「プレジャー・バレル」あれこれ
「プレジャー・バレル」という呼称は、従来では存在しないと思いますが、一般的なバレル形状の枠を超えた「競技向け」というよりは「愉しむこと」を中心に造られているバレルの総称としてネーミングしてみました。
これらのバレルを行きつけのダーツバーに置いているのですけど、意外と知ってる人が少なく、初めて見て「何これ~!」と、手に取るお客さんが多いんです。
パーティ時の盛り上げとか、ハウスのサイドシュート、レーティング差が大きい対戦のハンデ用にと、いろいろ使い道あるほか、意外とマジメに重心位置の意識付けとか、リリース時の指の使い方矯正なんかにも効果が期待できるモノもあると思います。
まず最初は
Dipper Dartsの「D-Ball」。
ユニコーンのマイクロシャフトを使って、意図的に超ショートのシャフト仕様にしてます。
続いてはD-Craftの「Hacchi」。
メーカーHPでは平面部を指で挟んで、左右同時に放す練習用と記載されています。
私は曲面部を支持して、グリップを強く握らずにテーパーを利用したリリースの練習にも適していると思います。
D-Craftの「Revolver」。
これ、レーティング差が大きい対戦のハンデ用として、とても有効。
投げ慣れない形状に加えて、ブルやトリプルに対するグルーピングが非常に難しいという特徴があるので、レーティング上位者が得点を重ねづらく、下位者に勝利のチャンスが訪れやすくなります。。
いわゆる「ミニダーツ」ですね。
3g前後の重量しかないので、ボードが反応してくれないケースが多いのだけど、刺さっている場合に「指押しOK」にするかしないか、刺さらなかったら再スロー…など、ルール決めを独自に考えるといろいろ楽しい。
去年の冬、これでブラック出した人がいて、投げた本人もビックリしてましたわ。(笑)
D-Craftの「駄津」。
以前Voks Dartsの「モスキート」という超細身のバレルが在りましたが、アレが大きくなった感じのバレルです。
全長140mm、重量9g。
現在は後継の「駄津Ⅱ」の方が多く出回ってますね。
で、「駄津Ⅱ」。
全長140mm、重量13.75g。
前作と比べて長さは変わらないけど重量が重くなってます。
「駄津Ⅱ」の最大の特徴は、バレルを二連、三連と連結できるところで、写真のようにバカ長い仕様にもすることができるコトです。
刺さった時にプランプランと揺れる様が独特。
これは古くからあるバレルで、PUMAの「Twister」。
バレルがグニャッと曲がってて、一見すると「こんなバレル投げられないでしょ」と思うんだけど、意外とすぐに慣れてくる。
昔はこれでトーナメントに出場するツワモノもいたらしい。(笑)
永田ビルという会社の「忍者ダーツ」。
トーナメント「Dartrium」ではサイドシュートでミニトーナメントも開催されており、見たことある人多いかな?
手裏剣投げる時に回転しながら飛んでいくわけだけど、チップが90度間隔なんで、ボードから弾かれるコトが多くて、拾うのが結構面倒なんだけどね。(苦笑)
ということで、今回はプレジャー・バレルを紹介してみました。
既に終売になってるバレルもあり、あまりお目にかかれないモノあるかもしれないけど、もし見掛けたら気分転換にためしてみるのも良いでしょう。