<メジャー>ワールドチャンピオンシップ最終日(1月3日)<決勝>
ガーウィンプライス、ワールドチャンピオンタイトルと世界No.1ランキング獲得
https://www.pdc.tv/news/2021/…
PDCワールドダーツチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
1月3日(日)
<決勝結果>
ガーウィン・プライス(3)<100.08、45.61%> 7-3 ギャリー・アンダーソン(13)<94.25、26.87%>
賞金:
優勝=500,000ポンド
準優勝=200,000ポンド
ベスト4=100,000ポンド
ベスト8=50,000ポンド
ベスト16(四回戦敗退)=35,000ポンド
ベスト32(三回戦敗退)=25,000ポンド
ベスト64(二回戦敗退)=15,000ポンド
ベスト96(一回戦敗退)=7,500ポンド
合計2,500,000ポンド
フォーマット:
一回戦=ベストオブ5セット
二回戦=ベストオブ5セット
三回戦、四回戦=ベストオブ7セット
準々決勝=ベストオブ9セット
準決勝=ベストオブ11セット
決勝=ベストオブ13セット
ライブ放送: スカイスポーツ、 pdctv-HD
ガーウィン・プライスが日曜、ロンドンのアレキサンドラパレスで行われた決勝でギャリー・アンダーソンをを下しWilliam Hillワールドダーツチャンピオンシップタイトルを獲得、初めて世界No.1にも昇り詰めた。
プライスはシドワデル杯を目指し2度優勝のアンダーソンに支配的なパーフォーマンスでセットカウント7-3と圧倒、50万ポンドの小切手を獲得し初めてのウェルズ人PDCワールドチャンピオンになった。
この勝利によりプライスはPDC賞金ランキングトップの座もマイケル・バン・ガーウェンと入れ替わった。このオランダ人の世界No.1の座は7年間で終止符が打たれた。
この決勝ではウェールズのスターが容赦のない素晴らしいフィニッシュで序盤から6セットのうち5セットを奪いダメージを与えていた。アンダーソンは終盤の幾つかのチャンスを拾ったものの十分に回復することは出来なかった。
「この優勝が僕にとって全てを物語る。これが世界だ。」とプライス、彼はアベレージ100.08でこの素晴らしい成功を達成した。
「僕は終盤にかけ多くのチャンスを逸していた。でも大きく優勢な状態にあると知っていたのでまたチャンスは来るだろうと思った。ギャリーからもチャンスをくれたので僕が喜んでものにした。
「生涯こんなプレッシャーを感じたことはない。優勝決定のダブルを打つのがこんなに厳しいものだとは。でも終わった後のフィーリングは説明に尽くし難い。僕がワールドチャンピオン、まだ信じられない。」
「それと世界No.1になったこともとても誇りだ。多分これはワールドチャンピオンになるよりもっと難しいものだろう。一挙に2つをうまくやるなんて信じられないことだ。」
アンダーソンはオープニングセットを3-0で奪うことの出来たダブルを4本ミス、するとプライスがプッシュしそこから3レッグ連取しアドバンテージを取ってしまった。
ウェールズ人は第2セットの第1レッグこそ奪ったものの、アンダーソンは180得点から128チェックアウトと3レッグで爆発し試合をレベルへ戻した。
プライスは第3セットでアンダーソンの170チェックアウトにもめげず12ダーツ、13ダーツ、14ダーツで3-1とし、第4セットも84フィニッシュ、120チェックアウトなどでこの元プロラグビープレーヤーが同じスコアで奪っていった。
さらにプライスは83、97、76と素晴らしいフィニッシュを続けリードを3セットへ拡げた。
ここで彼はワールドチャンピオンシップの歴史で最高セットを披露、100チェックアウトでの11ダーツ、161チェックアウトでの12ダーツ、12ダブルの10ダーツとした。最後の10ダーツは9ダーツトライの後1本で仕留めたもので、このセットのアベレージは136.64に達した。
プライスは13本連続で20ダブルを仕留めてきたが、アンダーソンが反撃に出た第7セット最終レッグではミスしていた。
プライスは第8セット第5レッグも20ダブルをあがり、セットカウントを6-2と大きくリード、第9レッグも2レッグを取り栄冠まであと1レッグとしたが彼はここから2レッグにわたり9本のマッチとなるダブルをミス、アンダーソンがこのセットを奪って試合を続行させた。
このスコットランド人は5レッグ連取でプライスのダブルミスを攻め立てたが、プライスも劣勢を挽回、アンダーソンが望みをつなぐ6本のダブルミスを突き5ダブルを仕留めてタイトルに手が届いた。
「決勝で敗退するのはがっかりだけどここまで進出できたことに座布団を上げる。」とアンダーソン、彼はPDC賞金ランキングを5段階改善し8位となった。
「先週の仕事は多いなボーナスみたいなものだ。決勝もスタートは良かったけどちょっと苦労が始まった。こうなるとガーウィンのような相手ではどうしようもなくなる。」
この勝利でプライスは10人目のPDCワールドチャンピオンとなり、初めてのQスクール出身者の偉業となる。彼は2014年にプロツアーカードを獲得していた。2014年にはその丁度2週間後からバン・ガーウェンが世界No.1を始めたところだった。
彼はピーター・ライトからワールドチャンピオンを引き継ぎ、加えてこのスコットランド人とバン・ガーウェンを抜いてPDC賞金ランキングトップに輝いた。
最終日<決勝>ハイライト映像
https://www.youtube.com/watch…