ダーツBARは値段が高い?
1日で1000人以上もの方に回答をいただいたツイッターのアンケート。協力してれた皆様、ありがとうございました。
「ダーツバーに行かない最大の理由」をアンケートしたわけですが、最も多かった回答が『値段が高い』で、400人以上もの方の投票がありました。今回は、まずそこを掘り下げていきたいと思います。
ダーツは好きだけど、ダーツBARには行かない人にアンケート。
— Machidarts代表・長嶋 (@machidarts) 2017年6月11日
ダーツBARに行かない最大の理由は??(選択欄に近しい回答が無い場合はリプくれると助かります)※拡散希望
そもそもBARとは。
世の中のBARとは、お酒を嗜むところで、上品な落ち着いた雰囲気。バーテンダーにはお酒の知識があり、カウンター越しにおもてなしをしてくれる。そこに価値があるから、高いドリンク代を払うわけです。
ではダーツBARはどうなのか?それは世の中のBARとは似て非なるものなのかなと。それが決して悪いわけではありません。オーセンティックBARと競技BARの違いです。ただ疑問に思うのは、同じくらいの費用がかかるということ。1人で行って2時間で3000円くらいですかね。つまりダーツBARは、オーセンティックBARと同じくらい価値のあるサービスを提供しているのか?というところです。
ダーツバブルの時代はダーツライブというマシンが遊べるだけで、お客さんの満足度は満たされていました。しかし韓国からフェニックスが入ってきて、投げ場やネットカフェ等の大型店にマシンが入るようになり、価格戦争が始まったあたりから、徐々にダーツマシンは、どこにでもある当たり前のモノになっていきました。
その結果、今のプレイヤーは、ダーツマシンに、出せても1ゲーム100円の価値しか無いという感覚になっています。もちろんプレイヤーからすれば安いにこしたことはないですが、ダーツマシンにかかる月々の費用を考えると、1ゲーム100円以下というは、原価割れで商品を提供しているのと同じようなもんですから、ダーツバブルが崩壊するのは当然。
そして同じ価値のダーツマシンが大型店にもあり、同じようなサービスしか受けられないのであれば、誰もが安い方を選びますよね。つまり今現代のダーツBARは、ダーツ以外の魅力で戦っているわけです。
ダーツBARの魅力。
ダーツはオシャレでカッコ良い。ダーツをしない人の印象はそんな意見が多いです。セクシーで大人のイメージだと。このイメージを形成しているのが、紛れもなくダーツBARだと思うんですよね。皆さんがダーツを始めたきっかけの1つとして、そういうイメージが後押ししたのではないでしょうか。
もちろん皆様に頂いた意見の中には、ドンちゃん騒ぎをしているだけでオシャレなイメージは無いという方もいましたが、あくまで行ったことのない人のイメージ。きっとドラマとかの影響でしょうね。モテモテのイケメンがダーツをしているシーンはよく見ますからね。あとは芸能人もよく遊んでいたりして、たまにフライデーされていますしね(笑)
では、ダーツBARのあるべき姿とはどんな形なのでしょうか。
そもそもダーツBARにも大きく分けて2種類ありますよね。仲間内で楽しむ大型のダーツBARと、ダーツという同じ趣味を持つ人と一緒に楽しむ小規模のダーツBAR。前者の魅力は『オシャレでカッコ良い』、後者の魅力は『人との繋がり』なんだと思います。
問題なのは、この2つの魅力がダーツをしない人には一緒になって伝わっているということ。なので、ダーツをはじめたばかりの人が、同じ趣味の友達を作りたくてダーツBARに行こうとするも、とりあえず入りやすそうなbagusに行ってみたら、ずっと放置プレイだった…みたいなこともよくあることで。どっちがメインか分からないお店なんてのは我々でも沢山ありますからね。
なので、まずは「うちの店はこういうお店なんだ!」と、そのお店の方向性をしっかり発信していき、敷居を下げ、お客様のニーズに合ったサービスが提供できる事で、値段が高いと思う人も減ってくるのではないでしょうか。
価値のある場所にはそれなりの値段がつきます。だって、ディズニー好きが「値上げしたから二度と行かない!」とはなりませんからね。少々値段が高くたって面白ければ通いますとも。
今後のダーツ業界は?
今年リリース予定の『DARTSLIVE3』楽しみですね。過去に『DARTSLIVE』、『DARTSLIVE2』が出た時も大きなダーツブームを起こしているので、今回も上手く戦略的にプロモーションをしていきダーツ業界を盛り上げてくれるのではないでしょうか。
そうなってくると、流行に敏感な一般人にも何となくダーツが流行っている空気が届き、べつにDARTSLIVE3がお店になくても、新規のお客様が増えるようになってきます。まあダーツライブ社が仕掛けるプロモーションが必ずしも成功するとは限りませんが、『DARTSLIVE』、『DARTSLIVE2』がリリースされたときはそうだったので期待をこめて。
そのダーツマシンの価値が再び高まった時ですよね。どのような値段設定で、どのようなサービスや特徴を打ち出すことができるのか。それが今後の明暗を分けるカギになりそうですね。
結論
ダーツBARは今より価格を下げる事は厳しいでしょう。ただ、ダーツプレイヤーは多様化してきているので、しっかりと方向性をもった『客を選ぶ店舗』が出てきた時、この値段が高く感じるという問題は解消されるのではないかというのが、私の考察です。