2021年PDC年間表彰晩さん会
ガーウィン・プライスが四部門を独占、MVGは無冠
https://www.pdc.tv/news/2021/…
ガーウィン・プライスがPDC年間表彰式で君臨を見せ4部門のプレーヤーオブザイヤーの称号を授与された。デーモン・ヘタ、デーブ・チズナル、カラン・リズも各部門を受賞、大英帝国勲章に輝いたバリー・ハーンがPDC殿堂入りを果たした。
ウェールズのプライスは1月初旬にワールドチャンピオンシップを優勝し素晴らしい12か月間の幕を閉じ、この優勝で世界No.1の座にも輝いた。
プライスはジョニー・クレイトンと供にワールドカップ優勝をウェールズへもたらし、さらにワールドグランプリ優勝、ワールドシリーズオブダーツ、ファイナルズ優勝、ベルギアンダーツチャンピオンシップ優勝、4回のプレーヤーズチャンピオンシップ優勝を成し遂げていた。
プライスはこれら12か月間の実績でSelcoプレーヤーオブザイヤーの各候補、マイケル・バン・ガーウェン、ピーター・ライト、ジョセ・デ・スーザを押さえ栄冠に輝いた。
彼はまたPDPAの仲間が選出するPDPAプレーヤーズプレーヤーオブザイヤーでも75%以上を得票し悠々と選出された。グランドスラムオブダーツ優勝のジョセ・デ・スーザが2位につけた。
プライスはJust Eatファンズプレーヤーオブザイヤーの投票でも32%を得票、ダーク・バン・デュイベンボーデ(26%)、ディミトリ・バン・デン・バーグ(14%)に水をあけた。
この35歳は最後にプロツアープレーヤーオブザイヤーも受賞し4部門受賞を完成した。彼はヨーロピアンツアーとプレーヤーズチャンピオンシップで96,750ポンドの賞金を獲得、ピーター・ライトとバン・ガーウェンを押さえ年間ランキングトップとなっていた。
「この12か月間いいプレーが出来た実績で世界を凌駕した。」とプライス。「凄い1年だった。」
「ファン投票の受賞は何物にも代え難い。ファンの皆様にはここ2年半本当に支援して貰い、これが恩返しの全てだ。今年はとてもいいプレーが出来たけどそれだけでなく応援があって勝つことができた。感謝している。」
「さらにトッププロの投票で票を集めたことは、ここ12か月間の僕のプレーが認められたということだしとても素晴らしい。」
「今年はとても安定してプレーしてきた。グランドスラムの時とかプレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズでは徐々に萎んでしまい100%出し切れなかった。その後の半分はうまく乗り切ったし12か月全体では素晴らしい成果が出た。」
「今年多くのトーナメントに優勝できたし世界No.1になりワールドチャンピオンシップに優勝したけど、7年前には誰が僕にこんなこと出来ると言えたんだろう。夢が現実となった。考えもしなかったことだ。一人で夢に浸らせてくれ。」
「僕はここからまた努力しバックアップしなければいけない。休んでる暇はなく世界に勝つ。この経験でもっとハングリーになれる。」
オーストラリア人のヘタは初のプロサーキット参加の年にプレーヤーズチャンピオンシップ優勝とワールドカップベスト8、グランドスラムオブダーツベスト8、プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズベスト8の成績でMoneybarnベストニューカマーを受賞した。
「どきどきする。エース(ホールインワン)を取ったような感じだ。」「この受賞は凄く意味があるしもっと出来たとも思う。今年も頑張るぞ。」
リズはPDCプロツアー初参戦で強いところを発揮、デベロプメントツアー優勝、プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズベスト16、ワールドチャンピオンシップベスト64などでUnicornヤングプレーヤーオブザイヤー受賞に輝いた。
「この賞を戴けるなんて信じられない。」とリズ、「候補に上がるだけでも凄いのに受賞できたなんてどれだけ嬉しいか。これからの自信につながる。」
「今年から参戦したけど始めは良くなかった。でも終盤にかけいいところが出だした。」
チズナルがワールドチャンピオンシップ準々決勝でマイケル・バン・ガーウェンを5-0で下したパーフォーマンスがToyo Tiresテレビパーフォーマンスオブザイヤーを受賞した。このダーツスポーツ最大のトーナメントでの超素晴らしいディスプレーが評価された。
PDC議長のバリー・ハーンOBE(大英帝国勲章)が17人目のPDC殿堂入りを果たした。彼の20年余にわたるダーツ界への多大な貢献が認められた。
ハーンは2001年にPDC議長として就任、その後のダーツ界の世界的大発展に大きく寄与し記録的な賞金増額をもたらし続けた。
「素晴らしい。歳がいくにつれこういうのがどんどん嬉しくなる。」とハーン。「既に殿堂入りしている何人かのレジェンドと同席できて嬉しい。とても居心地がいい。」
「勿論これらレジェンドと並び立てるのは本当に栄誉なことだし、彼等も同じように思うだろうけど、これは一人ひとりのものではない。PDC全体による成果でファミリーでありそれらにより成された技だ。」
「僕の人生を振り返ってみると、僕のPDCへの参画も一つだが、スポーツ振興プロモーションの成功例でなければ続かなかった。」
あざ笑いの対象となるダーツをテレビ放映し国際スポーツの花形まで仕立て上げる機会を得、スポーツ視聴率では唯一フットボールに負けるのみとなった。これが大きい。」
「我々は個々からスタートしたが、このスポーツは苦行と鍛錬と犠牲により成り立ってきた。」
「今、皆は素晴らしい旅に途中だ。旅はまだ発展しているがダーツを通じて我々は世界を変えてきた。20年前旅は始まりPDC殿堂入りは我々全てがシェアすべき動機付けになるだろう。」
2021年PDC年間表彰(対象:2020年)
PDC殿堂入り:バリー・ハーン 大英帝国勲章授与
<PDC9ダーツクラブ>
・ゴールドピンバッジ(テレビ放映イベント)
ーUnibetプレミアリーグ
マイケル・スミス
ピーター・ライト
ーLadbrokes UKオープン
ジョニー・クレイトン
マイケル・バン・ガーウェン
ーUnibetヨーロピアンチャンピオンシップ
ジョセ・デ・スーザ
ーWilliam Hillワールドチャンピオンシップ
ジェームス・ウェード
・シルバーピンバッジ(テレビ放映外イベント)
ーPDC Unicornチャレンジツアー
アンディ・ジェンキンス
ロビー・エリス
ーPDC Unicornデベロプメントツアー
モレノ・ブロム
ープレーヤーズチャンピオンシップ
ミッキー・マンセル
マイク・バン・デュイベンボーデ
キーガン・ブラウン
スコット・ベーカー
ネーザン・アスピナル
メンサー・スルホビッチ
ダニー・ノッパート
スティーブ・レノン
マイケル・バン・ガーウェン
ロブ・クロス
ダレン・ウェブスター
カール・ウィルキンソン
ジェームス・ウェード
デボン・ピーターセン
アンディ・ハミルトン
ジョン・ロドリゲス
ニック・ケニー
ー欧州イベント予選
スティーブ・ウェスト
ーUnibetホームツアー
ルーク・ウッドハウス
ダニエル・ラーソン
プロツアープレーヤーオブザイヤー:ガーウィン・プライス
Moneybarnベストニューカマー:デーモン・ヘタ
候補:ジェイソン・ロー、カラン・リズ、マーティン・クリーメーカー
Toyo Tiresテレビパーフォーマンスオブザイヤー:
デーブ・チズナル (vs マイケル・バン・ガーウェン) ワールドチャンピオンシップ
候補:ピーター・ライト(プレミアリーグ、エクセター)、マイケル・バン・ガーウェン(UKオープン準決勝)、サイモン・ウィットロック(ワールドグランプリ準々決勝)、ジョセ・デ・スーザ(グランドスラム決勝)
Just Eatファンズプレーヤーオブザイヤー:ガーウィン・プライス
候補:ダーク・バン・デュイベンボーデ、ディミトリ・バン・デン・バーグ
PDPAプレーヤーズプレーヤーオブザイヤー:ガーウィン・プライス
候補:ジョセ・デ・スーザ、ダーク・バン・デュイベンボーデ、ディミトリ・バン・デン・バーグ
Unicornヤングプレーヤーオブザイヤー:カラン・リズ
候補:ライアン・ミークル、ブラドリー・ブルックス、キーン・バリー
PDCプレーヤーオブザイヤー:ガーウィン・プライス
候補:ピーター・ライト、マイケル・バン・ガーウェン、ジョセ・デ・スーザ