NEWS

<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第14日(1月1日)

0
0
2021.01.02 Sat.

チズナル、2016年以降の対MVG27連敗を大舞台で阻止

https://www.pdc.tv/news/2021/…

1月1日(金)午後セッション
<準々決勝結果>
スティーブン・バンティング(26)<101.01、52.78%> 5ー3 クリストフ・ラタイスキー(15)<97.58、38.89%>
ギャリー・アンダーソン(13)<101.07、50%> 5-1 ダーク・バン・デュイベンボーデ(43)<94.29、38.89%>

1月1日(金)夕刻セッション
<準々決勝結果>
ガーウィン・プライス(3)<96.36、36.96%> 5-4 ダリル・ガーニー(11)<96.25、34.62%>
デーブ・チズナル(8)<107.34、48.39%> 5-0 マイケル・バン・ガーウェン(1)<98.29、43.75%>

1月2日(土)現地18:00(日本時間翌日03:00)
(勝敗は2018/2019/2020)
<準決勝組合せ>
スティーブン・バンティング(26) vs ガーウィン・プライス(3)
(●/●〇●/●)
デーブ・チズナル(8) vs ギャリー・アンダーソン(13)
(●●〇/●/ー)

1月3日(日)現地19:30(日本時間翌日04:30)
<決勝組合せ>
バンティング/プライス vs チズナル/アンダーソン

賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
ベスト16(四回戦敗退)=35,000ポンド
ベスト32(三回戦敗退)=25,000ポンド
ベスト64(二回戦敗退)=15,000ポンド
ベスト96(一回戦敗退)=7,500ポンド

合計2,500,000ポンド

フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦、四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
 ライブ放送: スカイスポーツ、 pdctv-HD

デーブ・チズナルが元旦にロンドン、アレキサンドラパレスでマイケル・バン・ガーウェンを衝撃的なストレートセットで気絶させWilliam Hillワールドチャンピオンシップベスト4へ進出した。

2度のワールドチャンピオン、ギャリー・アンダーソン、世界No.3のガーウィン・プライス、元レイクサイドチャンピオン、スティーブン・バンティングも金曜に勝利しベスト4進出を決めたがチズナルが息をのむディスプレーでショーを独り占めした。

この世界No.8はこの強烈な勝利で3度のワールドチャンピオン、バン・ガーウェンに27試合勝利なしの記録を食い止め、アベレージは107.34、14個の180得点で唸らせた。

「凄く誇りに思う。努力の甲斐があった。本当にいいプレーが出来た。」とほぼ5年ぶりの勝利となったチズナル、彼は水曜にワールドマッチプレーチャンピオンのディミトリ・バン・デン・バーグを破り続いてこの日ほぼ5年ぶりにこのオランダ人を破っていた。

                                                                                                                                                                                                                                                                              「マイケルは本調子じゃなかったのにいくつかのセットで最終レッグまで引っ張られたのはちょっとフラストレーションだった。でもとても気分良くいい勝ち方が出来た。」

「ここ数年は標的にされていたけど僕はこのワールドチャンピオンシップのタイトルが欲しいし優勝出来るほどいいプレーが出来ている。」

バン・ガーウェンは第1レッグを奪ったがチズナルが物凄い爆発力を見せ11ダーツ、2つの12ダーツで第1セットをアベレージ112、素晴らしい141チェックアウトで取った。

このモアカムのプレーヤーは5レッグを連取、第2セットも3-2で取りリードを二倍にした。

第3セットではバン・ガーウェンも素晴らしい150チェックアウトを見せたもののチズナルは114チェックアウトなどを手助けにこのセットも3-2で奪い取った。

第4セット第4レッグではチズナルが9ダーツの最後の12ダブルをミス、しかし3-1で奪いこのオランダのエースを相手にセットカウントを4-0リードとした。バン・ガーウェンはチズナルの9ダーツミスの直後、敢えて20トリプル、19トリプル、12ダブルを決め見せしめにしたがこれはチェックアウトではなかった。

チズナルは第5セットも130チェックアウト、87フィニッシュ、80フィニッシュと並べ3-1で勝利、初めてアレキサンドラパレスベスト4へ進出した。

過去7年で3度シドワデル杯を掲げた敗退後のバン・ガーウェンは、「厳しい試合だった。デーブがチャンスを全部持って行った。正直僕は自滅してしまった面もある。再起しなかったし得点力が戻ってこなかった。」

「僕が言えることはデーブ良くやった。彼の歴史で一番最高の試合だ。彼がいいプレーをして僕がいいプレーが出来なかった。この反省を次の試合に活かすため何が悪かったのか分析しなくちゃいけない。」

チズナルは土曜にアンダーソンと対戦する。この2度のワールドチャンピオンはオランダのダーク・バン・デュイベンボーデに5-1で勝利、さっさとベスト4入りを決めていた。

このスコットランド人は素晴らしい5セット連取を見せ自身6度目となるアレキサンドラパレスベスト4入りを決めた。この日は今回の彼の最高パーフォーマンスとなった。

第1セットはバン・デュイベンボーデが最後14ダーツで3-1としたが、アンダーソンはそこから10レッグを連取たちまちセットカウントを3-1リードとし第5セットもレッグカウントを2-0リードとした。

このレッグ連取も素晴らしい131チェックアウトの後途切れたが、このスコットランド人はこのセットも3-1で奪い、最終第6セットではバン・デュイベンボーデが180得点した直後に20ダブルを仕留め勝利を決めた。

「良かった。トーナメントが進むにつれ僕のプレーが良くなっている。」とアンダーソン、彼のアベレージは101.07となった。

「ダークは素晴らしいプレーヤーだ、だから彼に勝てて嬉しい。まだいくつかまずいところがあったけどハッピーだ。」

「ここ2,3年ではベストな状況かな。ベスト4に入ったしここからは誰が優勝してもおかしくない。」

第3シードのプライスは2年連続のベスト4入りを決めた。彼は9セット+サドンデスに及ぶ激闘をダリル・ガーニーと演じた。

プライスはもし日曜に50万ポンドの優勝賞金を手にすると世界ランキングNo.1となるが、この日もまず序盤で2セットをリード、しかしガーニーが反撃し試合は最終セットへ。そこでガーニーは残り108からダブルへ到達できず、ウェールズのエースが集中し進出を決めた。

「多くのダブルをミスしたセットはヘマをした。でも凄くラッキーだった。」とプライス。

「4-2リードの時まだバッグに余裕があったけど4-4となった時余裕を持ち出さなければならなかった。そこへ集中した。今夜は本当に勉強させてもらった。4-2リードの時でも自己満足に陥ってはならない。」

「女房と家族にとっては見るに堪えない神経のすり減る試合だったろう。たぶん僕の要求し過ぎだろうけど、まだトーナメントに残ってるし全力を尽くして向かっていく。」

ガーニーはこの試合を180得点でスタートしたが、プライスが64フィニッシュ、108チェックアウトと並べこのセットを3-1で奪った。

このウェールズ人は第2セットも特段の抵抗なしし奪いリードを2倍としたが、ガーニーも反撃し第3セットを73フィニッシュ、75フィニッシュなどで2レッグ差で奪い返した。

ガーニーは第4セットも奪いセットカウントは2ー2に、しかしプライスが素晴らしい143チェックアウトなどで第5セットを3-1で取り再びリードした。

第6セットもガーニーは20ダブルをミス、プライスが残り72をフィニッシュし2セットリードと拡げた。

しかしこの北アイルランドのエースは静かに立ち去ることを拒否、ここから6レッグ連取で試合を最終セットへもつれ込ませた。

最終セットではプライスが107チェックアウトするとガーニーもすかさず130チェックアウトで返し試合は最終レッグサドンデス決戦へ、ここでウェールズのエースが20ダブルを仕留め決着を付けた。

バンティングはこの元旦に44歳の誕生日を迎えたクリストフ・ラタイスキーを打ち破り初めてアリパリのベスト4へ進出した。

マーシーサイドのエース、バンティングは序盤で爆発し序盤からの3セットを奪いポーランドNo.1にはもはや難攻不落のリードを拡げた。

ラタイスキーは試合を104チェックアウトでスタートしたが、バンティングがここから127チェックアウトなどを含む6レッグを連取した。

ポーランドのスターはこの流れを止めたものの、バンティングが第3セットを3-2で奪いリードを拡げることは阻止できなかった。

ラタイスキーは第4セットでバンティングの素晴らしい170チェックアウトなどプレッシャーを受けたものの何とか奪い返したが、第5セットはバンティングが16ダブルをきっちり決め勝利まであと1セットと迫った。

ラタイスキーも74フィニッシュなどで4つ目の3-1とし劣勢を2セットへ縮め、第7セットもインブルでの124チェックアウトなどでセットカウント4-3と1セット差まで迫った。

しかしバンティングは最終セットへ持ち込まれるのを阻止、ここから3レッグを勝ってベスト4進出を決めた。

「僕の経歴で一番大きな勝利だ。世界最大のトーナメントのベスト4入りなんて今までやったことのない大事業だ。このトーナメントは勝ちたい。」と2015年のベスト8進出より上を行ったバンティング。

「凄く厳しい進出を続けたけど決して諦めるとか死ぬとか危険だなんて言わなかった。集中できるし優勝の大きなチャンスがある。」

準決勝は土曜夕刻に開始、プライス対バンティングが先に行われアンダーソン対チズナルが続く。

第14日<準々決勝>ハイライト映像

https://www.youtube.com/watch…

https://www.youtube.com/watch…

0
0

LATEST NEWS

HOME

NEWS

<メジャー>ワールドチャンピオンシップ第14日(1月1日)