<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第3日(12月17日)
エディがデビュー戦を大勝利、鈴木も善戦
<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第3日(12月17日)
エディがデビュー戦を大勝利、鈴木も善戦
https://www.pdc.tv/news/2020/…
12月17日(木)午後セッション
<一回戦結果>
メーダーズ・ラズマ(61)<89.21、42.86%> 3-0 鈴木徹<81.36、24%>
エドワード昌司ファウルカス<90.97、50%> 3-0 マイク・デ・デッカー(95)<86.74、23.08%>
ライアン・マレー(90)<87.11、40.91%> 3-1 ローレンス・イラガン<88.28、42.11%>
<二回戦結果>
ダリル・ガーニー(11)<99.19、42.86%> 3-2 ウィリアム・オコーナー(36)<92.4、31.82%>
12月17日(木)夕刻セッション
<一回戦結果>
ジェイミー・ルイス<90.67、44%> 3-2 ルーク・ウッドハウス(51)<92.23、60%>
ロン・ミューレンキャンプ(49)<87.71、32.14%> 3-1 ボリス・カリチュマー<89.82、26.09%>
ライアン・サール(38)<98.31、36.11%> 3-2 ダニー・ロービー<88.98、25%>
<二回戦結果>
ジョセ・デ・スーザ(14)<93.93、37.5%> 3-1 ロス・スミス(42)<93.73,33.33%>
12月18日(金)午後セッション12:00(日本時間21:00)
<一回戦組合せ>
ミッキー・マンセル(59)<北アイルランド> vs ハウパイ・プーハ<NZ>
ダリウス・ラバノースカス(46)<リトアニア> vs チェンガン・リュー<中国>
ウェイン・ジョーンズ(95)<イングランド> vs シアラン・ティーハン<アイルランド>
<二回戦組合せ>
ジェイミー・ヒューズ(28)<イングランド> vs アダム・ハント(76)
12月18日(金)夕刻セッション18:00(日本時間翌日03:00)
<一回戦組合せ>
ダーク・バン・デュイベンボーデ(43)<オランダ> vs ブラドリー・ブルックス<イングランド>
ジョン・ヘンダーソン(41)<スコットランド> vs マルコ・カンテレ<フィンランド>
ルーク・ハンフリーズ(34)<イングランド> vs ポール・リム<シンガポール>
<二回戦組合せ>
ジェームス・ウェード(7)<イングランド> vs カラン・リズ(80)
賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
ベスト16(四回戦敗退)=35,000ポンド
ベスト32(三回戦敗退)=25,000ポンド
ベスト64(二回戦敗退)=15,000ポンド
ベスト96(一回戦敗退)=7,500ポンド
合計2,500,000ポンド
フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦、四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
ライブ放送: スカイスポーツ、 pdctv-HD
メーダーズ・ラズマが日本の鈴木徹を3-0で下しアレキサンドラパレスのステージで初勝利を上げ、ギャリー・アンダーソンとの二回戦へ進んだ。
ラズマは緩やかなスタートで第1セットでは鈴木がチャンスに5本のダブルを、また第2セットも鈴木の4本のダブルミスをものにした。
このラトビア人は去年の一回戦でハリー・ワードに敗退していたが今年は第3セットで勝利を決めた。
日本のエドワード昌司ファウルカスはこのトーナメント最初の衝撃的勝利を上げた。彼は素晴らしいダーツでマイク・デ・デッカーを3-0で下し魅了した。
ファウルカスはこのデビュー戦をフライングとも言えるスタートを切り、第1セットを140チェックアウトなどを繰り出しアベレージは108を超えた。さらに第2セットも3-1で奪っていた。
第3セットではデ・デッカーが117チェックアウトなどで2-1とリードしたが、このベルギー人はセットとなるダブルを2本ミス、ファウルカスがここから2レッグを連取し二回戦のブレンダン・ドランとの対戦へ進んだ。
「凄く緊張したけど、今日のプレーには満足だ。」とファウルカス。
「僕は日本では長い間ソフトチップダーツをプレーしてきているけど、スティールチップには正直新参者だ。」
「次の試合も楽しみだ。もしベストなプレーが出来れば勝てるかも知れない。」
ライアン・マレーは魅力満載のフィリピンの才能、ローレンス・イラガンに3-1でデビュー戦勝利を飾り、マイケル・バン・ガーウェンの待つ二回戦へ進んだ。
この2020年PDCサーキットへの新規参入者のマレーは初年度の強力なフォームを繰り出し、オープニングレッグから116チェックアウト、ここから第1セットを奪った。
イラガンも第2セットを100チェックアウトで反撃のスタート、レッグを失うことなく第2セットをものにした。しかし彼は第3セットでダブルミス、マレーが再びリードを奪い返した。
このスコットランド人は第4セットも13ダーツで勝利へと近づき、結果そのまま勝利した。
ダリル・ガーニーはこのウィリアム・オコーナーとの5セットにおよぶ激戦でトーナメント初の番狂わせを回避すべく真剣にならざるを得なかった。
ガーニーはフォームのスランプに捕まってしまうというプレッシャーを持ってこのトーナメントに入っており、途中までアベレージも100越えでパーフォーマンスとしては満足し1レッグを落としただけでオープニングから2セットを奪った。
しかしこの第11シードは堅実なオコーナーの反撃にあい、ガーニーの4本のマッチとなるダブルミスにオコーナーが第3セットを奪い返した。
オコーナーは徐々に自信を取り戻し、第4セットも122チェックアウトなどで奪い差をなくした。
ガーニーは最終セットの第1レッグをブレークし流れを自分に引き付けると、このセットを3-0で取りクリス・ドービーとの三回戦へ駒を進めた。
「自宅ではこのワールドチャンピオンシップに備え物凄く練習した。」とガーニー。
「僕は得点力をつけスピードを増すことを中心に練習する必要があった。僕はPDCのスタンダードがどんどん上昇しており、遅れを取りたくないのでね。」
「一杯自信が湧いてくる感触だ。僕の得点力が戻ってきている。僕は前は得点が良かったし、ここではもっとトリプルに入れて気分よくする必要がある。」
「僕の最近は僕のスタンダードからするとひどかった。今日もタフな試合になると判ってたし勝利できて嬉しい。」
ジェイミー・ルイスはルーク・ウッドハウスに0-2の劣勢から3-2と大逆転勝利し、二回戦はウェールズ人同士のガーウィン・プライスと対戦する。
下ベスト4のルイスは序盤から2セットは4つの100越えフィニッシュを見せたウッドハウスに全く歯が立たなかった。
ルイスはここ数か月心配事で苦労していると人々にオープンに話していたが、ここから続く8レッグのうち6レッグを奪う気力を見せ試合を最終セットへもつれ込ませた。
ウッドハウスは最終セットのオープニングレッグこそ奪ったものの、ルイスは85フィニッシュ、61フィニッシュ、100チェックアウトと続け、2021年のPDCサーキット残留にむけ可能性を残した。
「スタートはとんでもなく悪かった。0-3で負けて自宅へ帰るのかと思った。」とルイス。
「そこからもう少し僕のダーツでプレー出来るようになり結果を得ることができた。凄く幸せだ。」
「2か月前はPDCで最悪のプレーヤーだったけど戻してきている。」
「次の試合はとても厳しい。ウェールズのダーツでゲジーが達成してきたことは真実ではないほどだ。僕はベストショットをするつもりだし、どうなるか見てみよう。」
ロン・ミューレンキャンプはボリス・カリチュマーを3-1で下し2年連続して二回戦進出を決めた。
クロアチアのカリチュマーは2011年以来のアレキサンドラパレスお目見えとなり、オープニングセットを3つの15ダーツで3-0でものにした。
ミューレンキャンプは反撃し1レッグも落とさず第2レッグを奪い返した。第3セットは最終レッグでカリチュマーのセットとなるダブルミスを潜り抜けセットカウントを2-1リードとした。
ここからミューレンカンプは優勢に圧力を高め徐々に弱ってきたカリチュマーを退け第4セットを奪った。彼はオランダ人のビンセント・バン・デ・ブートの待つ二回戦へと駒を進めた。
ライアン・サールはアメリカ人のダニー・ロービーとの激戦を最終セットで乗り越え、ワールドチャンピオンシップ一回戦通過率100%を維持した。
2020年のプレーヤーズチャンピオンシップイベントで優勝したサールはこの戦いを100越えアベレージで進めたがロービーを引き離すことが出来なかった。ロービーはこのデビュー戦で素晴らしいダーツを見せていた。
サールは第1セットで1レッグも譲らず奪い、第2セットも決定レッグで24点を残し待っていると、ロービーは素晴らし148チェックアウトでレベルへ戻した。
第3セットはサールが121チェックアウト、95フィニッシュから奪ったがロービーも再び反撃しレベルへ戻し試合は最終第5セットへ進んだ。
サールがレッグカウント2-1リードで迎えるとロービーはサドンデスに突入する6本のダブルをミス、サールが踏み込んで1ダブルを決め、ジェフリー・デ・ズワーンの待つ二回戦へ進出した。
「厳しい接戦だった。サドンデスまで行かなくて良かった。」とサール。
「正直、ダニーは素晴らしく本当に厳しい試合を仕掛けてきた。第2セットの148チェックアウトはひどく傷つけられた。」
「勝利できて落ち着いた。今は次の試合を心待ちにしている。」
「このトーナメントではいつも次の試合を楽しみにしている。世界で一番素晴らしいトーナメントだ。自分の経歴を高めるためにもここで絶対いいプレーをしたいと思う。」
第三日ハイライト映像
https://www.youtube.com/watch…
https://www.youtube.com/watch…