッシャーを感じないという。
ライトは12か月前立ちはだかる最期の魔物、マイケル・バン・ガーウェンを払いのけ初めてワールドチャンピオンの座に就いたのは有名な話だが、彼はこの勝利を防衛するという重みは感じていないと言明している。
「僕はもう夢を達成した。まだ優勝したことのない奴がプレッシャーを感じるだろう。」とライト。
「僕はやり終えたのでもう何が起きても気にしない。あの瞬間は絶対に失うことはない。」
「僕は再びシドワデル杯を持って帰るために全てのガンをぶっぱなしに行こうと思っている。」
「全てのダーツプレーヤーはワールドチャンピオンになるのが夢だ。去年僕はそれを達成した。僕は赤ん坊のようにステージ上で泣いた。でもあれは夢を満たしたことを意味しただけだ。」
「他のプレーヤーは気を付けなければいけない。もし僕にチャンスを回せば貰っていく。正直言うと、僕はこのタイトル防衛は出来ると思っている。」
興奮の一回戦にはスティーブ・ビートンが記録となるワールドチャンピオンシップ30回連続出場でブラジルのディオゴ・ポルテラと戦う。一方、カナダのジェフ・スミスはアイルランドの新進気鋭、キーン・バリーと対戦だ。
世界No.1のバン・ガーウェンは12月19日(土)に4度目のワールドチャンピオンを目指しチャレンジを始める。この日にはウーマンズシリーズ予選通過のデータ・ヘドマンがアンディ・ボールトンと対戦、スコット・ウェイツもアレキサンドラパレスでのデビューを果たす。
今年は難しい年になったとは言え、このオランダ人は直近で調子を取り戻しており、スポンサーのWilliam Hillによるとオッズは一番人気の5/2となっている。
「今年は僕にとって容易ではなく多くの相手に対してうまくいかなかった。」とバン・ガーウェン。彼はライアン・マレーかローレンス・イラガンのどちらか勝者と対戦する。
「オキの内外で難しい状況が続いたけど、問題はこういう時をどう過ごすかということだ。」
「ここ数週間はフィーリングも再び良くなり、ダーツボードに昔のマイケルが明らかに戻ってきていると感じた。」
「今年一年を通じ僕を支えてくれた家族、友人、マネジメントに感謝しなければならない。彼等のサポートなしには僕はやって来れなかった。」
第3シードのガーウィン・プライスは12か月前のベスト4入りから前進できるよう今年のチャレンジをスタートさせる。彼は12月21日にルーク・ウッドハウスかジェイミー・ルイスのどちから勝者と対戦する。
このウェールズ人は今年初のワールドカップ優勝を含む3つのテレビ放映イベントを優勝、PDCでベストの年を謳歌した。
「数か月前には2020年は僕にとってもう終わったと思った。でもそうはならなかった。」とプライス、彼は7月のワールドマッチプレーでは一回戦敗退を喫していた。
「結果的に僕にとっては最高のツアーの年となった。」
「観客なしでは僕は難しいと感じたけど、どのプレーヤーも同じ条件だし今はこの方法しかない。」
「いい時に2,3週間休むことが出来た。丁度僕のパーフォーマンスを少し落ち着かせたかったところだ。」
「でも休息はバッテリーの充電期間となったし大試合を前に闘いの爪を研ぐことができた。この試合は絶対に取りに行きたい。」
二回戦は12月23日(水)の2セッションで完結、世界トップ10のスター達、マイケル・スミス、ネーザン・アスピナル、デーブ・チズナルなどが出場する。
さらに3日間のクリスマスブレークの後、三回戦、四回戦が12月27日~30日に行われ、準々決勝、準決勝、決勝は1月1日~3日に開催される。
前回からのルール変更により、長引く試合の可能性を減らす目的でタイブレークはどの試合でも削除された。どの試合も最終セットで2オールとなれば続くレッグは最終レッグとなる。