こんなご時勢の家庭用ボード
巣篭もり生活の影響で、全国的に品不足となった家庭用ボードですが、6月に入って流通し始めてますね。
自宅での「家練」する際に最も気になるのが「静音性」。メーカー各社さんが凌ぎを削って新商品を開発している中、D.CRAFTさんから同時に2種類の家庭用ボードが発売になったので、その静かさに注目して試してみました。
実験方法は、これまたいつもと同様ですが…
ボードを床に置き、その上に三脚を立てます。
三脚の高さを1mに合わせまして
その位置からバレルを自然落下させます。
自然落下させることにより、ボードへの着弾速度を一定にさせる目的から、こうした手法を取っています。
※比較の結果から、私が製品の優劣について判断することは致しませんので、ご承知置き下さい。
さて、まずは一般的な家庭用ソフトボードの「SPIDER-PRO」(左)です。
比較対象として、本来はDARTSLIVE-Zeroあたりを調べるのがいいんですけどね、生憎と手持ちのDARTSLIVE-Zeroは友達にあげてしまい手元に無いので、今回は終売品ですがALLBLUEの「ComfortBoard」(右)と比べてみます。
着弾音をオシロスコープで比較してみましょう。
赤色が「SPIDER-PRO」
青色が「ComfortBoard」
1KHzあたりまでの低音域はほぼ互角、
1kHzを超えた高音域では赤色の線が全般的に低く、
音が抑えられていることが見て取れますね。
まずは「ComfortBoard」の着弾音。
そして「SPIDER-PRO」の着弾音。
つぎは「SPIDER-EVA」(左)。
一般的なプラスチック素材のソフトボードではなく、EVA樹脂で作られているボードです。ちょっと前にWinmauから出た、あの扇型の奴と同じですね。
とても軽い為に、設置は付属の両面マジックテープで取り付け可能。
賃貸住宅にお住まいの方なんか、かなり楽に取り付けできますな。
比較対象はDYNASTYの「EMBLEM QUEEN」、
一般的なスティールボードですね。
そして、オシロスコープの波形比較。
赤色が「SPIDER-EVA」
青色が「EMBLEM QUEEN」
まあ、スティールボードと比較しちゃかわいそうですけどね。
「SPIDER-EVA」はクッション性が優秀なために、着弾の振動と音を大きく抑え込む特性をもっています。
しかし、その一方で「開いた穴がほぼ塞がらない」という特性も持っています。
写真は、24回刺した後のボード面。
カウントアップ1回分で、これだけの穴が開きます。
これは消耗品と割り切って、短期間で買い替えることを前提に使う気持ちが必要ですね。
そういう点では、裏面に何も印刷されていませんが、ここにもスパイダーが印刷されていれば、両面使えてコスパ高くなるかなぁ〜とか、考えたりします。
(片面が穴だらけになった状態では、裏返して刺すと、ホールドが弱くなったりするんでしょうね)
てな感じで、今回は巣篭もり生活の助っ人となる家庭用ボードを試してみました。