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本来の『忖度』

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2021.06.08 Tue.

(写真は本文と関係ありません)

偶々なんですが、私の30年来の友人がスポーツライターをやっておりまして、今朝のテレビ番組にコメンテーターとして出演していたんですね。

彼はカザフスタンで催されたレスリングのアジア大会を取材しており、その経験を通じて『バブル方式』によるスポーツイベント開催についての見解を述べています。

総括としては「PCR検査・行動制限・マスク着用など様々な感染防止ルールを決めていても、それを遵守させるような運用行動が伴っていないと抑止力は発揮されない」ということでした。

実際、前述のレスリング大会では様々なルールが決められていたにも関わらず「マスク無しでレストランのビュッフェに並ぶ私語の多い海外選手」や「会場外の観戦モニターに多くの人がマスクを着用せず群がる」などルール軽視の風潮を感じることが多く、モラル意識を高く持って行動していた日本人選手団でさえ帰国後に8人の方に感染が確認されたそうです。(27人中12人が感染した国もあったとか)

この話って、これから再開されるであろう各種ダーツイベントにも同様に当てはまりますよね。
あまり小難しいことを言うつもりは無いんですが、ルールを「作る」だけで「守らせる」行動が無かったら、どこかの会場で感染が拡がっても何も不思議は無いですよね。

主催する側、参加する側、人それぞれに立場があって、みんな考え方が違う訳ですが、感染拡大無く大会を成功させるためには、全員に共通して「感染を拡げない為の努力」だけは必要だと思います。
みんなが「周りを思いやる気持ち」を持っていれば、そんなに難しい話ではないはず。
そう、本来の意味での『忖度』です。

参加者側は節度ある行動範囲内で楽しみ、もし楽しみ過ぎちゃった人が居た場合は主催者側が毅然とした姿勢で穏便に諌める。あと1〜2年くらいは、そんな感じなんじゃないかな〜と思います。

なんかとりとめなく、説教じみた話ですみません。

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