CONNECT DARTS (neko punch 編)
ダーツを楽しむ…とは
皆さんこんにちは。
WCD代表の関口です。
ダーツの楽しみって何でしょうか?
かなり唐突な質問ですが、十人十色様々な意見があることでしょう。
先日はダーツの向上心を追求するチームを紹介しました。
→http://magazine.s-darts.com/c…
今回は、それとは対照的に
チームとしてダーツや仲間とどう楽しむかを考え、より楽しむために活動するチームのご紹介です。
新たな楽しみ方の形 neko punch
「neko punchというチームに
興味を持っていただきありがとうございます。
取材の件ですが
neko punchというチームは
ホームがなく
個人で動いてるため
形があって、ないようなチームですので
取材の対象に相応しいのか
どうかは、
正直リーダーである
僕自身にもよくわかりません。苦笑」
そう控えめに答えてくれたのはチームリーダーの木所啓一さんである。
発足は2015年2月。
「発足のきっかけは
細かくはたくさんありますが
いろんな店に行き
いろんな人と係わり
仲良くなりたかったから。」
と木所さんは語る。
ダーツをしていると一ヶ所で投げているだけではもの足らず、あちらこちらのお店やショップに足を運ぶ方も多い。
様々な店の雰囲気やその場での出会いなど、
その場所でしか味わうことの出来ない体験が、
そんな私達の足をダーツスポットに向かわせているのだろう。
木所さんもその1人であったようである。
目に見えるアットホームな雰囲気
活動エリアは
主には木所さんの拠点である埼玉県川越市を中心とした西埼玉地域である。
「現在は38人在籍。
ダーツ投げないで飲み、食事メインのメンバーもいます。」
ダーツのチームでありながらダーツをメインとしていないメンバーもいるところが、どこかアットホームな印象を受ける。
そんなアットホームなチーム
neko punchの主な活動を聞いてみた。
「今はさまざまなダーツバーさんと交流戦をやらせてもらってます。
交流戦の内容は
そのお店と話をして
そのお店に合った内容で
やらせてもらってます。」
交流戦は先にコラムにしたチームも行っている事である。
→http://magazine.s-darts.com/c…
しかし、筆者は交流戦の内容ついて、
その様子を投稿したSNSを見て、そのアットホームさは確信に変わった。
neko punchが作る「交流」戦
皆さんはダーツの交流戦と聞いてどんなことを想像するだろう。
リーグ戦のようにシングルス、ダブルス、トリオス、ガロンを混じえたチーム対抗戦か…
はたまた、全員で争うトーナメント戦か…
ここで、neko punchの交流戦の内容をご紹介しよう。
「両チーム合同くじ引きダブルス
ダーツ、カラオケ、あっち向いてホイの3レグ(ゲーム)勝負」
「ビール早飲み対決、辛いジンジャエール早飲みダブルス」
ダーツ関係ないじゃないか!と言うご指摘もあるかもしれない。
木所さんはこう語る。
「リーグや大会と違う
みんなでワイワイと
お酒やダーツで楽しむ感じですね。
あくまで
そのお店との交流なので
ダーツ投げないお客さんも
一緒に楽しめるようにしてます。
他にも各店舗さんに声をかけて合同でボーリングやったりしてます(笑)」
ダーツにハマり、
楽しんでプレイしていたダーツも上手くなるにつれて、
勝ち負けにこだわり、
レーティングを追いかけていくプレイヤーもいるなか、
よりダーツを楽しむために、
より多くの人達と楽しむことができるように
ダーツだけではない交流戦をおこなっているようだ。
勝ち負けだけではない、ダーツを楽しむという事
勝ち負けの世界であるプロツアーに参加している筆者が、
「勝ち負けではない」ということについて書くのは矛盾しているかもしれない。
しかしながら、筆者はあえて声を大きくして言うべきであると思う。
「楽しみ方は無限大」であると。
ダーツは勝ち負けが全てでは無い
相手に敬意を払い、その健闘を讃え合うことも
先へ進む相手に対し、闘った者しか分からないであろう精一杯の声援を送ることも
杯を酌み交わし、語らい、時間を共有することも
新たな出会い、新たな発見、新たな成長を得ることも、全てはダーツをしているからこその楽しみである。
視野を広く持つことで新たな楽しみ方が増えるかもしれない。
どのように楽しむかは、その個々の考え方次第である。
店舗、常連を巻き込む交流
そんな聞くからに楽しそうな交流戦をするにあたって、
どのように相手や店舗を決めているのか聞いてみた。
「基本的に
neko punchはホームを持たないチームなので
交流戦をやるお店での一戦になります。
交流戦をやる前に
お店に何回か打ち合わせに行き
日時、内容を決めます。
人数はそのお店に任せてます。
今はありがたいことに
うちからもやりましょう!
と声をかけていだだいて
やらせてもらったりもします。」
会場となる店舗に出向き、
どうしたら楽しめるか打ち合わせをすることにより、単純なフォーマットだけではなく
楽しげな交流戦の内容が組まれるようである。
そんなneko punchは今年5月初旬の時点で累計28回の交流戦を行っている。
実に精力的に活動である。
「形、看板がないため
さまざまなダーツバーの人達が参加できる形となっています。」
と、木所さんが語るように
そんなneko punchのスタイルだからこそ
店舗側もプレイヤーに対し、より楽しい交流戦を企画出来るのではないか、そう感じる筆者であった。
巡り合わせの中で
そんな楽しいneko punchの参加条件や
メンバーはどのようにして集まったのか、リーダーの木所さんに聞いてみた。
「参加条件はとくにないです。
出会いと巡り合わせ。
あとは直感で声かけたりしてます(笑)
メンバーは
この人がメンバーだったら
チームの可能性が広がったり
チームが盛り上がるかなと
思った人に声をかけてます。」
チームとして活動している中で可能性を広げ、
より盛り上がるチームになることは、現状の参加メンバーにとっても、大きなプラス要素である。
ダーツをプレイし、様々な場所に行くと多くの人たちと出会うことが出来る。
そんな中で、プラス要素を持っているであろう人物と出会うことは容易なことではない。
neko punchは、
まさに奇跡的な出会いと巡り合わせが作り上げたチームであろう。
新たな出会いの模索
チームとしては3年目を迎えたneko punchの
今後についてリーダー 木所さんに聞いてみた。
「チームの方針は決めてません。
僕がダーツチームというものを理解してないままチームを作ってしまったので…
今は僕ができること、
交流戦
これをメインで活動しています。
今後は僕やメンバー達が知ってるお店以外のお店との交流戦。
今まで交流戦をやらせていただいたお店と交流を繰り返すこと。
ダーツバー以外のダーツ関係のお店、場所、チーム、団体との交流ができたらいいなと思ってます。」
今後も活動を続け、様々な形で交流することを進めていくようだ。
そんなneko punchのようなチームが今後多くなってくれば、
今後のダーツの楽しみ方にも多様性が出てきそうだと筆者は思っている。
交流を楽しむ仲間
木所さんは取材の最後にこのように話してくれた。
「neko punchは何より「交流」を楽しむチームです。
どのお店にも話をしますが
交流戦はあくまで
きっかけの1つ。
うちのメンバーは各店舗に通ってる人達の集りなので
交流戦をやることで
うちのメンバーが
はじめてそのお店に行ったり
お客さんやスタッフと交流が持つことができます。
僕自身も
交流戦を通じて
そのお店のイメージが変わったり
苦手だった人と仲良くなったりすることもありました。」
交流戦で完結するわけではなく、
交流戦を通じて、店舗やそこにいるプレイヤーを知り、実際に仲良くなる。
交流戦が紡ぐ新たな繋がりが
ダーツの楽しみにより一層のスパイスを与えてくれているのかも知れない。
今回取材を受けてくださった木所啓一さんに感謝申し上げる。
WCDとしても今後、是非交流したいと筆者個人としては思っているところであり、今後のneko punchの活動を応援している。
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