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「ダーツ祭り」はなぜ人が集まるのか。

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2017年は2日間で9,200人の来場者を記録したダーツイベント『日本ダーツ祭り』。この1日4,600人という人数は、例えば128組のダブルストーナメントがレベル別に10カテゴリーある場合でも2,560人なので、それと比べてもどれほど多いか想像できるかと思います。

最近ではダーツプレイヤーのBIGトーナメント離れも進んでいると言われている中、なぜ『日本ダーツ祭り』は、これだけの集客ができるのか。今回は私個人の見解を書き記していきたいと思います。

いつも新しいことにチャレンジしている

私も年に1回くらいは巷のBIGトーナメントに参加するようにしていますが、運営がスムーズに進行するなどの進化はとげていても、参加者が楽しむゲームフォーマット等の内容に関しては10年くらい変わっていないように感じます。基本ダブルスのトーナメント。飲食ブースもメーカーブースもだいたい毎回同じです。

でも『ダーツ祭り』に関しては何か他と違うところを期待してしまうところがありますよね。行けば良かったと後悔したくないと言いますか。

今年でいえば、トーナメント参加者しか分からないと思いますが、トーナメント専用アプリの「DARTSLIVE SPORTS」はなにげに凄い良かったです。トーナメント表や進行も分かりやすいし、大会だけのレーティングとか出てパワプロの特殊能力みたいな項目が付いてたりして面白いし(笑)

あと出展メーカーステージも今回が初かな?盛り上がりが異常でしたよね。巷のBIGトーナメントだと各ブースしかないので買い物がないと近づき辛いですが、ああいうメーカーがアピールできるステージは、お互いにとってWINWINですよね。

ダーツライブ主催だから出来ること

大会専用アプリとか出展メーカーステージというのは、他のトーナメントでも出来なくはないですが、やはりダーツライブだからこそ出来ることというのもやはり魅力のひとつで。

分かりやすいところでいえば、トーナメントのエントリーがDARTSLIVE2で簡単に出来るということ。昔のBIGトーナメントはお店の常連しか出れないような時代もありましたからね。さらに20ゲームしてレーティングを出しやっとエントリーみたいな。それだとコアなプレイヤーしか集まりません。

あ、別にそのエントリー方法をディスってるわけではありませんよ?コアなプレイヤーだけで十分盛り上がっている大会もありますからね。ただ今回のコラムはなぜ『ダーツ祭り』は1日4,600人を集める事ができるかを掘り下げていることを理解ください。

あと開発中のDARTSLIVE3ゲームを先行体験できるのも、ダーツライブ主催の魅力でしたね。しかも今回、先行体験できたパーティーゲームはどれもDARTSLIVE3の機能をふんだんに使っていて。とくにサカナを囲んで捕まえるやつは大好評でしたね。リリースは2018年冬と書いていたので、お店で出来る日が楽しみです。

そしてダーツライブコインでしか買えないオリジナルのビールも今年の新しい試みでしたね。毎月、テーマを買うこともなく消えていくコインでしたが、来年のダーツ祭り前にはしっかりと貯めて行こうと思います(笑)

そして最大の魅力はなんといっても『THE WORLD』という最強コンテンツを持っていることでしょう。世界中のトッププレイヤーを身近に生で感じられるイベントは日本で他にありません。この大会を見る為に、あえてトーナメントに参加せずに来場するダーツファンも多くいましたよね。うちの嫁もその1人でした(笑)

ちなみにトーナメント参加者と来場者だけの入場時間が違ったんですが、どちらの時間も今回のトップの画像のように開場前が埋め尽くされていましたからね。つまり1日4,600人のうち、3分の1くらいはトーナメントに参加しない人の可能性もありますよね。あのキャパだと大会を回すのは2,500人くらいが限度な気もしますし。ちょっと自分の感覚では、出場もしない大会に朝から並ぶという感覚がなかったのでとても驚かされましたね。

そのように人が集まるイベントだからこそ物販ブースや出展メーカーも目玉商品を作る。それが即完売するので朝から人が並ぶ。好循環ですよね。

来年も開催するそうです

あとド派手なステージで分かるように『ダーツ祭り』はイベントとしてしっかりお金を使っていますよね。通常のBIGトーナメントは事業として赤字をだすわけにはいかないので儲けるための手段を考えますが、ダーツライブ社はきっとファン還元のプロモーションとして考えているので間違いなく大赤字でしょう。それでも実施するメリットを感じているから毎年開催するわけで。

ちなみにエンディングで発表していましたが来年も『ダーツ祭り』は開催するそうです。来年はどう進化しているんでしょうね?何にも知りませんが、全台DARTSLIVE3になってもっと凄い事が出来たりするかもですね。

あとマチダーツ的には、せっかく多く人が来場するので親子参加できたりもっと違う世代も楽しめるダーツブースなんかがあると誘いやすいと思ってみたり。まあまだまだ絶対数が少ないので、こればっかりは普及活動をしている側がもっと頑張って見込み人数を増やすのが先ですかね。

とにかく来年もまた新しい事にチャレンジした『ダーツ祭り2019』を今から楽しみにしておきたいと思います♪

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