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なぜダーツがオリンピック競技にならないのか?

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最近はネットの扱い方が難しく、コラムを書いては読み返し「誰が読むんだ?」とツッコミを入れてお蔵入りにするという通勤電車を過ごしています(笑)ただこれではコラムが一切更新されないので今日は貯蔵コレクションの中からおひとつどうぞ。(^^)

なぜダーツがオリンピック競技にならないのか?

たぶんダーツ好きなら「なぜダーツがオリンピック競技にならないのか?」という会話を一度はした事があると思うんですよね。酒がダメだの、ギャンブルがダメだの。何となく思いついた理由でその場の会話は終わるのですが、本当に突き詰めていくと他の競技でも事例は沢山あり、その答えは実は大きな問題ではなかったりするのではないか?というお話。

飲酒の問題?

ダーツと同じイギリス紳士のスポーツといえばゴルフ。そのゴルフはプロがシーズン中でも酒を飲みながらプレイしたりします。理由としても緊張の緩和等、ダーツと同じような理由みたいです。また一般人のアマチュアゴルファーからすればゴルフとお酒は切ってもきれない関係です。

煙草の問題?

バラエティー番組にも良く出る柔道の篠原選手。彼はシドニー五輪の決勝で負けてしまった時のことを「決勝の試合前に煙草を1本吸っていれば結果が変わっていたかも?」と自分の著書に書くほどの愛煙家です。他にも知らないだけで喫煙してもさほど影響がない競技の選手は吸っている方も多いでしょう。

ギャンブル性の問題?

ギャンブルといえば競馬・競輪・競艇。馬術競走もありますが、分かりやすいのは競輪ですよね。私の地元にも競輪場があったので小さな頃からよく見ていました。正確に言えば競技性も少し違うのですが大差はありません。

競技人口が問題?

ライフル射撃の競技人口は約6,500人。近代五種ともなると、日本の競技人口は30人ほど。世界のトータルで言っても200~300人ほどだそうです。それに比べるとダーツ人口は確実に多いですよね。また選考基準として、夏季オリンピックは4大陸75カ国以上、冬季オリンピックは、3大陸25カ国以上で広く行われている競技のみですがそれもダーツは満たしています。

スポーツじゃなくゲームだから?

ダーツに詳しい人ならご存知の『フットアナキン判決』。ダーツは運に左右されるゲームだというイギリスの裁判で、アナキンさんが判事に指定された20のダブルに入れ続けた事で、ダーツはスポーツだと認めさせました。もちろん日本の文部科学省及び厚生労働省もスポーツだと認めています。逆にサーフィンはオリンピック競技になりましたけど、グッドウェーブは全選手平等にこないですよね?それこそ運ゲーみたいなものに感じたりもします。

頭脳スポーツだから?

今年行われるピョンチャン冬季五輪には『チェス』が公式種目に認可されています。そして2022年の北京冬季五輪には『麻雀』がIOCに申請されたそうです。昨年の4月に国際麻雀連盟が国際マインドスポーツ協会の正会員になったことにより無い話でもないらしく。IOCとしても冬季オリンピックは熱帯にある国々が参加できない状況なので室内競技を増やしたい方向だとか。

結局。

なぜダーツがオリンピック競技にならないのか?という答えは、そこに向けて人生賭けて動いている人や団体がいるかいないかだけだと思うんですよね。ロンドンオリンピックの時にはイギリスでそういう動きもありましたが、それから時代もちょっとずつ変化してきていますし、挑戦し続ければいつか光が見えるのかもしれません。冬季オリンピックなんてのは狙い目ですよね。きっとまた皆さんが生きている間に冬季なら日本でも開催されるでしょう。

ということでこのコラムを最後まで読んでくれたアナタ。ダーツをオリンピックの種目にしてヒーローになりませんか?(^^)

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