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<メジャー>マスターズ第2日<二回戦>ベスト16

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2021.01.31 Sun.

MVG、2年連続でクレイトンに敗退

https://www.pdc.tv/news/2021/…

2021年Ladbrokesマスターズ
ミルトンキーンズ、マーシャルアリーナ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)

1月30日(土)午後セッション
<二回戦結果>
マービン・キング(20)<101.64、43.48%> 10-5 ロブ・クロス(4)<94.05、29.41%>
ジェームス・ウェード(7)<97.82、43.48%> 10-4 クリス・ドービー(23)<94.57、22.22%>
ネーザン・アスピナル(5)<92.45、43.48%> 10-9 メンサー・スルホビッチ(21)<95.35、32.14%>
デーブ・チズナル(6)<97.81、33.33%> 10-9 ダリル・ガーニー(11)<96.19、34.62%>

1月30日(土)夕刻セッション
<二回戦結果>
エイドリアン・ルイス(24)<98.56、50%> 10-8 ギャリー・アンダーソン(8)<91.66、32%>
ピーター・ライト(3)<101.52、45.45%> 10-8 サイモン・ウィットロック(19)<105.9、40%>
ガーウィン・プライス(1)<104.37、45.45%> 10-3 ジョー・カレン(16)<92.56、30%>
ジョニー・クレイトン(18)<97.04、41.67%> 10-9 マイケル・バン・ガーウェン(2)<96.56、64.29%>

1月31日(日)午後セッション(現地12:45 日本21:45)
<準々決勝組合せ>
マービン・キング(20) vs ネーザン・アスピナル(5)
ガーウィン・プライス(1) vs エイドリアン・ルイス(24)
ピーター・ライト(3) vs デーブ・チズナル(6)
ジョニー・クレイトン(18) vs ジェームス・ウェード(7)

1月31日(日)夕刻セッション(現地19:00 日本翌日04:00)
<準決勝組合せ>
プライス/ルイス vs キング/アスピナル
クレイトン/ウェード vs ライト/チズナル

<決勝>

フォーマット:
一回戦=ベストオブ11レッグズ
二回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ

賞金:
優勝=60,000ポンド
準優勝=25,000ポンド
ベスト4=17,500ポンド
ベスト8=10,000ポンド
二回戦敗退=5,000ポンド
一回戦敗退=2,500ポンド

マイケル・バン・ガーウェンが土曜、ミルトンキーンズのLadbrokesマスターズでで2年連続ジョニー・クレイトンに倒された。

5度マスターズチャンピオンに輝いたバン・ガーウェンは昨年のこのイベントで20試合負けなしの記録をクレイトンに阻止されていたが、このウェールズ人は今年のマーシャルアリーナでも10-9で勝利をあげた。

ワールドチャンピオンシップではデーブ・チズナルに手痛い敗退を喫しこれが原因で世界No.1の座を陥落していたが、バン・ガーウェンは6度目のマスターズ栄冠への返り咲きを目指したがベスト16ではいつの間にか1-4ダウンとなっていた。

このオランダ人はトレードマークの158チェックアウト、150チェックアウト、148チェックアウトと並べ最終レッグまで戦い抜いたが、クレイトンは2個連続の180得点でプレッシャーを和らげ、このワールドカップ優勝者が14ダーツで勝利を完了させた。

「序盤に抜け出したのが助けになったと思う。序盤はマイケルの頭が揺れていた。」とクレイトン。

「最高のプレーヤーの一人と最終レッグを戦うのはいつもとても厳しいものがあるけど、2つの180得点などこれ以上欲しい時はない。僕は9ダーツも考えてしまった。」

「決勝まで行けたら嬉しい、そのために練習し頑張ってきた。明日どうなるか見てみよう。」

クレイトンは日曜の準々決勝でジェームス・ウェードと対戦する。この2014年チャンピオンは典型的なフィニッシュの良さでクリス・ドービーを10-4で掃き捨てていた。

エイドリアン・ルイスも一回戦から勝ち抜き組だがフォームの回復を継続しギャリー・アンダーソンに素晴らしいダーツで10-8の勝利、昨年7月以来となるテレビ放映での準々決勝進出となった。

「ギャリーに勝てて天にも昇る気持ちだ。」とルイス。「彼はワールドチャンピオンシップ決勝を戦ってきたばかりで凄く調子がいい。」

「僕はまた良かったり悪かったりの繰り返しだ。ここ3,4年は論外だった。いつも1トーナメントがあればベストな状況へ戻ることが出来ると言い聞かせてきた。」

「僕もやれば出来ると判っているしこのようなパーフォーマンスをもっと見せるつもりだ。もっと出来ることも判っている。」

次のルイスの対戦相手はワールドチャンピオンで世界No.1のガーウィン・プライスだ。プライスはアレキサンドラパレスを後にしこの日もアベレージ104.37、素晴らしいダーツでジョー・カレンを10-3で退けた。

新しいタイトルをまとったプライスの双肩には全くプレッシャーを感じさせず、5個の180得点、132チェックアウトなどで3度目の準々決勝進出を決めた。しかしこのウェールズ人はそこより先へ進んだことはない。

「初めてワールドチャンピオンと呼ばれたがいい感触だった。」とプライス。「勿論観客がいたに越したことはないがまあいいか。楽しむことが出来た。」

「ジョーがどこかで炸裂するのを期待していた。試合中とてもゆったりできた。」

「いい形でワールドチャンピオンの君臨をスタートしたかったので今夜それが実現して嬉しい。」

現チャンピオン、ピーター・ライトはサイモン・ウィットロックに10-8で勝利しタイトル防衛を開始した。オーストラリア人のアベレージ105.9の猛攻を凌いでの勝利だった。

まず3-2リードとなった後、ライトはこの僅かのリードをずっと維持し最終レッグでウィットロックが2本のダブルミスするとこの元ワールドチャンピオンが最後の1本で16ダブルを仕留めフィニッシュラインを越えた。

「勝てて嬉しい。サイモンは素晴らしいプレーヤーでここに来て幾つか凄いプレーを見せている。」とライト。

「ワールドチャンピオンシップで負けてからずっと練習ボードに向かっている。今年はシリアスなダーツでプレーしたいと決心した。」

「これはほぼ真新しいトーナメントだ。昨年は関係なく優勝したけど明日はタイトルを背負って出場だ。タイトル防衛を賭けてね。」

2016年準優勝のチズナルはダリル・ガーニーとの最終レッグ決戦を勝ち10-9としてライトを待ち受ける。彼は6-3アドバンテージだったがガーニーに追いつかれていた。

典型的に堅固なディスプレーでガーニーは170チェックアウトなどで最終レッグへもつれ込んだ。しかしチズナルが74フィニッシュの9ダブルをしっかり仕留めガーニーにダブルを打たせることはなかった。

ネーザン・アスピナルもメンサー・スルホビッチと最終レッグ決戦を制した。彼は7-9ダウンから5本のマッチとなるダブルを生き残り劇的な顛末で熱望の勝利をもぎとった。

先の2つのテレビ放映イベントでは序盤敗退を余儀なくされ、アスピナルは再び序盤敗退の危険にあった。しかしスルホビッチは10ー7勝利となるはずの2本のダブルをミスしてしまった。

アスピナルはその後押し気味に試合を最終レッグへもつれ込ませると、スルホビッチはここでもマッチとなる3本のダブルをミス、アスピナルが外さず10ダブルを仕留めベスト8入りとなった。

「スタッツはそれ程示していなけど、自分としては本当にいいプレーが出来ていたという感触だ。」とアスピナル。

「メンサーがミスしてくれたのはラッキーだ。正直彼がミスすると思わなかった。でも運が味方すればそれを力に襲い掛かる、今日はそれが出来た。」

「今年は僕にとって大きな一年としたいし敗退でのスタートなら最悪だった。だから通過できてほっとした。」

アスピナルは好調復帰のマービン・キングと対戦する。この2014年準優勝者はロブ・クロスに余裕の10-5勝利、アベレージは101.64に達し好調への復帰を印象付けた。

Ladbrokesマスターズは日曜午後セッションで準々決勝、夕刻セッションで準決勝と決勝を行い完結する。

2021年マスターズ第2日ハイライト映像

https://www.youtube.com/watch…

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