<4月5日>2021年プレミアリーグプレビュー
4月5日(月)から5日間にわたり連夜開催
https://www.pdc.tv/news/2021/…
2021年Univetプレミアリーグが月曜、ミルトンキーンズでキックオフする。世界をリードする10名のスターがダーツ界で最も栄誉なタイトルの一つを目指し連戦をスタートする。
現在の世界的なコロナ感染の状況により、第17回目を迎えるこのトーナメントはマーシャルアリーナで4回のブロックに分けて開催される。
シーズンの前半は4月5日~9日と19日~22日に分かれ、各プレーヤーは総当たりのリーグフェースを開催、最終日の審判の夜の結果、下位2プレーヤーが脱落する。
優勝賞金250,000ポンドを目指す戦いはその後後半へ続き、第10夜~第12夜を5月5日(水)~5月7日(金)に開催、第13夜~第16夜を5月24日(月)~5月27日(木)に開催する。
このリーグテーブルからトップ4となったプレーヤーは準決勝、決勝が行われるプレーオフへ進出する。プレーオフは5月28日(金)に開催される。
2021年シーズンはイースターマンデーに素晴らしいプロフィールの組合せでスタート、オープニングは2020年プレミアリーグ決勝戦の再現となる現チャンピオン、グレン・ダラン対ネーザン・アスピナルだ。
昨年10月のプレミアリーグ優勝は、ダランがPDCで活躍を始めた素晴らしい2年の総決算だったが、その後低迷が続くこととなった。
この3度のレイクサイドチャンピオンは優勝後、続く週にコロナを罹患、ヨーロピアンツアーイベントのファイナルとヨーロピアンチャンピオンシップを断念、さらに関門のグランドスラムとプレーヤーズチャンピオンシップも一回戦敗退を喫した。
ワールドチャンピオンシップではベスト16でダーク・バン・デュイベンボーデに敗退、ダランにとっては失望の年末となった。彼は1月から2週間休暇を取り充電期間としていた。
「ここ6カ月は本当に難しかった。」とダラン。
「もし僕が競走馬だったら最終3レースは居場所もなく落ち込んでいた。どこかで僕のキャリアに火をつける場所が必要だがそれがプレミアリーグが一番適してると思う。だから月曜をとても楽しみにしている。」
「プレミアリーグはずっとプレーヤーの夢だし出場できたらどんなに楽しいことか。その上、いいスタートとなれば本当の僕の始まりだ。」
今シーズンのオープニングの夜にはガーウィン・プライス対ギャリー・アンダーソン戦がある。これは1月のワールドチャンピオンシップ決勝の再現だ。(※ガーウィン・プライスのコロナ陽性が判明し、急遽ジェームス・ウェードに交替した。)
アレキサンドラパレスでの優勝でプライスは7年でアマチュアから世界No.1へという成層圏へ達する垂直上昇を成し遂げ、このウェールズ人は初めてのプレミアリーグプレーオフ進出を虎視眈々と狙っている。
「状況にも関わらずリーグが再開されてとても嬉しいし、期待している。」とプライス。スポンサーのUnibetによると彼の優勝への賭け率は5/2で同率1位となっている。
「まだ全てが無観客の状況だし全員が通常の観客との試合に戻りたいと思っている。特にプレミアリーグではね。ファンにとっても重要なことだし残念だ。
「難しいトーナメントだし早めに数ポイントを確保できれば素晴らしいしプレッシャーも軽減できるし自信となる。」
「過去2年は5位で終わっていたけど今はもっと上へ行けるしいいプレーをしている。出来るだけ頑張って今年はプレーオフ進出して成果を出したい。今まで一度もトップ4に入ったことないからね。」
「僕は世界No.1でワールドチャンピオンでもあるし僕の才能を十分信じている。ただトップ4に甘んじるつもりで出場するのではない。リーグテーブルトップを取り、トロフィも獲得したい。」
5度プレミアリーグ優勝のマイケル・バン・ガーウェンはディミトリ・バン・デン・バーグと初戦を戦う。このワールドマッチプレーチャンピオンは今年がデビューだ。
バン・ガーウェンも2013年以来守り続けたリーグテーブルトップ抜けの座を明け渡し、また初めてプレーオフ進出を逃すという苦労の2020年キャンペーンを我慢し、来月優勝の賭け率が5/2で一番人気となっている。
このオランダ人は今年のイベントでは世界No.2で出場、しかし昨年11月以来となるテレビ放映タイトル奪取に並々ならぬ意欲を示している。
「去年は多くのプレーヤーにとって異常だったし僕のプレーも本当にひどかった。しかしもう全部変わった。以前よりずっといいフォームになったしこのイベントは期待している。」とバン・ガーウェン。
毎日最高のレベルでプレーできることが皆がやりたいことだ。僕もいつでも僕の可能な最高のレベルのパーフォーマンスをしたいと思う。でもいつも前向きで目標を持たなければならないが、今僕はその通りにあると思う。気分は上々だ。
皆僕が僕のフォームになったら誰も勝てないと知っている。このトーナメントはリズムを取り戻すには最高だ。
「プレミアリーグは最高のトーナメントで勝つ方法を僕は知っている。また優勝したい。」
元プレミアリーグ準優勝のピーター・ライトとロブ・クロスもそれぞれデビュー戦となるジョニー・クレイトンとジョセ・デ・スーザと対戦する。彼らは2021年マスターズと2020年グランドスラムオブダーツの優勝者でプレミアリーグの連戦を開始する。
クレイトンはトーナメント入り直前で最も好調なプレーヤーで2021年既に3つのPDCタイトルを獲得、彼にとって初となるテレビ放映タイトルのマスターズも取りこれが起因でプレミアリーグ出場を果たした。
「僕はいいプレーが出来てるし大きな自信もある。大きなチャンスなので期待している。」と興奮気味のクレイトン。「ダーツ界では世界最高レベルのイベントだし待ち遠しい。」
「去年は代替要員としてちょっと味わったし今回はフル出場出来て幸せ者だ。本当に夢が実現した。」
「素晴らしいメンバーばかりなのでとても難しい試合になると思う。そんなに先のことは考えられない。一段一段昇るしかなく、各試合で勝利を重ねることで成果がついてくる。」
同じくデビュー戦となるバン・デン・バーグは最近英国へ移住したばかりで、レスターに住まいを構え、PDCランキングイベント優勝経験のデーモン・ヘタと練習している。
人気のこのベルギー人はワールドマッチプレーの後、膝の故障の手術を受けたが休みなしにプレーを続けている。
「膝についてはとてもケアしたし今はもう大丈夫だ。メインの目標はプレミアリーグで用心深くなっている。」とバン・デン・バーグ。
「まだ筋肉増強に務めており脚のバランスと信頼できる強さが維持できるよう頑張っている。膝を休ませず歩き回ることがいい訓練になる。長い道のりだけど僕は生まれ変わろうとしている。」
「凄く興奮している。プレミアリーグ出場は夢が現実となったものだ。絶対優勝すると信じている。できればワールドマッチプレーのように上手くいって欲しい。」
賞金:
優勝=250.000ポンド
準優勝=120,000ポンド
ベスト4=80,000ポンド
5位=70,000ポンド
6位=60,000ポンド
7位=55,000ポンド
8位=50,000ポンド
9位=35,000ポンド
10位=30,000ポンド