パラリンピック

過日、とあるBarで シーズン2
過日、とあるBarで飲んでいたところ、そこへ居合わせた知人のぐんさん(某大学某部の陽気な監督さん)が「パラリンピックとオリンピック、もう一緒にしちゃえばいいよね」と言った。
事の発端は、パラ陸上男子1500mの上位四人のタイムが、リオ五輪優勝のタイムを上回った件だった。
レースの展開で勝敗が決まる競技故に斯様なタイム差が生まれたのだと思うが、もし仮に健常者と障がい者が同じレースを走った場合、それはやはり有利不利がいずこかに生まれてくるのではないか、という気がしていた。
そうとも限らないぜ、と、ぐんさんは言う。
高校生の時にレスリングをやっていたぐんさんは、とある大会で衝撃の光景を目撃した。
片足の膝から下のない選手が、当たり前のように健常者に混じって出場し、そこで優勝したというのだ。
レスリングは体重によって階級が別れており、体格的に重量級の選手だったとしても、片足がなければ、その分、軽量級に出場できる。
でも、片足がないって、どうしたって不利じゃない?
タックルを受けたらバランスを崩して転んでしまいそうだ。
ところが、その選手は上半身を怪物のように鍛え上げていて、仮にタックルをもらっても上半身の怪力でねじ伏せるように切ってしまうのだ、と。
そ、そういうパターンもあるのね……。
とはいえ、全ての競技がこれに当てはまるかというと、決してそうではない。
パラリンピックの競技においては出場者の障がいの種類も様々だし、他に色々と検証も必要だ。
ただ、酒の肴に最適な、ぐんさんのオモシロ話ではあった。
ダーツはどこへ向かうのか
ダーツには、車いすダーツという障がい者スポーツがある。
http://adapted-sports.com/dar…
ブルの高さが異なるようなので、なかなか普通のダーツバーで練習するというわけにはいかないけど、こちらの方がお酒の絡まない健全なスポーツとしてのダーツを追及できそうな気もする。
車いすバスケや車いすテニス、ウィールチェアラグビー等と並んで、車いすダーツが将来的にパラリンピックの競技になったとしてもなんらおかしくはない。
一方、普通のダーツについては……。
個人的なトンデモ論だが、公営競技(ギャンブル)を目指すってのはどうでしょう。
みんながベットできるようになれば、自分が選手じゃなくたって楽しいし、爆発的にダーツの知名度は上がる。
そしてダーツ選手は、競輪競艇選手やオートレーサー、競馬の騎手のようにスポーツ選手としての社会的地位も高まる。
しかし、ダーツ学校ができて、そこを卒業しないとダーツ選手になれない。
その学校はもうまったく酒を飲んでる場合じゃない厳しさで、全員丸刈り。
たまに世界でも活躍できる天才を輩出し、PDC選手もバッタンバッタンぶっ倒す!
すごい……。
ただね、そもそもどこをどうやって公営競技を目指していけばいいのかが全然わからない、ってのがネックです、この案。
エコロケーション(反響定位)
ぐんさんからのおまけ。
視覚障害を持つ人が、口から音を出して周囲の障害物を確認する方法があるらしいとの事。
調べた結果、イルカ等と同じでエコロケーションというらしい。
「ダーツボードに向かって音を出してさ、その反響でボード狙えるんだよ。すごくない?」と、ぐんさんが言った。
ぐんさん、確かにすごいけど、肝心のダーツの腕前のこと、忘れてるよ。
だって、ボードが見えてるのに狙い通りに刺さらない人もいるんだぜ(オレ)。