<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第2日(12月16日)
リサアシュトン、凄いダーツを見せたが惜敗
https://www.pdc.tv/news/2020/…
12月16日(水)午後セッション
<一回戦結果>
ライアン・ジョイス(40)<92.22、47.62%> 3-2 カレル・セドラセク<93.11、34.62%>
ロス・スミス(42)<93.18、36%> 3-0 デービッド・エバンス<91.89、23.81%>
ウィリアム・オコーナー(36)<88.42、28.13%> 3-0 ニールズ・ゾンネベルト<83.37、33.33%>
<二回戦結果>
クリス・ドービー(22)<96.26、39.39%> 3-2 ジェフ・スミス(91)<95.21、47.37%>
12月16日(水)夕刻セッション
<一回戦結果>
マックス・ホップ(39)<94.94、37.5%> 3-0 ゴードン・メーザーズ<81.03、23.08%>
カラン・リズ(80)<93.53、37.5%> 3-1 ジェームス・ベイリー<89.79、25%>
アダム・ハント(76)<94.29、41.94%> 3-2 リサ・アシュトン<91.33、39.13%>
<二回戦結果>
グレン・ダラン(12)<88.37、64.29%> 3-0 ディオゴ・ポルテラ<79.63、18.18%>
12月17日(木)午後セッション12:00(日本時間21:00)
<一回戦組合せ>
メーダーズ・ラズマ(61)<ラトビア> vs 鈴木徹<日本>
マイク・デ・デッカー(95)<ベルギー> vs エドワード昌司ファウルカス<日本>
ライアン・マレー(90)<スコットランド> vs ローレンス・イラガン<フィリピン>
<二回戦組合せ>
ダリル・ガーニー(11)<北アイルランド> vs ウィリアム・オコーナー(36)
12月17日(木)夕刻セッション18:00(日本時間翌日03:00)
<一回戦組合せ>
ルーク・ウッドハウス(51)<イングランド> vs ジェイミー・ルイス<ウェールズ>
ロン・ミューレンキャンプ(49)<オランダ> vs ボリス・カリチュマー<クロアチア>
ライアン・サール(38)<イングランド> vs ダニー・ロービー<米国>
<二回戦組合せ>
ジョセ・デ・スーザ(14)<ポルトガル> vs ロス・スミス(42)
賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
ベスト16(四回戦敗退)=35,000ポンド
ベスト32(三回戦敗退)=25,000ポンド
ベスト64(二回戦敗退)=15,000ポンド
ベスト96(一回戦敗退)=7,500ポンド
合計2,500,000ポンド
フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦、四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
ライブ放送: スカイスポーツ、 pdctv-HD
グレン・ダランは水曜ディオゴ・ポルテラにストレートセットで勝利し、William Hillワールドダーツチャンピオンシップ三回戦へ駒を進めた。リサ・アシュトンはもう少しのところでロンドン、アレキサンドラパレスで勝利をあげる二人目の女性になるところだった。
プレミアリーグチャンピオンのダランは絶好調より程遠かったが、それでもポルテラに順当な勝ちっぷりを見せた。ポルテラは24時間前にワールドチャンピオンシップ連続出場記録のスティーブ・ビートンを破ったところだった。
ダランは序盤から6レッグを連取し2セットをリード、ポルテラは第2セットの各レッグともダブルをミスしていた。このブラジル人はようやく第3セットで1レッグを奪うことが出来た。
第3セットの第4レッグではダランがこの日のハイライトとなる素晴らしい112チェックアウト、最終レッグも180得点でスタートしそのまま勝利へ駆け込んだ。
「勝利できて嬉しいけど僕としてはとても貧弱なパーフォーマンスだった。」と3度のレイクサイドチャンピオン。彼は10月にコロナに感染してから不調に陥っている。
「僕は体力的にも精神的にも強くなってこのトーナメントに来ている。凄く練習したし気分もいいけど今日のプレーにはがっかりだ。」
「フォームが不調となったのは初めてだしここで元に戻って欲しい。またプレミアリーグチャンピオンになった時のようにプレーしたい。」
クリス・ドービーもカナダのジェフ・スミスに素晴らしい反撃を見せ三回戦進出を決めた。
ドービーは第1、第2セットとも勝利できたであろうダブルをミスし両セットとも奪われたが反撃、最終的に3-2で勝利した。
ベドリントン出身のこのスターは第3セットを116チェックアウトや98フィニッシュなどで3-2で奪い返すと、第4セットも106チェックアウトを見せアベレージは112に達してこのセットも3-1で奪取した。
ドービーは最終セットの第1レッグをインブルで130チェックアウトの15ダーツ、さらに12ダーツ、14ダーツを続けこの30歳が逆転した。
「序盤ではジェフがどこにでも入っていた。でも僕も集中し勝者となることができた。」とドービー。
「PDCホームツアーが凄く良かった。僕にとってはあれがこの試合のためのとても良い練習となった。」
「今年はそんなにいい年ではなかったし試合もいいスタートではなかったが、終盤に良くなりワールドチャンピオンシップ程良い試合はないと思う。」
PDCウーマンズシリーズ優勝のアシュトンは記念塔となる勝利にあと一歩だったが極めて楽しみなアダム・ハントとの伯仲試合で最終セット、最終レッグまでもつれ込んだ。
第1セットではインブルフィニッシュでセットを奪い、アシュトンがファロン・シャーロックに続き勝利へ歩み出した。シャーロックは昨年アレキサンドラパレスで初の女性勝者として歴史を作っていた。
ハントはずるずる敗退を拒否、続く2セットを奪い返すと4度のBDOウーマンチャンピオンも第4セット最終レッグで素晴らしい11ダーツを見せ試合は最終セットへもつれ込んだ。
最終セットではアシュトンは勝利のまばたきを受けられ2-1リードとなる筈の残り130を痛恨のバースト。
これが彼女のほぼ最後のチャンスで、ハントは最期を冷静に120チェックアウトで勝利を完成させた。
「勝てて憂いしい」とハント。彼は2020年のプレーヤーズチャンピオンシップで2度にわたりアシュトンに敗れていた。
「いいプレーが出来ていたと思ったけどリサが凄く良かったので懸命についていった。彼女はずっとプレッシャーを掛けてきた。これで前に進む凄い自信がついた。」
ハントは金曜午後セッションの二回戦でジェイミー・ヒューズと対戦する。