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O-Ringにそこまでするか!

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2016.04.30 Sat.

飽くなき精度を追求し、製造するバレルには0.01g以内の重量差を保証するヨシムラバレルズ。

その目が向いた先が、なんとO-Ringとはね、意外でした。
しかしオートバイ業界でもゴム製品はシーリング素材として重要なパーツですから、自然な流れなのかもしれません。

しかも取り付けの際に使用するツールがアルミ削り出しって!
ぶっちゃけ、そこにこだわりは要らないですよ~。(笑)
でも、そんなトコロでもキッチリ作り込むのが「ヨシムラらしさ」なんでしょうね。そういう姿勢、好きです。

そして本体のO-Ring。
小径の肉厚タイプで、見た目は一般的な製品と大きく変わりません。
ですが、対摩耗性・耐熱性・耐油性に優れた日本製素材だとのこと。これらはオートバイでもたいへん重要視される性能ですので、長年培われたノウハウが詰まっているのでしょうね。

耐久性については使い続けないと何とも言えないので、ここでは他社製品と比較してみましょう。

右がヨシムラ製品 左がコスモ製品

普段私が使っているのはコスモのO-Ringです。
ヨシムラはじめ一般的な他社製品と比較すると大径で肉薄な形状をしています。

取り付けツールを使えばよいのですが、ツールが手元に無い時に一般的な小径リングは「伸ばしながら」シャフトネジ部に取り付ける必要があります。不器用な私は、これがいささか苦手でして、つけていると3本のうち1本は下に落として「あれ~どこにいった~」と床の上を這いずり回る結果に陥ります。(笑)

対して大径リングは殆どリングが伸びないので、どこかへ飛んでいったりせず扱いやすいのです。私がコスモ製品を使う理由は、そこにあります。

上がコスモ製品 下がヨシムラ製品

では実際にバレルに取りつけてみましょう。
まずはシャフト・バレルともに他社製品のケースです。
使用したシャフトはLAROシャフト。バレルはZephyr孔雀弐です。

念のため申し上げておきますが、お使いのシャフト・バレルのメーカーさんや加工精度によって、使用の具合は大きく変わりますので、あくまで参考とお考え下さい。

バレルとシャフトの隙間はコスモの方が断然狭いですね。
締め付け具合は、両者とも十分に簡単には緩まない感じですが、ヨシムラの方が比較的キツいかな。ゴムがあらかじめ伸びた状態になっているので、遊びが少ないのでしょうかね。

上がヨシムラ製品 下がヨコスモ製品

最後に、バレル・シャフトとも自社製品の場合です。
ヨシムラはMAGNUM2とFIGHTER。
コスモはKNIGHT4と超ジュラルミン。

写真はかなり拡大しているので、少し隙間が空いているように見えますが、肉眼ではほぼピッタリ。
流石ですね。

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