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スタンプラリー系のイベントから考える

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ダーツを一般の方に触れてもらう機会として、我々まちだーつは、さまざまな種目が集まっていろいろな事が体験できる子供を中心としたファミリー系のイベントによく出展します。

そのようなイベントは、子供達がいろいろな競技にふれて、楽しんだり、ハマるものをみつけたりして、人生が豊かになるキッカケ作りの場になってほしいなというのが運営側の考える目的だと思います。その為に運営側は、1つでも多くの種目を体験してもらえるよう「スタンプラリー」を実施します。それがある事により、人気のない競技は並ばずにスタンプが貰える穴場スポットとなるので全体的に体験してもらえる素敵な施策だと思います。

ただその結果、スタンプを集める事が目的となってしまう子供たちも多く現れるんですよね。我々としては少しでも時間をかけてダーツの楽しさを伝えたいのに、もう子供は「適当でいいから早く3本投げさせろ」のオーラ全開で(笑)

これがね、3本100円のテキ屋なら我々もそれでいいんです。その場合の目的は儲ける事でしょうからいかに回転率をあげるかが勝負です。ただ我々としてはNPO団体としてダーツを広めている事が我々の目的なので、ダーツ本来の楽しさを伝え、どんどんダーツにハマってもらいたいわけで。最近はそこのバランスを考えてどういう内容が最適なのか試行錯誤している次第です。

ダーツ業界も、儲ける事に重きを置き人権費を削ってノンオペレーションの店舗が増えた結果、ダーツのさまざまな楽しさをしる前に飽きてしまい、すぐにやめてしまう新規プレイヤーが増えているそうです。例えば一昔前だと、どこのダーツバーにも「投げ子」というダーツのアンバサダー的な存在がいて、ダーツの楽しさをいろいろと教えてくれいたんですけどね。

ただ、お客さんもなるべく安価を求めるし、今の時代ならネットを見れば上達の方法を教えてくれるので、ノンオペレーションという手段はむしろ今のプレイヤーのニーズに答えた結果でもあります。若者の思考もどんどん変化していますからね。その時代や世代にあった方法で、それがスタンプラリー方式ならそのルールの中で、どうすればダーツの楽しさが伝わるのか。

これはもうダーツを広める側の永遠の課題ですね。同士を集めてディスカッションや活動発表会をしたいくらいです。では今日はこのあたりで。

※写真:7月15日(日)開催「大人も子供も遊びも町田展」

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