ダーツやっている人は紳士だよね!と言われる時代が来ればいいよね(笑)
スポーツマンシップとは何ぞや。
はたから見てスポーツマンシップのカケラもないような行為でも、コアなファンからすると、これだからニワカは…と、言われるような文化ってどのスポーツにもありますよね。
例えばプロ野球の乱闘シーン。あれ面白いもので、ルールとして乱闘に参加しない選手は罰金をとられる可能性もあるらしいんですよ。また暗黙のルールで、バットやボールは使ったらダメだとか、乱闘を止める時も味方の当事者の選手を止めてはいけないとか、意外と冷静な判断が必要だったりします(笑)
あとテニスプレイヤーや卓球選手の、ラケットに対する雑さ加減。投げつけたり、放り投げたり、こればっかりは全く理解できないんですが、もうそれが当たり前の文化なんでしょう。日本人の錦織選手ですらラケットを地面に投げつけ破壊しますからね。
観客側の話しで言えば、敵の邪魔を目的とするブーイング。バスケットのNBAや日本のBリーグを見ていても、アウェイ選手がフリースローをする時だけ、観客がワザと邪魔をするようなブーイングをするんですよね。これはサッカーのPK時も同様で。もちろん選手は集中しているうえに慣れているから問題ないと言うでしょう。それに世界基準に日本で慣れておかないと世界に出た時に苦労しますからね。とはいえ、初めてバスケやサッカーの試合をみる人からしてみれば、あまり気持ち良い物ではないのも確かです。
ではダーツはどうなのか。
プロの試合だと、乱闘どころか口喧嘩だけでネットは大炎上ですよね。ダーツを的以外に投げつける人もいなければ、対戦選手がスローしている時にブーイングする観客もいません。他のスポーツに比べればとても紳士的な方じゃないですか? なのにすぐ叩かれる(笑)まあダーツはメンタルスポーツなので、多少シビアなのはしょうがないですけどね。
あと最近よく聞くのが、通信対戦のマナーの悪さ。挨拶をする・しないはまだしも、指押ししたり、電源を切ったり。これは難しい問題ですよねー。まずダーツ自体、競技として楽しんでいる人と、娯楽として楽しんでいる人がいる事。さらにその娯楽の中には、本当に一人で遊ぶテレビゲーム感覚な人もいるわけで。そりゃ気に入らなければリセットボタンを押す人もいるでしょう。そもそも漫画喫茶みたいなところでしか投げたことのないプレイヤーも増えてきているので、昔ダーツバーで自然と感じ取っていたダーツのマナーや暗黙のルール的なものを教わる術もないですからね。
これはその人が悪いというよりは、いまの時代に合った教わり方がないだけの気がします。逆に言うとこのようなネガティブな話は商売のチャンス。ダーツプレイヤーを対象としたダーツレッスンではなく、ダーツに興味のある一般人を対象としたダーツ教室も需要があるのかもしれませんね。それはダーツバーが二毛作的にやる方法からYoutubeを活用する方法まで。上手くやればチャンスは無限大です。
そういえば、まちだダーツCLUBに来てくれる子供達も、やっぱり最初はバスケのフリースローの時のように「外せ!外せ!」って言っていましたね(笑)。最初にちゃんと教わる環境があれば、いつの日か、ダーツやっている人は紳士だよね!って言われる日が来ることでしょう。(^^)