<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第13日(12月30日)
ランキング上位が貫録勝ち、ベスト8出揃う
https://www.pdc.tv/news/2020/…
12月30日(水)午後セッション
<四回戦結果>(ベスト16)
ダリル・ガーニー(11)<93.65、32.56%> 4-2 ビンセント・バン・デ・ブート(27)<94.81、47.83%>
スティーブン・バンティング(26)<97.86、37.21%> 4-3 ライアン・サール(38)<98.15、40%>
ギャリー・アンダーソン(13)<95.55、52.17%> 4-0 デボン・ピーターセン(29)<94.97、28.57%>
12月30日(水)夕刻セッション
<四回戦結果>(ベスト16)
ダーク・バン・デュイベンボーデ(43)<96.75、32%> 4-3 グレン・ダラン(12)<90.76、32.56%>
ガーウィン・プライス(3)<97.71、51.85%> 4-1 マービン・キング(19)<98.15、29.17%>
デーブ・チズナル(8)<101.76、50%> 4-2 ディミトリ・バン・デン・バーグ(9)<102.17、31.43%>
1月1日(金)午後セッション12:00(日本時間21:00)
(勝敗は2018/2019/2020)
<準々決勝組合せ>
クリストフ・ラタイスキー(15) vs スティーブン・バンティング(26)
(●/ー/ー)
ギャリー・アンダーソン(13) vs ダーク・バン・デュイベンボーデ(43)
(ー/ー/ー)
1月1日(金)夕刻セッション18:00(日本時間翌日03:00)
<準々決勝組合せ>
ガーウィン・プライス(3) vs ダリル・ガーニー(11)
(〇△〇/〇●△●〇/△△)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs デーブ・チズナル(8)
(〇〇〇〇/〇〇〇〇〇/ー)
1月2日(土)現地18:00(日本時間翌日03:00)
<準決勝組合せ>
アンダーソン/バン・デュイベンボーデ vs バン・ガーウェン/チズナル
ラタイスキー/バンティング vs プライス/ガーニー
1月3日(日)現地19:30(日本時間翌日04:30)
<決勝>
賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
ベスト16(四回戦敗退)=35,000ポンド
ベスト32(三回戦敗退)=25,000ポンド
ベスト64(二回戦敗退)=15,000ポンド
ベスト96(一回戦敗退)=7,500ポンド
合計2,500,000ポンド
フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦、四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
ライブ放送: スカイスポーツ、 pdctv-HD
ガーウィン・プライスとギャリー・アンダーソンが水曜、ロンドン、アレキサンドラパレスで順当に勝利しWilliam Hillワールドチャンピオンシップ準々決勝へ駒を進めた。
世界No.3のプライスはマービン・キングと5セットを戦い、一方2度のワールドチャンピオン、アンダーソンはデボン・ピーターセンを4-0で退け準々決勝進出者が出揃って2020年のダーツ最終日が完了した。
ダリル・ガーニー、デーブ・チズナル、スティーブン・バンティング、ダーク・バン・デュイベンボーデもこの250万ポンドのトーナメントでベスト8進出を果たした。準々決勝は新年元旦に開催される。
プライスは3つの100越えチェックアウト、ダブル率52%とフィニッシュで見どころを作りキングに納得の勝利をあげた。
このウェールズのスターは高レベルの試合展開で3セットをもぎ取ったが16ダーツ以上は打っていなかった。
「殆どの試合で気持ちよく感じた。でも時々つぎはぎになることがある。」とプライス、彼はベスト8でダリル・ガーニーと対戦する。
「マービンはここ2、3週間の出来に比べ良くなかったので僕がチャンスを貰った。」
「僕はベストを尽くすだけだったしいいフィニッシュが出来た。プレッシャーは全く感じなかった。僕は必要な時に打てたし彼は悪いタイミングでミスしていた。」
「ダリルは素晴らしいプレーヤーだし僕が勝つためにはベストを出さなきゃいけない。でもトーナメントを優勝すると心に決めている。目指すは世界No.1の座だ。」
プライスは序盤から4レッグを20ダブルであがり、中には148チェックアウト、115チェックアウトを交えた。しかし第2セットはキングが最終レッグでせめぎ勝った。
先月のプレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズ準優勝のキングは第3セットで106チェックアウトから優位に立ったが、プライスがここから3レッグを連取再びアドバンテージを取った。
このウェールズ人は第4セット最終レッグも93フィニッシュで取り3-1とリード、2年連続でワールドチャンピオンシップベスト8入りに近づいた。
第5セットはプライスが116チェックアウトでレッグカウント2-1と先行し勝利まであと1レッグと迫り、次のレッグでキングが試合を維持するダブルを3本ミスしプライスが勝利を完了させた。
アンダーソンは南アフリカのスター、ピーターセンにストレートセットで勝利したが、この2015年、2016年ワールドチャンピオンはアリパリで8度目のベスト8進出となった。
このスコットランドのエースは第1セットを特段の反撃もなくあっさり奪い、第2セットはレッグカウント0-2から160チェックアウト、97フィニッシュなどで奪ってリードを2倍とした。
ピーターセンは第3セットもレッグカウント2-0としたが3本をダブルミス、アンダーソンが再びこの2レッグの劣勢を跳ね返しこのセットも奪って勝利まであと1セットとした。そしてそそくさと6レッグ連取で勝利をもぎ取った。
「デボン今年見せていた得点力がなかったので僕が頂いた。」とアンダーソン。
「今の僕にはこれ以上ない位僕の居心地のいい場所まで来た。来年はガンガンやって取り戻そうと思う。」
「今年のワールドマッチプレー決勝でやったように一枚一枚はぎ取るようにマネージしてきた。この進出は僕にとってボーナスのようなものだ。」
アンダーソンは元旦にバン・デュイベンボーデと対戦する。このオランダの才能は2020年の好調さを維持、プレミアリーグチャンピオンのグレン・ダランにサドンデスで勝利していた。
バン・デュイベンボーデは10月のワールドグランプリで決勝進出しており、記念すべきこの四回戦でセットカウント1-3の劣勢から衝撃の格闘で勝利を奪った。これで四回戦8試合のうち4試合が最終サドンデス決戦となった。
ダランはオープニングレッグこそ失ったものの第1セットを3-1で勝利、さらにバン・デュイベンボーデの4本のダブルミスに素晴らしい154チェックアウトなどで第2セットも奪った。
第3セットはオランダ人が2つの11ダーツなどで3-1で奪ったがダランも同スコアで第4セットを奪い返し勝利まであと1セットに迫った。
バン・デュイベンボーデは113チェックアウト、106チェックアウト、92フィニッシュと非の打ちどころのないフィニッシュを続け第5セットを取って試合を継続させた。
そして彼はこのトーナメント2つ目となる170チェックアウトで第6セットも奪いこの試合をレベルへ戻すと、第7セットは6ダブルをしっかり仕留め勝利を完成させた。
「この試合全体を通じて僕はグレンより良かったと思うけど気づいたら1-3の劣勢だった。」とバン・デュイベンボーデ。
「もうちょっとでひどく壊滅するところだったけどフラストレーションが溜まらないよう気をつけた。集中し勝つことができた。」
「いつもの通りやってればいいと自分に言い聞かせた。たぶんあの170チェックアウトが効いたのではないか。正直どの試合もとても緊張してきた。でもこれは悪い事ではない。僕はいい方向になるようやっている。試合を楽しめてるし勝ち抜けて本当に嬉しい。」
元ワールドグランプリチャンピオンのガーニーはビンセント・バン・デ・ブートに4-2で勝利、自身2度目となるアレキサンドラパレスのベスト8進出となった。
ガーニーはオープニングレッグの相手先攻を125チェックアウトでブレーク、第1セットを3-1で奪うとバン・デ・ブートも第2セットで111チェックアウトなど最終レッグで奪い返した。
第3セット、第1レッグではガーニーが9ダーツトライしたが惜しくも12ダブルを外したがこのセットを奪い、更に120チェックアウトなどで第4セットも取り2セットリードとした。
2度のアリパリベスト8のバン・デ・ブートは第5セットをたった41本で奪い返した。
第6セットはガーニーが3-1となるダブルを6本ミス、しかし次レッグで相手のインブルフィニッシュのミスしを突いて勝利の仕事を完成させた。
元レイクサイドチャンピオンのバンティングもライアン・サールとの最終サドンデス決戦を勝ち自身2度目となるベスト8入りを果たした。
バンティングは以前にはPDCワールドチャンピオンシップデビューを果たした2014/15イベントでベスト8入りしているが、序盤2セットを奪ったものの第3セットでは3セットリードとなるはずのダブルを7本ミス、サールが奪い、更に第4セットもサールに奪われレベルとなった。
元レイクサイドチャンピオンのバンティングは第5セットを11ダーツでスタートし3レッグでものにしたが、サールも第6セットを100チェックアウトなどで12ダーツ、15ダーツ、13ダーツと並べ奪い返した。
ウェリントンのエース、サールは145チェックアウト、90フィニッシュと素晴らしいフィニッシュを揃え勝利まで1レッグに迫った。
しかしバンティングが反撃、84フィニッシュでの11ダーツ、魅力的な107チェックアウトで試合は最終サドンデスへ突入、サールが残り16で待つ間、バンティングが20ダブルを仕留め13ダーツで勝利した。
トーナメントは元旦に準々決勝4試合が2セッションに分れて行われ、午後セッションではバンティング対クリストフ・ラタイスキー戦に続きアンダーソン対バン・デュイベンボーデ戦がある。
夕刻セッションではプライス対ガーニー戦、続いて3度のワールドチャンピオン、バン・ガーウェン対チズナル戦が予定される。
第13日ハイライト映像
https://www.youtube.com/watch…
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