4月15日(原文:Betway Premier League Night 11)
プレミアリーグ11
エイドリアン・ルイスが木曜夕のベルファースト、SSEアリーナで行われたBetwayプレミアリーグで驚くべき9ダーツを達成し、ジェームス・ウェードを7-5で下した。フィル・テーラーは北アイルランドで第一級の夜とし、リーグテーブルで4ポイントをリードすることとなった。
ルイスはウェードとの対戦で非のうちどころのないフィニッシュで4レッグを連続奪取し4-1とリードした。2009年のチャンピオン、ウェードも強く反撃し、この左利きは4レッグを取って5-4とリードを奪い返した。
しかしルイスは第10レッグを180得点でスタートし、続いて177を取ると残り144を2本の20トリプルと12ダブルを決め、テレビ放映としては4つ目、プレミアリーグでは2012年以来となる9ダーツを達成した。
ウェードが同点ポイントを獲得のためのブルフィニッシュを狙うがこれをミス、ルイスが2レッグを連取し試合にも勝利し、この2度の世界チャンピオンはプレーオフ進出の地位を固めた。
「言葉を失ったよ。本当に特別な一瞬だ。」とルイス。「4-1とリードした時、もうこのままいけると思った。彼はすごく集中していて気づいた時はジェームスが5-4とリードしていた。凄い奴だ。」
「大事なレッグでステージにいた。ここで9ダーツが出るとは思いもよらなかった。こんな観衆の前で9ダーツを出すなんて信じられない。凄いよ。天にも昇る気持ちだ。」
「ここんとこ僕はいくつか9ダーツをやってたけど、本当に今フォームがいい。凄く大事な試合だった。ウェードは直ぐ後ろにいるから絶対勝たなきゃと思ってた。」
この夜、6度のプレミアリーグチャンピオン、フィル・テーラーも2014年のリーグ勝者、レイモンド・バーナベルトを7-5で下し、リーグテーブルで4ポイントの差をつけたトップとなった。試合はシーソーゲームだったが、彼は11試合に無敗記録を伸ばした。
オープニングから彼は180得点などで13ダーツとし相手先攻をブレーク、テーラーはリードを2-0、5-1から6-2と拡げ、今シーズン11試合無敗の記録を伸ばしてポイントを稼いだ。
バーナベルトも106フィニッシュなどで反撃し3レッグを取って5-6とすると第12レッグは両者177得点の後テーラーは171得点を加え、最後は2ダブルで勝利を収めた。
「また2ポイント取れたのでプレーオフに近づいた。僕にとってはこれが一番大事だ。」とテーラー。「バーニーは集中して反撃も凄かった。彼は本当にいいプレーをしてた。」
「彼はすごいプレッシャーを掛けてきたので勝てて嬉しい。一番悪いパターンは最後のレッグを引分けとすることと判っていたので177得点、171得点は大助かりだった。」
バーナベルトはこの夜最後の試合でロバート・ソーントンと対戦し7-4で勝利して一試合の負けを取り戻した。一方のスコットランド人はオープニングマッチでピーター・ライトに7-5で勝利したものの、最後に負けてしまい、ベルファーストでの複雑な思いを我慢せざるを得なかった。
この夜の他の試合は世界No.1のマイケル・バンガーウェンと現プレミアリーグチャンピオンで世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンがぶつかったが、物凄くレベルの高い引分けを演じた。このオランダ人は110.55アベレージ、スコットランド人は108.24アベレージだった。
しかし、両者とも相手の先攻をブレークすることが出来ず、アンダーソンがキーとなる第10レッグを119チェックアウトで上がるなど速いペースの試合進行の中、最後は両者とも13ダーツ同士で取り合い引き分けた。
「僕達両方とも殆ど相手にチャンスを与えなかったけど、両者にとってはいい結果だったと思う。」とバンガーウェン。彼はここ5試合のうち4試合で引き分けているが10週にわたって不敗のままだ。「見ている人達には素晴らしいゲームだったと思う。」
アンダーソンは7度のダブルトライで6本を成功させており、「いいゲームだったけど、両者ともブレークできなかった。でも今の位置は嬉しい。マイケルは今トップ3の一角だがまだ力を出しきっていないし、僕らは彼の足元にも及ばない。」
Betwayプレミアリーグは来週木曜も第12夜が続き、南岸、ボーンマスのBICで開催される。 そこではバンガーウェン対ルイスが素晴らしい2試合を繰り広げる。
Betwayプレミアリーグ
4月14日 第11夜 結果
ベルファースト、SSEアリーナ
ロバート・ソーントン 7-2 ピーター・ライト
レイモンド・バーナベルト 5-7 フィル・テーラー
ジェームス・ウェード 5-7 エイドリアン・ルイス
マイケル・バンガーウェン 6-6 ギャリー・アンダーソン
レイモンド・バーナベルト 7-4 ロバート・ソーントン
リーグテーブル(4月14日終了後)
20ポイント フィル・テーラー
16ポイント マイケル・バンガーウェン
15ポイント エイドリアン・ルイス
14ポイント ギャリー・アンダーソン
13ポイント ジェームス・ウェード
11ポイント ピーター・ライト
9ポイント レイモンド・バーナベルト
6ポイント ロバート・ソーントン
3ポイント デーブ・チズナル(脱落)
3ポイント マイケル・スミス(脱落)
<youtube>
ルイスvsウェード
https://www.youtube.com/watch…
バーニーvsテーラー
https://www.youtube.com/watch…
バンガーウェンvsアンダーソン
https://www.youtube.com/watch…
ソーントンvsライト
https://www.youtube.com/watch…
バーニーvsソーントン
https://www.youtube.com/watch…